ブログを更新しました

内定と内々定の違いって何?法的効力から見る重要な差異

こんにちは!ミーミルメディア編集長のしげっちです。今日は就活生の皆さんにとって超重要な「内定」と「内々定」の違いについてお話ししたいと思います。この2つ、なんとなく似ているけど何が違うの?と思っている方も多いのではないでしょうか?ボクも子どもが就活する年齢になってきて、改めて調べてみたら「へぇ〜!そうだったのか!」と驚くことがたくさんありました。

皆さんは内定をもらったら嬉しいですよね?でも内々定と言われたらどうでしょう?「なんか本命じゃないのかな…」なんて不安になったりしませんか?実はそんな心配は無用!今日はそんな疑問をスッキリ解決していきますよ♪

\ え!?まだ買ってないんですか? /

目次

内定と内々定の基本的な違い

まず押さえておきたいのが、内定と内々定の決定的な違いです。一言でいうと、内定は正式な労働契約が成立している状態、内々定はまだ労働契約が成立していない状態なんです。

内定は「始期付解約権留保付労働契約」という少し難しい言葉で表現されます。これは最高裁の判例(昭和54年7月20日判決)でも認められていて、内定の時点で労働契約が成立しているということなんです。「始期付」というのは、契約成立日と契約開始日が別になっているという意味で、「解約権留保付」というのは、企業側が内定を取り消す権限を持っているという意味です。

一方、内々定は企業が採用の意思を通知しただけの状態。まだ学生さんも正式に入社を承諾していない段階なので、労働契約は成立していないんですね。

なぜ内々定という制度があるの?

「そもそもなんで内々定なんてややこしいものがあるの?」と思いますよね。実はこれ、新卒採用の仕組みに関係しているんです。

政府の要請により、企業は卒業・修了年度の10月1日以降でないと正式な内定通知を出せないというルールがあります。でも企業としては、優秀な学生を早く確保したい!そこで生まれたのが「内々定」という制度なんです。

つまり、「10月1日になったら正式に内定を出しますよ〜」という約束を、それより前に伝えるためのものなんですね。特に大手企業は早い時期(3〜5月頃)から内々定を出すケースも多いようです。

内々定と内定の法的な違い

ここからが本当に大事なポイントです。内定と内々定では法的な効力が全然違います!

内定は労働契約が成立しているので、企業側が内定を取り消すのは「解雇」と同じ扱いになります。つまり、よほどの理由がないと内定取り消しはできないんです。

一方、内々定は法的な拘束力がないので、企業側も学生側も比較的自由に取り消しや辞退ができます。口頭で伝えられるケースが多く、口約束に相当するものなんです。

ただし!内々定にも一定の法的保護はあります。過去には内々定の取り消しを不当として、損害賠償請求が認められた事例もあるんですよ。

内々定から内定までの流れ

では実際に、内々定から内定までどんな流れになるのでしょうか?

  1. 内々定の通知(6月1日以降が多い)
  2. 内々定のお礼と承諾の意思表示
  3. 内定通知書の交付(10月1日以降)
  4. 内定承諾書の提出

内々定をもらったら、まずは採用担当者にお礼の連絡をしましょう。選んでもらったことへの感謝と、内々定を受ける意思を伝えます。返事のタイミングは、すぐに返事ができない場合は保留したい旨を伝えても大丈夫です。ただし、保留期間は3日〜1週間程度が一般的なので、あまり長く待たせないようにしましょうね。

そして10月1日以降に内定通知書が交付され、それに対して内定承諾書を提出することで正式に内定者となります。

内々定・内定が取り消されるケース

「内々定をもらったけど、取り消されることってあるの?」という不安を持つ方も多いと思います。実際にどんなケースで取り消しになる可能性があるのでしょうか?

企業側の理由による取り消し

企業側の理由としては、主に以下のようなケースが考えられます:

  • 企業の業績が著しく悪化した場合
  • 会社が倒産・廃業する場合

特に経済危機の際には内定取り消しが相次ぐことがあります。例えば2008年のリーマンショックの時には、多くの内定者・内々定者が取り消しを経験しました。

内々定者側の理由による取り消し

内々定者側の問題による取り消しとしては:

  • 刑事罰を受けたり、社会モラルに反した行動をとった場合
  • SNSでの不適切な投稿が発覚した場合
  • 学歴・資格・スキルなどを詐称していた場合
  • 病気やケガで働けなくなった場合
  • 新卒者が留年してしまった場合

特に近年はSNSでの発言が原因で内々定取り消しになるケースも増えています。就活中はSNSの使い方にも気をつけたいですね!

内々定・内定が取り消された場合の対処法

もし万が一、内々定や内定が取り消されてしまった場合はどうすればいいのでしょうか?

まず、内定取り消しの場合は、厚生労働省の総合労働相談コーナーに相談するという方法があります。内定には法的効力があるので、不当な取り消しであれば救済される可能性があります。

内々定取り消しの場合も、納得できない場合は同様に相談してみるのも一つの方法です。法的効力はないとされていますが、前述のように損害賠償が認められたケースもあります。

ただ、何より大切なのは前向きな気持ちで次のステップに進むことです。内々定を一方的に破棄するような企業は、体質に問題があったり、何らかのトラブルを抱えていたりする可能性もあります。「もっと良い企業があるはず!」とポジティブに考えて、就職活動を続けましょう。

内々定・内定を受けた後の注意点

内々定や内定をもらったら、以下の点に注意しましょう:

  1. 内々定をもらっても油断せず、他社の選考も並行して受け続ける
  2. 内々定・内定の返事は早めにする(特に辞退する場合は早めに伝える)
  3. 内定通知書や労働条件をしっかり確認する
  4. 中途採用の場合、内定が出るまで現職を辞めない

特に中途採用の方は要注意!内々定の段階で現職を辞めてしまうと、万が一内々定が取り消された場合に無職になってしまう可能性があります。必ず内定が確定してから退職の準備を始めましょう。

まとめ:内定と内々定の違いを理解して賢く就活しよう!

いかがでしたか?内定と内々定の違いについて理解できましたでしょうか?

もう一度おさらいすると:

  • 内定:労働契約が成立している状態(法的拘束力あり)
  • 内々定:労働契約はまだ成立していない状態(法的拘束力は弱い)

内々定をもらったら喜びつつも、正式な内定までは気を抜かないようにしましょう。そして内定をもらったら、しっかりと条件を確認した上で承諾するかどうかを決めることが大切です。

就活は長い道のりですが、一つ一つのステップを確実に進んでいけば、必ず良い結果につながります。皆さんの就活が実りあるものになることを心から願っています!

本日の名言をご紹介して締めくくりたいと思います。

「人生において重要なのは、どれだけ多くの嵐に遭遇したかではなく、どれだけ多くの虹を見つけたかだ」 – ウィリス・ホワイティング

就活も同じですね。困難があっても、その先にある虹を見つける気持ちで頑張りましょう!

\ あ!?あの商品が急上昇してる!! /

注目記事

よかったらシェアしてね!
目次