こんにちは、『ミーミルメディア』編集長のしげっちです。
今回は、「父さんでーすw」という件名で届いたメールについて取り上げます。一見すると家族からのメールに見えますが、内容をよく読むと首をかしげたくなる部分がいくつもあります。
短縮URLやクーポンコードが含まれており、迷惑メールやフィッシング詐欺の手口と共通する特徴が見られます。ボクなりの視点で、落ち着いてチェックしていきましょう♪
届いたメールの概要
今回紹介するメールの件名は「父さんでーすw」という、いかにも家族からのメッセージを思わせる内容でした。
本文は、近況を伝えるような砕けた文体で書かれており、読んだ瞬間は「あ、知り合いかな?」と思ってしまいそうな雰囲気があります。ところが、その後に短縮URLと、割引金額・有効期限付きのクーポンコードがセットで記載されていました。
短縮URLとは、長いURLを短く変換したリンクのことです。リンク先が分かりにくくなるため、フィッシング詐欺の手口としてよく使われます。
メール本文に書かれていた内容
今回届いたメールでは、家族の近況を思わせるフランクな文章のあとに、次のような情報が続いていました。
- 本文の冒頭に短縮URLが貼られていた
- クーポンコードが記載されていた
- 5,000円分の割引金額が明記されていた
- 有効期限は数日以内に設定されていた
本文はやさしい雰囲気の文体でしたが、肝心の「何のサービスのクーポンなのか」が明記されていません。これがまず引っかかるポイントです。
怪しいと感じるポイントはここ!
このメールには、迷惑メールやフィッシング詐欺によく見られる特徴がいくつか重なっています。
- 件名が家族を装った親しみやすい文体
- 本文に短縮URLが含まれている
- クーポンのサービス名が書かれていない
- 有効期限が短く、急かすような設定
- 送信者が本当に父親かどうか確認できない
特に「短縮URL+クーポン」の組み合わせは、フィッシングメールでよく使われる手口です。「お得なクーポンがあるからURLを開いてね」と誘導し、偽サイトへ飛ばしてIDや個人情報を入力させるパターンが多く報告されています。
また、家族や知人を装った件名でメールを送り、警戒心を下げてからリンクを踏ませる手口も確認されています。親しみやすい文体ほど、一度立ち止まって確認したいですね。
リンクを押す前に確認したいこと
メール内のリンクやボタンは押さないことがまず大切です。特に短縮URLは、クリックするまでリンク先が分からないため要注意です。
今回のメールに不安を感じたら、次のことを確認してみてください。
- 実際に父親(もしくは送信元の人)から送ったか確認する
- 送信元メールアドレスが不審でないか見る
- クーポンのサービス名が記載されているか確認する
- 短縮URLは展開ツールで確認してからアクセスする
送信元アドレスは、表示名が「お父さん」でも、実際のアドレスが全然知らない文字列ということがあります。PCの場合はアドレスにカーソルを乗せるだけで確認できますよ。
本物か不安なときの確認方法
クーポンが本物かどうか確認したい場合は、公式アプリや公式サイトから直接確認するのが一番安全です。
クーポンのサービス名がメールに書かれていない場合は、そもそも何のクーポンなのかが分からないため、リンクを踏む必要はありません。もし「どこかのサービスで使えるかも」と思ったとしても、公式アプリや公式サイトのクーポン欄から入力して確認するのが正解です。
- 短縮URLを確認したい場合
-
「URL展開ツール」で検索すると、リンク先を確認できるサービスがあります
- クーポンを確認したい場合
-
使いたいサービスの公式アプリやサイトのクーポン欄で直接入力して確認する
- 送信者が本当に家族か確認したい場合
-
電話やLINEなど別の手段で直接聞いてみるのが確実です
ボクなら、まず電話で「さっきメール送った?」と確認します。それだけで本物かどうかハッキリしますからね。
しげっち怪しいと思ったら、まず家族に電話一本かけてみよう
クリックしてしまった場合の対処法
もし短縮URLをタップ・クリックしてしまっても、過度に心配しなくて大丈夫です。ただし、次の対処を落ち着いて確認しましょう。
- リンクを開いただけならまずブラウザを閉じる
- IDやパスワードを入力した場合は公式サイトから変更する
- クレジットカード情報を入力した場合はカード会社へ連絡する
- 同じパスワードを使い回している場合は他のサービスも変更する
- 不審なアプリを入れた場合は端末の設定から確認・削除する
「見ただけ」「タップしただけ」という段階なら、多くの場合は情報が漏れることはありません。ただし、何か入力してしまった場合はすぐに行動することが大切です。
不安なときは、消費者ホットライン(188)や、フィッシング対策協議会のサイトに相談窓口の案内があります。一人で抱え込まず、気軽に相談してみてください。
不安なときほど公式画面で確認を
「父さんでーすw」という件名のメールは、家族を装った親しみやすさで警戒心を下げ、短縮URLとクーポンへ誘導する手口の可能性があります。
クーポンの有効期限が迫っていると「急がなきゃ!」と焦ってしまいがちですが、焦る内容ほど一度立ち止まることが大切です。急かすような設定は、焦らせてリンクを踏ませる手口のひとつでもあります。
まず送信者に直接確認する、クーポンは公式アプリで入力する、この2ステップさえ守れば、多くのリスクを回避できます。「案ずるより産むが易し」とはいいますが、メールのリンクに関しては、押す前の一確認が何よりの安心につながりますよ♪











