こんにちは、皆さん！ミーミルメディア編集長のしげっちです。今日はボクが大好きなお菓子の話題をお届けします。クッキーとビスケット、どちらも美味しいけど、実は明確な違いがあるって知ってましたか？「あれ？この違い、説明できない…」という方も多いはず。今回はそんな身近なお菓子の違いについて、ちょっと細かいところまで調べてみました！
クッキーとビスケットの定義、実は日本独自のものだった！
まず驚きなのが、日本では「クッキー」と「ビスケット」の違いが明確に定義されているということ。実は糖分と脂肪分が全体の40％以上を占めていて見た目が手作り風なものがクッキー、糖分と脂肪分が全体の40％未満のものがビスケットなんです。
「えっ！そんな細かい基準があったの？」と思った方も多いのではないでしょうか。ボクも正直、ビックリしました！この基準は日本独自のもので、1971年に制定された「ビスケット類の表示に関する公正競争規約及び同施行規則」で明確に定められているんですよ。
つまり日本では、クッキーはビスケット類の一種として位置づけられているんです。ビスケットの中でも、特に糖分と脂肪分が多くて、手作り風の見た目をしているものだけが「クッキー」として販売できるというわけです。
発祥の国によって全然違う！クッキーとビスケットの起源
クッキーはアメリカから伝わったお菓子
クッキーはアメリカ発祥の焼き菓子です。語源はオランダ語の「koekje（クーキェ）」で、「小さな焼き菓子」という意味。アメリカでは小麦粉を使った焼き菓子は基本的に全部「クッキー」と呼ばれているんですよ。
ビスケットはイギリス発祥の保存食だった
一方、ビスケットはイギリス発祥。もともとは航海や遠征の際の保存食として作られていたんです。語源はラテン語の「bis coctus（ビス・コウトゥス）」で、「2度焼かれたもの」という意味。日持ちを良くするために2度焼きしたパンが起源なんですね。現代に近いビスケットが作られるようになったのは16世紀頃からだそうです。
国によって呼び方が全然違う！世界のクッキー・ビスケット事情
面白いのは、国によって「クッキー」と「ビスケット」の呼び方がまったく違うこと！
アメリカの場合
アメリカでは焼き菓子全般を「クッキー」と呼びます。日本でいうクッキーもビスケットも、すべて「クッキー」なんです。ちなみにアメリカで「ビスケット」というと、スコーンに似た、パンに近い焼き菓子のことを指すので、日本人が思い浮かべるものとはまったく違います。
イギリスの場合
イギリスでは逆に、焼き菓子全般を「ビスケット」と呼びます。「クッキー」という言葉はほとんど使われないんです。ただ最近では、チョコチップが入ったしっとりタイプのものは「クッキー」と呼ばれることも増えてきているようですよ。
その他の国々
フランスでは「ビスキュイ」、ドイツでは「ビスキュイート」と呼ばれています。国によって呼び方が違うので、海外旅行の際には注意が必要かもしれませんね！
クッキーとビスケットの見分け方
「じゃあ、お店で見かけたとき、どうやって見分ければいいの？」という疑問が湧いてきますよね。
日本では、シンプルに「見た目が手作り風かどうか」で見分けられます。ビスケットは元々携帯食として日本に伝わってきたこともあり、機械生産の安価なイメージ。一方、クッキーは手作りの高級品というイメージが定着していました。
今ではどちらも手に入りやすいポピュラーなお菓子になりましたが、日本で広く知られるようになった当時のイメージが、見分けるポイントになっているんですね。
カロリーも違う！クッキーとビスケットの栄養価
お菓子を選ぶ際、気になるのがカロリー。クッキーとビスケットでは、カロリーにも違いがあります。
クッキー（ソフトビスケット）は100gあたり512kcal、ビスケット（ハードビスケット）は100gあたり422kcalとなっています。クッキーの方が砂糖や脂肪分が多く含まれるため、カロリーも高くなっているんですね。
カロリーを抑えたい場合は、ハードビスケットタイプを選ぶといいでしょう。でも、どちらもカロリーが高めの食べ物なので、食べる量には注意が必要です！
サブレやクラッカーとの違いは？
「じゃあ、サブレやクラッカーはどうなの？」と気になる方もいるでしょう。
サブレはフランス発祥の焼き菓子で、ショートニングやバターが多く使われるため、サクサクとした軽い食感が特徴です。フランス語で「砂」を意味する「sable（サブル）」が語源になっています。
クラッカーは薄くて軽いビスケットの一種。イーストを使用して発酵させて作られ、無糖で脂肪分が少なく、軽い塩味とサクサクとした食感が特徴です。焼いている最中に爆竹のような音を出すことから「クラック＝砕ける」という表現でクラッカーと名づけられたんですよ。
ちなみにクラッカーに似ている「プレッツェル」は、強力粉を主原料にした生地をアルカリ性の湯に通してつやを出したものです。
まとめ：クッキーとビスケットの違いを知って、ちょっぴり自慢しよう！
いかがでしたか？クッキーとビスケットの違い、意外と奥が深いですよね。
日本では糖分と脂肪分の含有量と見た目で区別されていますが、国によって呼び方も定義も異なります。こういった知識は、ティータイムの話題づくりにピッタリ！友達や家族と一緒にお菓子を食べながら、「実はクッキーとビスケットには明確な違いがあるんだよ」と披露してみてはいかがでしょうか。
ボクの子どもたちにこの話をしたら、「パパ、そんなこと知ってるの？」とちょっと驚かれました（笑）。細かいことが気になる性格のボクとしては、こういう豆知識を知るとスッキリします！
「知識は力なり」―フランシス・ベーコン
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。明日も素敵な一日になりますように！
