こんにちは！ミーミルメディア編集長のしげっちです。今日は皆さんも一度は疑問に思ったことがあるんじゃないかな？「鮭」の読み方、「さけ」と「しゃけ」どっちが正しいの？という素朴な疑問について徹底調査してみました。
実は、ボクも長年この疑問を抱えていて、子どもたちに「お父さん、正しいのはどっち？」と聞かれるたびに「うーん、どっちだろうね～」とごまかしてきた過去があります（笑）。今日はこの謎をスッキリ解決しましょう！
「さけ」と「しゃけ」はどちらも正解だった！
結論から言うと、「さけ」も「しゃけ」も、どちらも正しい呼び方なんです！
広辞苑などの国語辞典では「鮭」の読み方は「サケ」と記載されていますが、「シャケ」という読み方も間違いではないとされています。つまり、どちらで呼んでも問題ないんですね。
ボクの周りでも「さけ派」と「しゃけ派」がほぼ半々に分かれていて、家族内でも意見が分かれることがあります。うちの高校生の息子は「さけ」派、小学生の娘は「しゃけ」派で、夕食時に「しゃけの塩焼き美味しい！」「それはさけだよ」なんて会話が繰り広げられることも。皆さんのご家庭ではどうですか？
なぜ2つの呼び方があるの？その由来
では、なぜ同じ魚に2つの呼び方があるのでしょうか？いくつかの説があるので紹介します。
アイヌ語由来説
「鮭（サケ・シャケ）」の語源については諸説ありますが、アイヌ語が語源とする説が有力と言われています。アイヌ語には「サクイベ」や「シャケンベ」という言葉があり、これらは鱒（マス）を意味する言葉だったそうです。この言葉が転じて「シャケ」という呼び方になったという説があります。
訛り・方言説
江戸時代に「さ行」をうまく発音できない人々が「サケ」を訛って「シャケ」と読むようになったという説もあります。ただし、「シャケ」と呼ぶのは江戸（関東）だけでなく、近畿地方や九州地方にも広がっているので、単純な方言とは言い切れないようです。
埼玉、千葉、神奈川、山梨、静岡、神戸、和歌山県、広島県などでは「シャケ」と呼ぶ傾向があるようです。皆さんの地域ではどちらが主流ですか？
調理前後での使い分け説
面白いのが、調理前と調理後で呼び分けるという説です。生きている鮭や調理前のものを「サケ」、調理後や加工されたものを「シャケ」と呼ぶという使い分け方をしている人もいます。
例えば、「サケが川を上る」「サケの切り身を買ってきた」と言い、「シャケの塩焼き」「シャケおにぎり」というように使い分けるわけです。ボクの妻もこの使い分けをしていて、「生のときはサケ、食べるときはシャケよ」と言い切っています。
プロフェッショナルたちの見解
各分野の専門家たちは「さけ」と「しゃけ」をどう捉えているのでしょうか？
水族館の専門家の見解
鮭の漁獲量が全国1位の北海道にある千歳水族館の館長さんによると、図鑑などに記載されている標準和名として「サケ」を使用しているそうです。他の水族館でも同様に、生物学的な観点から「サケ」という呼び方を採用しているケースが多いようです。
水産業者の使い分け
実際に魚を扱う水産業者の中には、泳いでいる状態の魚は「サケ」、加工されたものは「シャケ」と使い分けている方もいます。これは先ほどの調理前後での使い分け説に近いですね。
アナウンサーの見解
言葉のプロであるアナウンサーの中には、生物学的には「サケ」、食事の場面では「シャケ」も使うという方もいます。結局のところ、どちらの呼び方も間違いではないというのが専門家の見解のようです。
日常生活での使い分けのヒント
では、私たちの日常生活ではどう使い分ければいいのでしょうか？
実は、「酒（さけ）」と区別するために「シャケ」と呼ぶようになったという説もあります。例えば、「さけ持ってきて！」と言われたとき、お酒なのか鮭なのか紛らわしいですよね。そんな時に「しゃけ」と言えば、明確に鮭を指すことができます。
ボクの個人的な使い分けとしては、魚そのものを指すときは「サケ」、料理の名前や食材として言うときは「シャケ」と使い分けることが多いです。例えば「サケは栄養価が高い魚だね」「今日の夕食はシャケの塩焼きだよ」といった具合です。
まとめ：どちらも正解、好きな方を使おう！
長年の謎だった「さけ」と「しゃけ」の違いですが、調査の結果、どちらも正しい呼び方であることが分かりました。標準語としては「サケ」が正式とされていますが、「シャケ」も広く使われており、間違いではありません。
使い分けについてはさまざまな説がありますが、絶対的なルールはないようです。自分の好きな呼び方や、状況に応じた使い分けをすればOKということですね！
皆さんは普段どちらの呼び方をしていますか？ぜひ家族や友人と「さけ」「しゃけ」論争を楽しんでみてください。そして、もし「どっちが正しいの？」と聞かれたら、「どちらも正解だよ」と胸を張って答えられますね！
「小さな違いに気づくことは、大きな発見への第一歩である」 – アイザック・アシモフ
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます！明日もステキな一日になりますように！
