こんにちは、皆さん!ミーミルメディア編集長のしげっちです。今日はお腹の調子を整えるのに役立つ整腸剤について、詳しくお話ししていきますね。特にドラッグストアでよく見かける「ビオスリー」と「ビオフェルミン」の違いって気になりませんか?ボクも実は最近、子どもが腹痛を訴えたときにどっちを選ぶべきか迷ってしまったんです。そこで今回は両者の違いを徹底調査してみました!
ビオスリーとビオフェルミンの基本的な違い
まず最初に知っておきたいのが、この二つの整腸剤に含まれる菌の種類です。実はここに大きな違いがあるんですよ!
ビオスリーには「酪酸菌」「ラクトミン(乳酸菌)」「糖化菌」という3種類の菌が含まれています。一方、ビオフェルミンには「ビフィズス菌」と「乳酸菌(フェーカリス菌・アシドフィルス菌)」が含まれているんです。
つまり、同じ整腸剤でも含まれている菌の種類が全然違うんですね!
ビオスリーに含まれる3つの菌の特徴
ビオスリーの3つの菌にはそれぞれ特徴があります。
酪酸菌は主に大腸に住み着いて、食物繊維を分解して「酪酸」と「酢酸」を作り出します。特筆すべきは、この菌は芽胞(バリアのようなもの)を形成するので、熱や胃酸、さらには抗生物質にも強いという特徴があるんです!
ラクトミン(乳酸菌)は小腸下部から大腸にかけて住み着き、主に「乳酸」を産生します。
糖化菌は小腸上部に住み着いて、食物繊維を分解して糖を作り出し、乳酸菌やビフィズス菌の増殖をサポートします。この菌も酪酸菌と同様に芽胞を形成するので、胃酸や熱に強いんですよ。
ビオフェルミンに含まれる菌の特徴
一方、ビオフェルミンに含まれるビフィズス菌は主に大腸に住み着いて、「乳酸」と「酢酸」を産生します。実は大腸の善玉菌の中では、ビフィズス菌が99.9%、乳酸菌が0.1%という割合で、圧倒的にビフィズス菌が多いんです!
ビオフェルミンに含まれる乳酸菌(フェーカリス菌・アシドフィルス菌)は主に小腸下部から大腸にかけて住み着き、「乳酸」を作り出します。
ちなみに「新ビオフェルミンSプラス」シリーズには、これらの菌に加えて「ロンガム菌」(ビフィズス菌の一種)も配合されているんですよ。ただし、この追加の菌があるからといって、必ずしも効果に差があるわけではないそうです。
効果の違いはあるの?
気になるのは効果の違いですよね。実はビオスリーもビオフェルミンも効能は同じで、「整腸(便通を整える)、便秘、軟便、腹部膨満感」となっています。
両者を直接比較した大規模な臨床試験は行われていないため、一般的にはどちらを服用しても実感できる効果に違いはないと言われています。ただし、含まれている菌の種類が違うので、人によって相性が異なる可能性はありますね。
副作用の違いは?
副作用についても、両方とも善玉菌を主成分とする整腸剤なので、目立った副作用はなく安全に服用できます。整腸剤に含まれる善玉菌が体内に吸収されることは極めてまれで、妊娠中や授乳中の方でも服用可能です。
また、長期間服用することで効果が弱まったり、クセになったりすることもありません。安心してギュウギュウ詰めのスケジュールの中でも続けられますね!
使い分けのポイント
では、どのように使い分ければいいのでしょうか?
菌株による親和性の違い
菌株によって腸内での親和性が異なるので、自分の症状や相性に合わせて選ぶのがベストです。例えば、ウイルス性胃腸炎は主に小腸(上部消化管)、細菌性の下痢は大腸(下部消化管)が感染経路とされています。
抗生物質との併用
もう一つの大きな違いは、抗生物質との併用可能性です。ビオスリーに含まれる酪酸菌と糖化菌は芽胞を形成し、抗生物質に耐性があるので併用が可能です。一方、ビオフェルミンに含まれるビフィズス菌と乳酸菌は抗生物質に耐性がないので、併用はしません。
つまり、抗生物質を服用中の方はビオスリーの方が適しているかもしれませんね!
併用は効果的?
「両方一緒に飲めば効果が倍増するのでは?」と思われるかもしれませんが、ビオスリーとビオフェルミンを一緒に飲むことで特に効果が良くなるということはないそうです。一般的に併用することはあまりないようです。
年齢による制限はある?
ビオスリーとビオフェルミンを服用できる年齢に違いはなく、小さな子どもでも服用することができます。
錠剤タイプ(ビオスリーHi錠、新ビオフェルミンS錠など)は5歳から、粉タイプ(ビオスリーH、新ビオフェルミンS細粒など)は生後3ヶ月から服用できるんですよ。ボクの小学生の娘も安心して飲めるわけですね!
どちらを選べばいいの?
結局のところ、ビオスリーとビオフェルミンのどちらが自分に合っているかは、実際に試してみないとわからない部分があります。腸内には1000種類1000兆個以上の細菌が生息しているため、どの菌株が自分の症状改善に効果的かは個人差があるんです。
薬剤を服用してみて、症状の改善がみられない場合は、次の薬を試すというのが一般的な整腸剤の使われ方だそうです。ボクの経験では、まずは1ヶ月ほど続けてみて、効果を実感できなければ別の整腸剤に切り替えるのがいいかもしれませんね。
ただし、1ヶ月程度服用しても症状の改善がないようであれば、なにか病気が隠れている可能性もあるので、一度病院を受診するようにしましょう!
まとめ:自分に合った整腸剤を見つけよう
ビオスリーとビオフェルミンは含まれる菌の種類が違いますが、効能は同じです。どちらが効果的かは個人差があるので、自分の体調や症状に合わせて選ぶのがベストですね。
抗生物質を服用中ならビオスリー、それ以外の場合は自分の体調に合わせて選んでみてください。また、どちらも長期間使用しても問題ないので、スッキリとした毎日のために継続して使うのもいいでしょう。
皆さんのお腹の調子が整って、毎日が快適に過ごせますように!
「健康とは、単に病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいう。」 – 世界保健機関(WHO)
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!お腹の調子を整えて、元気に明日も頑張りましょう!