こんにちは!ミーミルメディア編集長のしげっちです。今日は皆さんに「算数と数学の違い」について詳しくお話ししたいと思います。
ボクの息子が中学に上がるとき、「算数から数学になって難しくなった」と言っていたのを思い出します。娘はまだ小学生なので算数ですが、この違いって何なのか、気になりますよね?
実は、名前が変わるだけじゃなく、考え方そのものが大きく変わるんです!それではさっそく、その違いを見ていきましょう!
算数と数学の基本的な違い
算数と数学の違いを一言で表すと、算数は「具体的な計算」を重視し、数学は「抽象的な思考」を重視するということです。
小学校では「算数」、中学校からは「数学」と名前が変わりますが、これは単なる呼び方の違いではありません。学習内容や目的、そして何より考え方に大きな違いがあるんです。
算数の特徴:具体的で日常的
算数では、日常生活で使える計算方法や数量の理解を中心に学びます。例えば、お買い物のおつりを計算したり、時間や長さを測ったりするなど、具体的な場面を想定した問題が多いですね。
算数の目的は「正確に答えを出すこと」。ルールを理解して、計算技能を身につけることが重視されます。皆さんも小学生の頃、「計算が速い子はすごい!」なんて言われませんでしたか?
数学の特徴:抽象的で論理的
一方、数学では日常的な事象を抽象化して考えていきます。例えば、「りんご3個」という具体的なものから、「xという未知数」や「1秒に1cm動く点P」といった、イメージしにくい抽象的な概念を扱うようになります。
数学では「答えを導くプロセス(過程)」が重要視されます。「なぜそうなるのか」という理由や証明が求められるようになり、論理的思考力を養うことが目的となるんです。
学習内容の違い
算数と数学は学習内容にも違いがあります。でも、基本的には一つながりになっているんですよ!
算数で学ぶこと
算数では、四則演算(足し算・引き算・掛け算・割り算)を基本に、図形、変化する関係、データの活用などについて学習します。これらはすべて数学での学習につながっています。
例えば、「17時から1ページ15分かかる宿題に4ページ取り組む場合、何時に終わるか」といった具体的な問題を解きながら、計算力を身につけていきます。
算数の学習は、数学を学ぶための大切な土台になります。また、身の回りの事象から問題を見つけ、主体的に解決していく「数学的活動」を経験することで、算数の楽しさを感じることも大切なんですよ。
数学で学ぶこと
数学では、算数で学んだ内容をベースに、より抽象的な概念を学びます。負の数(マイナス)や平方根(ルート)など、日常生活ではあまり目にしないものも登場します。
また、方程式や関数、確率といった概念は数学特有のものです。これらを使って「理論を構築し、応用する力」を養っていきます。
数学では記述問題や証明問題が増えていき、「どうやってその答えにたどり着いたか」という過程の説明が求められます。高校数学になると、その傾向はさらに強まりますね。
つまずきやすいポイントと対策
算数は好きだったのに、数学になってニガテになってしまう…そんなケースはよくあります。ボクの息子もそうでした。その原因と対策を見ていきましょう!
原因①:算数の内容が定着していない
数学は積み上げ教科です。土台がしっかりしていないと、その上に新しい内容を積み上げることができません。
例えば、中学1年生で学ぶ「負の数や文字を使った計算」では、算数で習った「分数の計算」ができていないと解けない問題が多く出題されます。
原因②:考え方のギャップ
算数と数学の違いによるギャップに戸惑ってしまうこともあります。具体的なものから抽象的なものへ、答えだけでなく過程も重視されるようになるという変化についていけないことがあるんです。
効果的な対策
つまずいたと感じたら、ためらわずに1つ前の学習内容に戻って確実に定着させていくことが大切です。
また、「途中式をしっかり書く習慣」をつけることも効果的です。数学は「なぜそうなるのか」が重要なので、考え方のプロセスを書き出すことで理解が深まります。
間違えた問題は、解けるようになるまで繰り返し解くといった積み重ねも大切です。ギュウギュウと詰め込むのではなく、スッキリ理解できるまで繰り返し取り組みましょう!
まとめ:算数と数学の違いを理解して学習しよう
算数と数学の違いをまとめると:
- 算数は具体的な題材で考え、正確に答えを出すことを重視する
- 数学は抽象的な思考をし、答えを求める過程を重視する
- 算数は日常生活で必要な計算力を養う
- 数学は論理的思考力や問題解決力を養う
この違いを理解して学習に取り組むことで、算数から数学への移行がスムーズになります。皆さんも、お子さんの学習をサポートする際には、この違いを念頭に置いてみてくださいね!
最後に、今日の名言をご紹介します。
「数学は、複雑なものを単純にする技術である」
– スタニスワフ・ウラム(数学者)
難しく感じる数学も、理解すれば単純明快!案ずるより産むが易し、まずは一歩踏み出してみましょう!
それでは、また次回のミーミルメディアでお会いしましょう!