こんにちは!ミーミルメディア編集長のしげっちです。今日は華やかな席には欠かせない「シャンパン」と「スパークリングワイン」について詳しくお話ししていきますね。実は両者、似ているようで明確な違いがあるんです。皆さんは「シャンパン」と「スパークリングワイン」の違いをご存知ですか?
「シャンパンもスパークリングワインも同じでしょ?」なんて思っていませんか?実はそれ、大きな誤解なんです!今回はその違いについて、ボクが徹底的に調べてきましたので、ぜひ最後までお付き合いください。
シャンパンとスパークリングワインの基本的な関係
まず押さえておきたいのが、シャンパンとスパークリングワインの関係です。結論から言うと、シャンパンはスパークリングワインの一種なんです!
スパークリングワインとは、炭酸ガス(二酸化炭素)を含んだ発泡性ワインの総称で、一般的には3気圧以上の炭酸ガスを含んだものを指します。ワインは大きく分けると、スティルワイン(非発泡性)、スパークリングワイン(発泡性)、フォーティファイドワイン(酒精強化ワイン)、フレーヴァードワイン(風味付けワイン)の4タイプに分類されるんですよ。
つまり、すべてのシャンパンはスパークリングワインですが、すべてのスパークリングワインがシャンパンというわけではないんです。ちょっと頭がこんがらがりそうですが、これが基本なので覚えておいてくださいね!
シャンパンと名乗るための3つの厳格な条件
では、どういうものが「シャンパン」と呼べるのでしょうか?実は、シャンパンと名乗るためには、フランスのワイン法「A.O.C.法(原産地統制呼称)」で定められた3つの条件をクリアする必要があるんです。
1. 産地はフランスのシャンパーニュ地方限定
シャンパンは、フランスの北東部に位置するシャンパーニュ地方でしか作れません。パリの東側にあるこの地域は、気候が湿潤で涼しく、ミネラル豊富な土壌を持っているため、シャンパン用のブドウ栽培に最適なんです。この地域以外で同じ製法で作られたものは、どんなに高品質でも「シャンパン」とは呼べないんですよ。
2. 使用できるブドウ品種が限定されている
シャンパンに使用できるブドウ品種は7種類と決められています。主要なのは、黒ブドウのピノ・ノワールとムニエ、白ブドウのシャルドネの3種類で、これらで栽培面積の99%以上を占めています。その他にはアルバンヌ、プティ・メリエ、ピノ・ブラン、ピノ・グリ(フロマントー)があります。
3. 伝統的な「シャンパーニュ製法」で造られている
シャンパンは「シャンパーニュ製法」または「トラディショナル方式」と呼ばれる伝統的な製法で造られます。この方法では、一度発酵させたワインに糖分と酵母を加えて瓶詰めし、瓶内で二次発酵させるんです。この手間のかかる製法が、シャンパン特有の複雑な風味と細かい泡を生み出す秘密なんですよ。
スパークリングワインの多様性
一方、スパークリングワインは世界中で様々な方法で製造されています。製法も多様で、シャンパーニュ製法以外にも、大型タンクで二次発酵を行う「シャルマ方式」や、直接炭酸ガスを注入する方法などがあります。
世界各国には様々なスパークリングワインがあります。例えば:
各国の代表的なスパークリングワイン
フランスでは、シャンパーニュ地方以外で造られる瓶内二次発酵のスパークリングワインを「クレマン」と呼びます。イタリアには「プロセッコ」や「スプマンテ」、スペインには「カバ(カヴァ)」、ドイツには「ゼクト」などがあります。日本でも国産のスパークリングワインが造られていますよ。
シャンパンとスパークリングワインの味わいの違い
味わいにも違いがあります。シャンパンは一般的に、泡が細かく、シャープな酸味が特徴です。また、長期熟成によって複雑な風味や芳醇な香りを持っていることが多いです。
対して、スパークリングワインは種類が多様なので一概には言えませんが、シャルマ方式で造られたものは比較的フルーティーで甘みを感じやすい傾向があります。
好みによって選ぶといいでしょう。ドライな味わいが好きな方はシャンパン、フルーティーで甘みのある味わいが好きな方はスパークリングワインが向いているかもしれませんね。
アルコール度数と色の違い
シャンパンのアルコール度数はA.O.C.法によって11%以上と規定されています。一方、スパークリングワインのアルコール度数に決まりはなく、平均的には11〜13%程度ですが、甘口タイプだと7%前後のものもあります。
色に関しては、シャンパンは「白」と「ロゼ」の2種類がありますが、スパークリングワインは「白」「ロゼ」に加えて「赤」もあります。イタリアの「ランブルスコ」などが赤のスパークリングワインとして有名ですよ。
価格の違い
一般的に、シャンパンはスパークリングワインよりも高価です。これは、シャンパンの生産過程が労働集約的であることや、限られた地域でしか生産できないという希少性、そして「高級品」というブランドイメージが価格に反映されているためです。
スパークリングワインは幅広い価格帯があり、リーズナブルなものから高級なものまで様々です。予算や用途に合わせて選べるのが魅力ですね。
品質を見分けるポイント
良質なスパークリングワイン(シャンパンを含む)を見分けるポイントとして、泡の細かさと持続性があります。高品質なものほど泡が細かく、グラスの底から上へと連続的に立ち上がる泡の道(パールレーン)がきれいに見えます。
また、ボトルに「ヴィンテージ」と表示されているものは、その年に収穫されたブドウだけで造られた特別なもの。「ノン・ヴィンテージ(NV)」は複数年のブドウをブレンドして造られたもので、一定の品質を保つために作られています。ヴィンテージものが必ずしも良いというわけではないので、好みで選んでくださいね。
まとめ:シャンパンとスパークリングワインの違い
シャンパンとスパークリングワインの主な違いをおさらいしましょう:
- 産地:シャンパンはフランスのシャンパーニュ地方限定、スパークリングワインは世界中で生産可能
- ブドウ品種:シャンパンは指定された7種類のみ、スパークリングワインは制限なし
- 製法:シャンパンは伝統的なシャンパーニュ製法のみ、スパークリングワインは様々な製法がある
- 味わい:シャンパンは複雑で酸味が際立つ傾向、スパークリングワインは多様だがフルーティーなものが多い
- 価格:シャンパンは一般的に高価、スパークリングワインは幅広い価格帯
お祝いの席やパーティーでは、シュワシュワと泡立つ飲み物があると華やかさが増しますよね。シャンパンもスパークリングワインも、それぞれの魅力があります。ぜひ機会があれば飲み比べてみて、自分好みの一本を見つけてみてくださいね!
本日の名言をご紹介して締めくくります。
「人生はシャンパンのようなもの。それを楽しむかどうかはあなた次第だ。」 – ナポレオン・ボナパルト
皆さん、素敵なシャンパンライフをお楽しみください!