こんにちは!ミーミルメディア編集長のしげっちです。今日は皆さんと一緒に「自立」と「自律」という、よく似た言葉について考えてみたいと思います。この2つ、似ているようで実は大きく異なる概念なんですよね。子どもの教育や自己成長を考える上でも重要なキーワードになりますので、ぜひ最後まで読んでいただければと思います!
自立と自律の基本的な違い
まず、この2つの言葉の基本的な意味の違いからスッキリ整理していきましょう。
自立とは、「他者の助けを必要とせず、独り立ちすること」を意味します。例えば「経済的に自立する」「親元を離れて自立する」といった使い方をしますよね。つまり、外的な要素において他者に依存せず、自分の力で物事を行える状態を指します。
一方、自律とは、「自分自身で立てた規範や価値観に基づいて行動をコントロールすること」を意味します。これは内的な自己管理に関わる概念で、自分で決めたルールや価値観に従って主体的に行動する力のことなんです。
具体例で理解する自立と自律
ボクの高校1年生の息子を例に考えてみましょう。
息子が「アルバイトをして自分のお小遣いを稼ぎ、欲しいものを自分で買う」というのは自立の例です。親からの経済的な支援に頼らず、自分の力で生活の一部を成り立たせています。
一方、「誘惑に負けずに計画的に勉強を続け、目標に向かって努力する」というのは自律の例です。外部からの強制ではなく、自分で立てた目標や計画に従って自分自身をコントロールしているわけですね。
教育現場における自立と自律
教育の現場では、この2つの言葉がどのように使われているのでしょうか?
自立学習と自律学習の違い
塾業界などでよく耳にする「自立学習」は、先生の力を借りずに自分ひとりで勉強するスタイルを指すことが多いです。オンライン教材のレクチャーを自分で視聴して学ぶような学習方法がこれにあたります。
対して「自律学習」は、学習の内容や方法、計画まで自分自身で考え、自ら定めた規則に従って主体的に学習を進めることを意味します。自分で目標を設定し、それに向かって自己管理しながら学習するスタイルですね。
ボクの小学4年生の娘は最近、自分で「今日は算数を30分、国語を20分」と決めて勉強する習慣がついてきました。これはまさに自律学習の第一歩と言えるでしょう!
自立と自律を育むための方法
では、自立と自律の力を高めるにはどうすればいいのでしょうか?それぞれの力を伸ばすための習慣をご紹介します。
自律力を高める習慣
日々の振り返り:1日の終わりに自分の行動を振り返り、良かった点と改善点を記録する習慣をつけましょう。「今日は計画通りに進められたかな?」と自問自答するだけでも効果的です。
意思決定の練習:日常的な選択(タスクの優先順位など)について、自分で判断を下す練習を繰り返しましょう。小さな決断の積み重ねが自律力を高めます。
誘惑のコントロール:スマホやゲームなどの誘惑と上手に付き合う方法を身につけましょう。「22時以降はスマホを見ない」などのルールを自分で設定して守ることで、自己コントロール力がグングン高まりますよ。
自立力を磨く習慣
スケジュール管理:日々のタスクや予定を自分で管理する習慣をつけましょう。「週末の予定は自分で立てる」など、計画力と実行力を身につけることが大切です。
自己解決力:問題が発生したとき、すぐに他者に頼らず、まず自分で解決策を考える姿勢を持ちましょう。「分からないことがあれば、先に自分で調べてから質問する」という習慣が自立につながります。
責任を持つ:自分の決定や行動に責任を持ち、結果に対処する力を養いましょう。家庭内でも「〇〇係」を任せるなど、責任ある役割を与えることで自立心が育ちます。
自立と自律のバランスが重要
自立と自律は別々の概念ですが、両方をバランスよく身につけることが、真の意味での成長につながります。
例えば、経済的に自立していても(外的自立)、自分の行動をコントロールできなければ(内的自律)、浪費や依存などの問題が生じる可能性があります。逆に、自律的に行動できても、実際の生活面で自立できていなければ、理想と現実のギャップに苦しむことになるでしょう。
ボクの経験からも、子育てにおいては、子どもが自分で考え行動する機会(自律)と、実際に自分の力で何かをやり遂げる経験(自立)の両方を意識的に与えることが大切だと感じています。
まとめ:自立と自律の違いを理解して成長につなげよう
今回ご紹介した自立と自律の違いをおさらいしましょう。
自立は「他者に依存せず独り立ちすること」で、外的な独立を意味します。一方、自律は「自分の意思で行動をコントロールすること」で、内的な自己管理を指します。
この2つの力をバランスよく高めることで、個人としての成長だけでなく、組織や家庭での活躍にもつながるでしょう。皆さんも日常生活の中で、自立と自律を意識した習慣づくりを始めてみませんか?
「自分自身を律することができれば、他者を律する必要はない。」 – 孔子
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!皆さんの自立と自律の力がさらに高まることを願っています。明日もポジティブに、一歩一歩前進していきましょう!