こんにちは!ミーミルメディア編集長のしげっちです。今日は皆さんの食卓に欠かせない「小麦と大麦」について、その違いを徹底解説していきます。「大麦だから粒が大きいの?」「なんで小麦でパンを作って大麦で麦ごはんを作るの?」そんな素朴な疑問にお答えします!
実は小麦と大麦、名前の「大」「小」は粒の大きさとは全く関係ないんですよ。ビックリですよね?ではどんな違いがあるのか、一緒に見ていきましょう!
小麦と大麦の名前の由来
まず気になるのは名前の由来ですよね。「大麦」と「小麦」という名前を聞くと、粒の大きさで区別されていると思いがちですが、実はそうではありません。
名前の由来には諸説あり、一説によると大麦の葉は小麦よりやや短いものの幅が広く、発芽したての段階では大麦のほうが大柄に見えるため、「大麦」「小麦」の呼名がついたとも言われています。
また別の説では、昔の日本では大麦の方が重要視されていたため「大」がつき、小麦は比較的あとから普及したため「小」がついたという説もあります。江戸時代には小麦がある程度流通していたことが分かっていますが、大麦の方が加工が簡単で日本の食生活に欠かせなかったんですね。
つまり「大」「小」は重要度を表していたんです!
見た目の違い
小麦と大麦の見た目の違いは、穂から出ているひげのような突起の「禾(芒/のぎ)」に現れています。禾が長く穂よりも上に出ているものが大麦、短くて不揃いなのが小麦と言われています。
ただし、品種によっては大麦でも禾が短いものもあるため、確実な見分け方としては、穂の子実(実のこと)が上から見て対角線上に並んでいるのが大麦だと覚えておくといいでしょう。小麦は実の並び方が雑然としており揃っていません。
成分と特徴の違い
小麦と大麦は栄養成分がよく似ていますが、決定的な違いがあります。それは含まれるタンパク質の種類です!
小麦のタンパク質
小麦には「グリアジン」と「グルテニン」というタンパク質が含まれています。この2つが水を加えてこねることで結合し、「グルテン」という粘り気のある物質になります。このグルテンがパンをふんわり膨らませたり、麺にコシを出したりする役割を果たしているんです。
大麦のタンパク質
一方、大麦に含まれるのは「ホルデイン」というタンパク質。こちらは粘り気はありませんが、吸水性に優れているのが特徴です。そのため、ご飯と一緒に炊いてもふっくらとおいしく仕上がるんですね。
この違いがあるため、小麦でパンや麺を作り、大麦で麦ごはんを作るという使い分けが生まれました。
実験:入れ替えたらどうなる?
では、小麦で麦ごはんを作り、大麦でパンを焼くとどうなるのでしょうか?ある実験では、大麦パンは硬くてひび割れを起こしてしまい、小麦ごはんはパサパサでおいしくなかったそうです。
これは先ほど説明したタンパク質の違いが原因です。小麦のグルテンは炊飯には向かず、大麦のホルデインはパン作りには不向きなんですね。
ただし、現在は大麦の製粉技術や加工方法の研究が進み、グルテンの違いを乗り越えて大麦でもおいしいパンや麺が作れるようになってきています。技術の進歩ってスゴイですね!
栄養価の比較
小麦と大麦のエネルギーやたんぱく質、脂質、糖質には大きな差はありませんが、食物繊維の含有量には大きな違いがあります。
大麦は食物繊維が豊富で、100gあたり約12.2gも含まれています。一方、小麦粉は100gあたり約2.5gしか含まれていません。大麦の方が約5倍も食物繊維が多いんです!
この食物繊維の豊富さが、大麦が健康食品として注目されている理由の一つですね。
世界での生産量
現在の世界での生産量を比較すると、小麦が圧倒的に多く、毎年約6億トンが生産されています。一方、大麦はその1/4の約1億5000万トン程度にとどまっています。
小麦はパン、うどんなどの麺類、ケーキ・ビスケットなど私たちの身近な食品の原料として広く使われています。大麦の用途はビール、焼酎、味噌、家畜の飼料などで、直接私たちの目に触れることが少ないのが現状です。
大麦と小麦の用途
それぞれの主な用途をまとめてみましょう。
大麦の主な用途
- 麦ごはん
- 味噌
- 醤油
- ビール
- 麦茶
小麦の主な用途
- パン
- パスタ
- うどん
- ケーキ
- ビスケット
このように、私たちの食生活には小麦も大麦も欠かせない存在なんですね!
小麦アレルギーと大麦の関係
小麦アレルギーの原因物質はグルテンですが、大麦のタンパク質ホルデインと非常によく似た分子構造をしています。そのため、稀に大麦でもアレルギー反応を起こしてしまうことがあります。小麦アレルギーがある方は、大麦を食べる際にも注意が必要です。
まとめ:小麦と大麦、それぞれの魅力
小麦と大麦、どちらも私たちの食生活に欠かせない穀物ですが、含まれるタンパク質の違いから用途が大きく異なります。小麦はグルテンの力でパンや麺に適し、大麦は吸水性を活かして麦ごはんに向いています。
また、大麦は食物繊維が豊富で健康面でも注目されています。皆さんも小麦と大麦、それぞれの特徴を理解して、上手に食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?
ボクも今日の夕食は麦ごはんにしようかな♪ 子どもたちも喜んで食べてくれるし、食物繊維もたっぷり摂れて一石二鳥ですからね!
本日の名言をご紹介して締めくくります。
「知識があれば、選択肢が増える。選択肢が増えれば、人生が豊かになる。」 – 松下幸之助
皆さん、食の知識を深めて、より豊かな食生活を楽しみましょう!