2024年6月17日の3時5分に三井住友カードからのメールが私のヤフーメールのアドレスに届きましたが…
いつも三井住友カードをご利用いただきありがとうございます。
お客様のカードご利用内容をお知らせいたします。
ご利用内容
ご利用日時:2024/06/16 23:42
国内加盟店ショッピング(通販?ネットショッピングなどでのご利用) 45,126円
カードを使用した覚えがない場合は、以下のリンクをクリックしてカード使用の詳細を確認してください。
ご利用明細のご確認 >
間違いなく詐欺ですので、リンクのクリックやその後の手続きは絶対にしないように注意しましょう。
私がそう判断した4つの理由を解説します。迷惑メールを受け取っても瞬時に判断できるようにするためにも、ちょっとした知識は必要です。
自分の身を守るためにも知っておいてください。
- 宛名が個人宛てではない
- 差出人のメールアドレスが三井住友カードのものではない
- メールに記載されているURLのリンク先がおかしい
- 日本語におかしなところがある
それぞれを解説していきます。
宛名が個人宛てではない
このようなメールであれば本来は「○○様」というように本来は宛名が入っているはずです。会社からの正式なメールならどこの誰なのかは把握しているわけですから。
企業からのメールでこのような本人の名前が抜けていることなどありませんし、これは迷惑メール送信者が受信者の個人情報を持っていないことの何よりの証拠になります。
差出人のメールアドレスが三井住友カードのものではない
差出人情報をチェックしてみると差出人名は「Support」と記載されており、差出人のメールアドレスは「iwane-@yahoo.ne.jp」となっています。
仮に担当者が岩根さんという人だったとしてもおかしいですよね。会社から送るメールであれば会社のドメインで作成されたメールアドレスで送るはずですし、実際に三井住友カードのサイトを見てみると次のようなドメインが三井住友カードからのメールに使われているドメインということが分かります。
- contact.vpass.ne.jp
- vpass.ne.jp
- mail.vpass.ne.jp
- smbc-card.com
- prepaid.smbc-card.com
- smbcgroup-point.jp
- otp-auth.net
今回は差出人のメールアドレスがヤフーメールであり、上記に該当しません。ヤフーのメルアドにはヤフーから送るのが届きやすいことから、差出人のアドレスがヤフーメールになっているものと思われます。
メールに記載されているURLのリンク先がおかしい
メール本文では「ご利用明細のご確認 >」という部分がリンクになっています。
ここにカーソルを合わせるとそのリンク先は「https://kkdcreation.com/」となっており、三井住友カードの正規のアドレスとは異なります。
リンクをクリックする前にリンクにマウスカーソルを合わせると、画面の左下にリンク先のURLがどうなっているかを表示できますので、それで簡易的なチェックは可能です。
クリックする前に必ず確認しましょう。
日本語におかしなところがある
このメールでそこまで目立ちませんが、「国内加盟店ショッピング(通販?ネットショッピングなどでのご利用)」という文言は怪しいですね。
日本語の環境は特殊で文字化けなどしているケースも見分けるポイントなります。文字化けなどもチェックしておくと詐欺被害は避けられますので覚えておきましょう。
誤って個人情報を提供してしまった場合
まずはカード会社に連絡を!
もしクレジットカード情報や個人情報のデータを入力してしまった場合は、即座に対応しなければなりません。カード会社にも対応を依頼しましょう。
誤って個人情報を入力してしまった場合はできることは限られますが、被害を最小限に抑えるように動くべきです。分からないことがあればぜひご相談ください。
今後は慎重に対応しましょう
当サイトではこれからも詐欺メールの情報を公開していきます。メールだけではなくショートメールにも詐欺メールは次々届きますから自己防衛のための知識が重要となります。
詐欺被害に遭わないように、ぜひ当サイトをブックマークに入れておいてください。
まとめ
『【 三 井 住 友 】 不正利用からアカウントを保護するために追加情報が必要。』というメールは詐欺です。
メールが詐欺であると判断した理由は4つで、
- 宛名が個人宛てではない
- 差出人のメールアドレスが三井住友カードのものではない
- メールに記載されているURLのリンク先がおかしい
- 日本語におかしなところがある
というものでした。
契約していないクレジットカード会社からのメールなら無視できますが、自分の利用しているカード会社からのものだと信じてしまう人もいるかもしれません。
ウソの中にホントを混ぜる巧妙な手段も増えています。
メールは郵送物とは異なり、送るためのコストが極めて低いので、このような無差別的なメールでもぴったり該当してしまう人がいるものです。
慎重な行動をするようにしましょうね。