こんにちは!ミーミルメディア編集長のしげっちです。今日は皆さんに「辞典」と「事典」の違いについてお話ししたいと思います。同じ「じてん」と読むけど、何が違うの?って思ったことありませんか?ボクも最近、子どもの宿題を手伝っていて「あれ?どっちを使えばいいんだろう?」と悩んだんですよね。そこで今回は、この2つの違いをスッキリ解説していきます!
「辞典」と「事典」の基本的な違い
「辞典」と「事典」は同じ「じてん」と読みますが、実は全然違うものなんです。簡単に言うと、「辞典」は言葉について解説するもの、「事典」は事柄について解説するものという違いがあります。
「辞」という漢字には「ことば、言語」という意味があり、「事」には「できごと、ことがら」という意味があります。そして「典」には「書物」という意味があるので、それぞれ「言葉を並べた書物」「事柄を並べた書物」という意味になるんですね。
つまり、何かの「意味」を調べたいなら辞典、何かの「内容」を知りたいなら事典を使うのが正解なんです!
「辞典」の詳しい意味と使い方
「辞典」は言葉や文字の意味、読み方、文法、用法、例文などを解説する書物のことを指します。国語辞典や英和辞典、古語辞典などがこれにあたります。
例えば、こんな使い方をします:
- 「希望」という言葉の意味を国語辞典で調べる
- 英語の授業には英和辞典が必須だ
- 中国語を勉強するために中国語辞典を購入した
ちなみに「辞典」は「ことばてん」と呼ぶこともあるんですよ。これは「事典」と区別するためですね。
「事典」の詳しい意味と使い方
一方「事典」は、歴史、地理、生物、事件、人名など、あらゆる事柄や事項が記述されており、それらを簡潔に解説している書物のことです。
「事典」には2種類あって、特定の分野を対象としたものを「専門事典」、あらゆる分野を対象としているものを「百科事典」と言います。
例えば:
- 博識な人は百科事典をよく読んでいる
- 物理の知識を深めるために物理事典を購入した
- 歌舞伎が好きで歌舞伎事典を買った
「事典」は「ことてん」と呼ぶこともあります。これも「辞典」と区別するためですね。
「字典」と「辞書」の意味も知っておこう
「じてん」と読む言葉には「字典」もあります。これは文字、特に漢字を解説する書物のことを指します。漢字の意味や読み方、成り立ちや書き順、正しい形などを、一文字一文字について解説するものです。「字典」は「もじてん」と呼ぶこともあります。
また「辞書(じしょ)」という言葉もあります。「辞書」は「辞典」とほぼ同じ意味ですが、多くの語を集めて一定の順序に並べ、個々の意味や用法、内容を解説した本という意味があり、「辞書」は「辞典」「事典」「字典」を含む広い概念なんです。
どの「じてん」を使えばいいの?
何を知りたいかによって使うべき「じてん」が変わってきます。
例えば「桜」について調べる場合:
- 「桜」という植物の種類や特徴を知りたい → 「事典」
- 「桜」という言葉の意味を知りたい → 「辞典」
- 「桜」という漢字の成り立ちや書き方を知りたい → 「字典」
こうやって使い分けると、より効率的に情報を得ることができますよ!
まとめ:「辞典」と「事典」の違いをマスターしよう
ここまでの内容をギュウギュウにまとめると:
- 「辞典」:言葉の意味や用法を解説した書物(ことばてん)
- 「事典」:事柄や事物を解説した書物(ことてん)
- 「字典」:漢字を解説した書物(もじてん)
- 「辞書」:広義では上記すべてを含む概念
皆さん、これで「辞典」と「事典」の違いがスッキリ分かりましたか?ちょっとした違いですが、知っておくと知識の幅が広がりますよね!
子どもの宿題を手伝うときも、「これは言葉の意味を調べたいから辞典だね」「これは事柄について詳しく知りたいから事典だね」と教えてあげられるようになりました。案ずるより産むが易し、調べてみたらちゃんと違いが分かるものですね!
「知識とは、自分が何かを知らないということを知ることから始まる」- ソクラテス
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!皆さんの知識欲が満たされる日々でありますように!