こんにちは!ミーミルメディア編集長のしげっちです。今日はパソコンやスマホで写真を扱う時によく見かける「JPG」と「JPEG」の違いについてお話ししたいと思います。皆さんも「あれ?どっちを選べばいいんだろう?」と迷った経験があるのではないでしょうか?
実はボクも長年パソコンを使っていながら、この違いについてはっきり理解していなかったんです。子どもたちに聞かれた時に「えーっと…」と言葉に詰まってしまったので、今回しっかり調べてみました!
JPGとJPEGは実は同じもの!
結論から言うと、JPGとJPEGは機能的に全く同じものです。違いは単に拡張子の表記だけなんです!
「えっ、そうだったの?」と驚いた方も多いのではないでしょうか。
両方とも「Joint Photographic Experts Group(ジョイント・フォトグラフィック・エキスパーツ・グループ)」という団体の名前に由来しています。この団体が1992年に画像圧縮の規格として定めたものなんですね。
なぜ2つの拡張子が存在するの?
では、なぜ同じものなのに「.jpg」と「.jpeg」という2つの拡張子が存在するのでしょうか?
その理由は1980年代に遡ります。当時普及していたMS-DOSというOSでは、ファイルの拡張子は3文字までという制限がありました。そのため、本来は「.jpeg」とすべきところを「.jpg」と短くする必要があったんです。
その後、Windowsなどの新しいOSでは拡張子の文字数制限がなくなりましたが、すでに「.jpg」が広く使われていたため、現在でも両方の拡張子が混在している状態なんですね。
ボクの息子も「パパ、どっちを使えばいいの?」と聞いてきましたが、実はどちらを使っても全く問題ないんです!
JPEGの特徴について知っておこう
せっかくなので、JPEGの特徴についても少しお話ししておきましょう。
1,677万色を表現できる高画質
JPEGは24ビットカラーで約1,677万色を表現できるフルカラー形式です。写真のような自然な色合いやグラデーションを美しく表現できるため、デジカメやスマホで撮影した写真はほとんどがJPEG形式で保存されています。
高い圧縮率が魅力
JPEGの大きな特徴は、画像を小さなサイズに圧縮できることです。例えば、同じ画像でもPNG形式と比べるとファイルサイズがグッと小さくなります。ウェブサイトで使う画像や、たくさんの写真を保存したい時に便利ですね!
注意点:非可逆圧縮である
ただし、JPEGには「非可逆圧縮」という特徴があります。これは一度圧縮すると元の画質には戻せないということ。何度も編集して保存を繰り返すと、少しずつ画質が劣化していきます。
ボクの娘が描いた絵をスキャンして保存する時、何度も編集して保存し直したら画質が落ちてしまった経験があります。気をつけないとですね!
どちらの拡張子を使うべき?
「.jpg」と「.jpeg」のどちらを使うべきか迷った場合は、「.jpg」を選ぶのがオススメです。現在でも「.jpg」の方が広く使われており、ほとんどの画像編集ソフトでもデフォルトで「.jpg」が使われています。
ただし、どちらを使っても機能的な違いはないので、好みで選んでも問題ありません。ファイル名を「photo.jpeg」から「photo.jpg」に変えても、ちゃんと同じ画像として開けますよ!
他の画像形式との違い
JPEGと他の主な画像形式との違いも簡単に紹介しておきましょう。
PNG(ピング)との違い
PNGはJPEGと違って「可逆圧縮」なので、画質を落とさずに圧縮できます。また、背景を透過させることもできるのが特徴です。ただし、ファイルサイズはJPEGより大きくなりがちです。
GIF(ジフ)との違い
GIFはアニメーション表示ができる形式として有名ですね。色数が最大256色と限られているため、シンプルなイラストやアニメーションに向いています。JPEGは1,677万色を表現できるので、写真などの複雑な画像に適しています。
PDF(ピーディーエフ)との違い
PDFは文書形式で、テキストや画像、フォントなどを含めたレイアウトをそのまま保存できます。JPEGは画像のみの形式なので、用途が異なります。
まとめ:JPGとJPEGの違いを理解しよう
今回のポイントをおさらいしましょう:
- JPGとJPEGは機能的に同じもの
- 拡張子の違いはMS-DOSの3文字制限が理由
- どちらを使っても問題ないが、一般的には「.jpg」が多く使われている
- JPEGは写真などの複雑な画像に適している
- 非可逆圧縮なので、何度も保存し直すと画質が劣化する
皆さんも写真を保存する時や、ウェブサイトに画像をアップロードする時の参考にしてくださいね!
最後に本日の名言をご紹介します:
「知識とは、自分が何かを知らないということを知ることから始まる」 – ソクラテス
今日も一つ賢くなりましたね!また次回のミーミルメディアでお会いしましょう!