こんにちは、皆さん!ミーミルメディア編集長のしげっちです。今日は健康志向の方々に大人気の「大麦」と「もち麦」について詳しくお話ししていきますね。スーパーの穀物コーナーで「大麦」「もち麦」「押し麦」が並んでいて、「どれを買えばいいの?」と悩んだ経験はありませんか?ボクも最初は違いがよく分からず、家族に何を買ってきたらいいか聞かれて困った記憶があります。そこで今回は、これらの違いをスッキリ解説していきますよ!
大麦ともち麦の基本的な関係
まず最初に押さえておきたいのが、「もち麦は大麦の一種」ということです。これ、意外と知られていないんですよね。大麦には、お米と同じように「うるち性」と「もち性」の2種類があります。そのうち「もち性」の大麦を「もち麦」と呼んでいるんです。
大麦はさらに穂の形状によって「二条大麦」と「六条大麦」に分けられます。二条大麦はビールや麦焼酎などの原料として使われることが多く、私たちが食べている「もち麦」や「押し麦」は主に六条大麦から作られています。
デンプン構造の違いが決め手
大麦ともち麦の最も大きな違いは、デンプンの構造にあります。デンプンには「アミロース」と「アミロペクチン」という2種類の成分があるんですが、この配合比率が食感を左右するんです。
もち麦はアミロペクチンが約95~98%を占めていて、アミロースは2~5%しか含まれていません。一方、うるち性の大麦(押し麦など)はアミロースが約20~30%含まれています。
アミロペクチンは粘りと弾力の元になる成分で、多いほどモチモチした食感になります。もち米が100%アミロペクチンなのに対し、もち麦も95%以上がアミロペクチンなので、名前の通りモチモチした食感を楽しめるんですよ。
押し麦ともち麦の違い
「押し麦」と「もち麦」の違いも気になりますよね。押し麦はうるち性の大麦をローラーなどで押しつぶして加工したものです。うるち性の大麦はそのままだと水を吸いにくく調理しづらいため、このように加工されています。
食感の違い
もち麦と押し麦を食べ比べると、食感の違いがハッキリ分かります。もち麦はモチっとした弾力があり、押し麦はふっくらとした食感が特徴です。
また、もち麦はアミロペクチンが多いため保水力が強く、冷めても美味しいという特徴があります。おにぎりやサラダに入れるなら、もち麦の方が向いているかもしれませんね。一方、ふっくらとした食感を楽しみたい方は押し麦がおすすめです。
加工方法の違い
加工方法にも違いがあります。どちらも大麦の硬い外皮を取り除き、蒸す工程までは同じですが、その後の処理が異なります。
もち麦は蒸した後、さらに綺麗に磨く作業がなされ、丸い形になるため「丸麦」とも呼ばれます。一方、押し麦は蒸した後にローラーで潰されるので「押し麦」と呼ばれるんです。押し麦は潰されることで吸水性が良くなり、やわらかい食感になります。
栄養価の違いと健康効果
栄養価については、もち麦の方が食物繊維や他の栄養素が多いと言われることがありますが、これは販売メーカーによっても異なります。購入する際は、パッケージの栄養成分表示をチェックするのがおすすめです。
ただし、大麦(もち麦・押し麦)の栄養価が白米より優れていることは間違いありません。特に食物繊維が豊富で、白米の約24倍も含まれています!
食物繊維の種類と効果
大麦に含まれる食物繊維には、水溶性と不溶性の両方があります。水溶性食物繊維は水に溶けて粘性のあるゲル状になり、血糖値の急上昇を抑えたり、コレステロール値を下げる効果があります。不溶性食物繊維は水に溶けず、腸内の老廃物を吸着して排出を促進する働きがあります。
もち麦は特に水溶性食物繊維が豊富で、腸内環境を整えるのに役立ちます。毎日の食事に取り入れることで、健康維持に大きく貢献してくれますよ。
日常の食事への取り入れ方
大麦やもち麦を日常の食事に取り入れるのは簡単です。白米に10~30%程度混ぜて炊くだけで、食物繊維たっぷりの麦ごはんの完成です!最初は少量から始めて、徐々に量を増やしていくと良いでしょう。
また、サラダに混ぜたり、スープに入れたり、リゾット風にアレンジしたりと、アイデア次第で様々な料理に活用できます。ボクの家では子どもたちも喜んで食べていますよ。特に娘は「プチプチした食感が好き!」と言って、自分からおかわりするほどです。
おすすめの食べ方
麦ごはんに山芋のとろろをかけて食べる方法は、理にかなった食べ方なんですよ。山芋にはアミラーゼというデンプンを消化する酵素が豊富に含まれているので、大麦の消化を助けてくれます。すりおろした生の山芋をかけることで、より効果的に消化を促進できるんです。
まとめ:あなたに合った麦を選ぼう
大麦ともち麦の違いについて理解できましたか?もち麦は大麦の一種で、特にアミロペクチンが多く含まれ、モチモチとした食感が特徴です。押し麦はうるち性の大麦を加工したもので、ふっくらとした食感を楽しめます。
どちらも栄養価が高く、食物繊維が豊富なので、健康維持に役立ちます。ご自身の好みの食感や用途に合わせて選んでみてくださいね。
最初は白米に少量混ぜるところから始めて、徐々に量を増やしていくのがおすすめです。ギュウギュウ詰めの毎日を送る皆さんの健康維持に、ぜひ大麦やもち麦を取り入れてみてください!
「健康とは、単に病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいう。」 – 世界保健機関(WHO)
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!皆さんの健康的な食生活を応援しています!