こんにちは!ミーミルメディア編集長のしげっちです。春の陽気が心地よい季節になってきましたね。皆さんは神社やお寺に参拝に行くことはありますか?
実は、ボクの家族は初詣には必ず神社に行くんですが、子どもたちからよく「お寺と神社って何が違うの?」と質問されるんです。そこで今回は、日本人なら知っておきたいお寺と神社の違いについて、わかりやすく解説していきたいと思います!
お寺と神社の基本的な違い
まず最初に、お寺と神社の一番大きな違いは「信仰している宗教」です。
お寺は「仏教」の施設で、インドで生まれた釈迦(お釈迦様)を開祖とする宗教の場所です。中国を経由して日本に伝わってきた外来宗教なんですね。
一方、神社は日本古来の「神道」の施設で、自然や人、物や土地といったあらゆる存在を神として崇拝する「八百万(やおよろず)の神」という考え方が基本になっています。
つまり、簡単に言うと「お寺=仏教」「神社=神道」という覚え方でOKなんです!
見た目でわかる違いポイント
「遠くから見て、お寺か神社か見分けるにはどうしたらいいの?」という疑問にお答えします。
入口の違い
お寺の入口には「山門」があります。立派な門構えで、両脇に怖い顔をした「仁王像」が置かれていることが多いですね。
神社の入口には「鳥居」があります。あの特徴的な赤い門は、神様の世界と人間の世界を区切る結界の役割をしているんですよ。
建物の特徴
お寺の建物は「伽藍(がらん)」と「僧房」に分かれています。伽藍は仏像などを祀る場所、僧房はお坊さんが住む場所です。屋根は瓦葺きが多く、装飾が施された重厚感のある造りになっていることが特徴です。
神社の建物はシンプルな構造で、鳥居をくぐった先に「参道」があり、その脇に手を清める「手水舎(ちょうずや)」があって、奥に神様が祀られている「本殿」があります。屋根は茅(かや)、檜(ひわだ)、柿(こけら)など自然由来の材料で作られていることが多いです。
祀られているもの
お寺には「仏像」が祀られています。金色に輝く大きな仏様の像を見たことがある方も多いのではないでしょうか。多くの場合、お寺の仏像は一般の人でも見ることができます。
神社には「御神体」が祀られていますが、一般的には外から見えないところに安置されています。神様は目に見えない存在として崇められているんですね。
お参りの仕方も全然違う!
お寺と神社では、お参りの作法も異なります。間違えないように覚えておきましょう!
お寺での参拝方法
1. 山門で一礼してから門をくぐる 2. 手水舎があれば手と口を清める 3. ろうそくや線香があれば献灯と献香をする 4. 本堂に進み、軽く一礼してお賽銭を入れる 5. 鰐口(わにぐち)があれば鳴らす 6. 拍手はせずに合掌(両手を合わせる)して祈る 7. 再び一礼する 8. 帰るときも山門で本堂に向かって一礼する
神社での参拝方法
1. 鳥居の前で一礼してからくぐる(参道は端を歩く) 2. 手水舎で手と口を清める 3. 拝殿に進みお賽銭を入れる 4. 鈴があれば鳴らす 5. 「二礼二拍手一礼」(二回礼→二回拍手→一回礼)で参拝 6. 帰るときは鳥居の前で本殿に向かって一礼する
ポイントは、お寺では「拍手をしない」こと、神社では「二礼二拍手一礼」をすることです。これを間違えると、ちょっと恥ずかしいかも…!
お寺と神社のお参りの目的も違う
お寺と神社では、お参りする目的も異なります。
お寺は、本来は死後に極楽浄土へ行けるようにお祈りし、現世の幸福のために自分自身が精進することを誓う場所です。現在ではご利益祈願が主になってきていますが、お寺を参拝する際はお経を念じて無心になることが大切とされています。
神社は、神様が住まう場所であり、本来は神様に感謝を伝え畏敬の念を表す場所です。自分の利益や幸福などをお願いするというより、平穏な幸福に感謝し祈願することが本来の趣旨なんですよ。
お寺と神社に勤める人も違う
お寺に勤める人は「僧侶(そうりょ)」や「お坊さん」と呼ばれ、お経をあげたり修行をしたりします。また、葬儀やお寺・墓地の管理も行います。
神社に勤める人は「神職(しんしょく)」または「神主(かんぬし)」と呼ばれ、神社で行われる祭事や社務、祈祷などを担当します。神社でよく見かける「巫女(みこ)」さんは、神職を補佐する役割を担っています。
御朱印の違いも知っておこう
最近人気の御朱印集めをしている方も多いと思いますが、お寺と神社では御朱印の形式も異なります。
お寺の御朱印は、一般的に3か所に朱印が押されます。
一方、神社の御朱印は、神社名が中央に記され、その上に朱印が押印されるのが一般的です。神社の場合は名前の上の朱印以外は比較的自由な形式になっています。
まとめ:お寺と神社の違いを知って正しく参拝しよう
いかがでしたか?お寺と神社の違いについて理解が深まったでしょうか。
ボクも子どもたちに説明するときは「お寺には仏像があって、神社には鳥居がある」という簡単な見分け方から教えています。参拝方法も違うので、間違えないように気をつけたいですね。
日本の文化や歴史を知る上でも、お寺と神社の違いを知っておくことは大切です。次回参拝するときは、今回学んだことを思い出して、正しい作法でお参りしてみてくださいね!
本日の名言として、こちらを皆さんにお届けします。
「学ぶことによって日々、自分自身を啓発していくのだ」 – マハトマ・ガンジー
皆さんも日本の文化について学び、自分自身を啓発していきましょう!それではまた次回の記事でお会いしましょう!