みなさん、こんにちは!ミーミルメディア編集長のしげっちです。今日は北海道小樽市にある「市立小樽文学館」についてご紹介します。小樽といえば運河や海鮮、ガラス工芸などが有名ですが、実は文学の街としての一面も持っているんです。小林多喜二や伊藤整といった日本文学を代表する作家たちと深い縁があるんですよ!
市立小樽文学館の概要と見どころ
市立小樽文学館は、小樽ゆかりの文学者たちの資料が豊富に揃う博物館です。なんと約7万点もの文学資料を収蔵しているんですよ!特に、かつて小樽高商(現在の小樽商科大学)で青春時代を送った伊藤整や小林多喜二の直筆原稿や往復書簡などが多数展示されています。
文学に興味がある方はもちろん、小樽の歴史や文化に触れたい方にもおすすめのスポットです。小樽が北海道経済の窓口として栄えた時代、多くの才能ある若者たちがこの地で切磋琢磨し、やがて日本文学界に大きな足跡を残していったんですね。
アクセス方法
市立小樽文学館へのアクセスは非常に便利です。JR小樽駅から徒歩約10分という好立地!国道5号線を札幌方向へ進み、産業会館の交差点を海側方向へ左折すると到着します。手宮線跡地や日銀金融資料館の近くにあるので、目印にしてくださいね。
公共交通機関を利用する場合は、中央バスの「本局前」バス停から徒歩約5分です。車でお越しの場合は、札樽自動車道小樽ICから約7分で到着します。
駐車場は施設の海側に約20台分あり、嬉しいことに無料で利用できます!ただし、イベント開催時などは混雑することがあるので、その場合は近隣の有料駐車場を利用することをおすすめします。障がい者用の駐車スペースも用意されていますので、必要な方は職員にお声がけくださいね。
開館時間と休館日
開館時間は9:30〜17:00(最終入館は16:30まで)となっています。
休館日は以下の通りです:
- 毎週月曜日(祝日の場合は開館)
- 祝日の翌日(土・日の場合は開館し、次の平日に振替休館)
- 年末年始(12月29日〜1月3日)
また、展示替えなどで臨時休館する場合もありますので、訪問前に公式サイトで確認しておくと安心です。
入館料と支払い方法
市立小樽文学館の入館料は、単独で利用する場合と、同じ建物内にある市立小樽美術館との共通券がありますよ。2025年1月からはキャッシュレス決済も利用できるようになり、より便利になりました!
普通入館券(文学館のみ)
区分 | 料金 | 団体料金(20名以上) |
---|---|---|
一般 | 300円 | 240円 |
高校生 | 150円 | 120円 |
市内在住70歳以上 | 150円 | 120円 |
中学生以下 | 無料 | 無料 |
共通入館券(文学館・美術館共通・同日限定)
区分 | 料金 | 団体料金(20名以上) |
---|---|---|
一般 | 600円 | 480円 |
高校生 | 300円 | 240円 |
市内在住70歳以上 | 300円 | 240円 |
中学生以下 | 無料 | 無料 |
身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方とその介護者の方は無料で入館できます。特別展の場合は料金が変わることがありますので、ご注意ください。
館内の施設と展示内容
市立小樽文学館では、小樽ゆかりの作家たちの原稿や書簡、愛用品などが展示されています。特に小林多喜二や伊藤整、八田尚之の資料が充実しており、文学ファンにはたまらない空間です。
館内には無料で利用できるスペースもあります。1階には無料展示スペース、古本コーナー、休憩コーナーがあり、入館券がなくても利用できます。また、ミーティングルームやギャラリーなどの無料スペースもあるので、ちょっとした休憩にも最適です。
来館者の声と混雑状況
実際に訪れた方々の声を聞いてみましょう。
ゆっくりと見学できる良い施設です。小樽に関係のある文学、小林多喜二や伊藤整、石川啄木など興味のある作品の原稿やエピソードが見られました。時間調整にも良いスポットだと思います。 (男性/40代/会社員)
小樽市出身のサカナクション山口一郎さんの特別展があったため行きましたが、とても素晴らしい展示でした。ドネーションでコーヒーがいただけたり、本好きにはたまらない空間です。 (女性/30代/デザイナー)
混雑状況については、比較的空いていることが多いようです。訪問者の傾向を見ると、滞在時間は1時間未満が約63%、1〜2時間が約25%となっています。年齢層は50代以上が最も多く、次いで30代が多いようです。静かにゆっくり展示を楽しみたい方にはぴったりの環境と言えるでしょう。
周辺の観光スポットとの組み合わせ
市立小樽文学館の周辺には魅力的な観光スポットがたくさんあります。同じ建物内には市立小樽美術館があるので、セットで訪れるのがおすすめです。
また、徒歩圏内には以下のスポットがあります:
- 小樽ilPONTE(約490m、徒歩約7分)
- 小樽青の洞窟クルーズ(約820m、徒歩約11分)
- 人力車えびす屋小樽(約660m、徒歩約9分)
- glass art N+(約460m、徒歩約6分)
小樽の観光では、運河沿いの散策や海鮮グルメを楽しんだ後、少し静かな時間を過ごすために文学館を訪れるというプランがおすすめです。特に夏の暑い日や冬の寒い日には、室内で快適に過ごせる文化施設は貴重な存在ですよね。
おすすめの訪問シーズンと注意点
市立小樽文学館は季節を問わず訪れることができますが、小樽の観光シーズンである夏(7〜8月)と冬(12〜2月)は他の観光スポットが混雑するため、文学館は比較的ゆったりと見学できる穴場となります。
特に2025年5月には、小樽周辺でいちご狩りや芝桜庭園など、季節のイベントも楽しめるので、文学館と合わせて訪れるのも良いでしょう。
訪問の際の注意点としては、月曜日が基本的に休館日であることと、祝日の翌日も休館となることが多いので、事前に開館状況を確認しておくことをおすすめします。
まとめ
市立小樽文学館は、小樽の文化的側面を知ることができる貴重な施設です。約7万点もの文学資料を収蔵し、小林多喜二や伊藤整といった日本文学を代表する作家たちの足跡を辿ることができます。
アクセスも良好で、JR小樽駅から徒歩10分、無料駐車場も完備しているので、観光の合間に立ち寄りやすいスポットです。同じ建物内には市立小樽美術館もあるので、文学と美術の両方を楽しむことができます。
小樽観光では運河や海鮮、ガラス工芸などに目が行きがちですが、この文学館で小樽の新たな魅力を発見してみてはいかがでしょうか?
「本を読むということは、自分の限られた人生に、もう一つの人生を加えること」 ― 向田邦子
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。皆さんの小樽旅行が素敵なものになりますように!