こんにちは!ミーミルメディア編集長のしげっちです。今日は皆さんの中できっと一度は気になったことがある「犬歯と八重歯の違い」について詳しくお話ししていきますね。実は我が家の息子(高1)が最近「パパ、オレの歯って八重歯?犬歯?」って聞いてきたんですよ。そこでボクも改めて調べてみたら、意外と知らないことがたくさんあったんです!
皆さんは「八重歯」と「犬歯」って同じものだと思っていませんか?実はこれ、全く別のものなんですよ。ちょっと一緒に詳しく見ていきましょう!
犬歯と八重歯の基本的な違い
まず最初に、犬歯は歯の名前、八重歯は歯並びの状態を表す言葉なんです。これが最も大きな違いですね。
犬歯は前歯の中心から3番目に位置する、先が尖った形をした歯のことです。上下左右に1本ずつ、合計4本あります。昔から「糸切り歯」とも呼ばれていて、その名の通り食べ物をしっかり噛みついて切る役割を担っています。永久歯の中でも根っこが一番長く、横からの力にも強いという特徴があるんですよ。
一方、八重歯は歯が本来の歯列からはみ出して、他の歯と重なっている状態を指します。八重桜のように歯が重なって見えることから「八重歯」と呼ばれるようになったんですね。犬歯に限らず、どの歯でも歯列から大きくはみ出していれば「八重歯」と呼ぶことができます。
犬歯が八重歯になりやすい理由
「でも、よく八重歯というと犬歯が出っ張っているイメージがあるよね?」と思った方も多いはず。実はこれには理由があるんです!
犬歯が八重歯になりやすい主な理由は以下のようなものです:
顎と歯のサイズのアンバランス
現代人は昔の人に比べて顎が小さくなってきているんです。これは食生活の変化が大きく影響しています。柔らかい食べ物が増えたことで、あごをあまり使わなくなり、結果として顎の発達が十分でなくなってきているんですね。
歯のサイズはそのままなのに顎が小さいと、歯が並ぶスペースが足りなくなってギュウギュウ状態に。そうすると、どこかの歯がはみ出してしまうわけです。
生える順番の問題
犬歯は永久歯への生え変わりの際に、比較的後の方に生えてくる歯なんです。その前に隣の歯(側切歯や第一小臼歯)が先に生えてしまうと、犬歯が入るスペースがなくなり、結果として外側に飛び出してしまうことが多いんですよ。
八重歯のメリットとデメリット
「八重歯ってかわいいよね!」という意見もありますが、実際のところどうなのでしょうか?
八重歯のメリット
実は日本では八重歯に対して「かわいい」「チャーミング」といった肯定的な見方をする文化があるんです。若さや幼さを感じさせるという意見もあります。これは日本独特の価値観で、海外では必ずしもそうではないようです。
八重歯のデメリット
見た目の魅力以上に、八重歯にはいくつかの問題点があります:
- 口内炎になりやすい:犬歯は尖っているため、八重歯になると口の粘膜や唇を傷つけやすくなります。
- 歯磨きがしづらい:歯が重なっていると歯垢が溜まりやすく、歯磨きも難しくなります。その結果、虫歯や歯周病のリスクが高まります。
- 口呼吸になりやすい:八重歯があると口が閉じにくくなり、自然と口呼吸になることがあります。口内が乾燥しやすくなり、細菌が繁殖しやすい環境になってしまいます。
- 他の歯への負担:噛み合わせに影響し、他の歯に過度な負担がかかることで、歯茎が下がったり歯の寿命が短くなったりする可能性があります。
八重歯の治療法
「うちの子、八重歯が気になるんだけど…」というママさんパパさんも多いのではないでしょうか?八重歯の治療法にはいくつかの選択肢があります。
マルチブランケット矯正(ワイヤー矯正)
最も一般的な矯正方法です。歯にブラケットと呼ばれる装置を付け、そこにワイヤーを通して歯を少しずつ動かしていきます。表側につける通常のタイプと、裏側につけて目立たなくする「舌側矯正」があります。
マウスピース矯正
透明なプラスチック製のマウスピースを使う矯正方法です。取り外しができるので食事や歯磨きの際に便利で、見た目も目立ちにくいのが特徴です。ただし、症例によっては適用できない場合もあります。
部分矯正
全体ではなく、八重歯になっている部分だけを矯正する方法です。治療期間が短く、費用も抑えられる場合がありますが、適用できる症例は限られます。
抜歯を伴う矯正
八重歯の治療では、歯を抜くケースも少なくありません。ただし、多くの場合は犬歯自体ではなく、その奥にある小臼歯を抜歯することが一般的です。これは犬歯が咀嚼や顔の形に重要な役割を持っているからなんですよ。
まとめ:犬歯と八重歯の違いを理解しよう
ここまで読んでいただいて、犬歯と八重歯の違いがスッキリ理解できましたか?もう一度おさらいしておきましょう。
犬歯は歯の名前で、前から3番目にある尖った形の歯のこと。一方、八重歯は歯並びの状態を表す言葉で、歯が重なって生えている状態を指します。
犬歯が八重歯になりやすい理由は、顎のスペース不足や生える順番の問題などがあります。八重歯は見た目の問題だけでなく、口内環境や歯の健康にも影響を与える可能性があるので、気になる場合は歯科医院での相談をおすすめします。
子どもの歯並びが気になるママさんパパさんは、早めに小児歯科などで相談してみるといいですよ。早期発見・早期治療で、より効果的に対処できることも多いんです!
「心配事の9割は起こらない」 – マーク・トウェイン
心配事があっても、まずは一歩踏み出してみることが大切ですね。皆さんの歯の健康と素敵な笑顔を応援しています!