こんにちは!ミーミルメディア編集長のしげっちです。最近、トコジラミの話題をよく耳にするようになりましたね。「これって虫さされ?でもなんだか普通の蚊とは違う気が…」なんて経験ありませんか?実はトコジラミとダニの症状は似ているようで違うんです。今日はその違いについて詳しくお伝えしていきますね!
トコジラミとダニの症状の違い
トコジラミに刺されたときの症状
トコジラミに刺されると、首や手、腕、足などの露出部を中心に、かゆみの強い赤いボツボツが出ることが多いんです。特徴的なのは、2~5ミリ程度の赤いブツブツとして現れ、かなり腫れることもあるという点。
トコジラミは吸血中に口器を刺し変えるので、数個の赤いボツボツが狭い範囲に集中して現れることがあります。これ、ダニとの大きな違いなんですよ!
初めて刺された場合は症状が出ないことが多いのも特徴的。でも2回目に刺されると、数日後に強いかゆみと赤い腫れが発生します。かゆみの程度には個人差がありますが、トコジラミは移動しながら吸血するため、広範囲にわたって症状が出るのが特徴です。
また、寝室内にトコジラミが多数生息する場合は、毎晩吸血されるため、新鮮な赤いボツボツと治癒過程の茶色の色素斑が混在することになります。
ダニに刺されたときの症状
一方、ダニに刺された場合は、刺されて数時間後~数日後と、症状が出るタイミングがダニの種類によって異なります。強いかゆみが数日~1週間ほど続き、水ぶくれのような赤い腫れができるのが特徴です。
ダニは柔らかい肌を刺す習性があるため、お腹・太もも・二の腕をよく刺します。そして、近い場所を数か所まとめて吸血するんですよ。これがトコジラミとの大きな違いですね!
見分け方のポイント
刺し跡の配置パターン
トコジラミとダニを見分けるときに注目したいのは、刺し跡の配置パターンです。トコジラミは移動しながら吸血するので、直線状や曲線状に複数の刺し跡が並ぶことがあります。一方、ダニは近い場所を集中的に刺すため、まとまった範囲に刺し跡が集中します。
症状が出る場所
トコジラミは主に衣服から露出している部分を刺すことが多いです。一方、ダニは柔らかい肌を好むため、お腹や太もも、二の腕などの柔らかい部分を集中的に刺します。どこに症状が強く出ているかで判断する手がかりになりますよ。
症状の時間経過
トコジラミに初めて刺された場合は症状が出ないことが多いですが、ダニの場合はダニの種類によって症状が出るタイミングが異なります。また、トコジラミに2回目以降に刺された場合は、数日後に症状が現れることが多いのに対し、ダニは数時間後から症状が出ることもあります。
効果的な対処法
トコジラミに刺された場合
トコジラミに刺された場合、かゆみ止め外用薬では抑えられないほどの強いかゆみが生じることがあります。そのため、抗炎症作用や免疫抑制作用があるステロイド外用剤(塗り薬)が有効です。強いかゆみが我慢できず皮膚を掻き壊してしまう前に使用するのがポイントですよ!
薬局・薬店の薬剤師、または登録販売者に症状を伝え、使用できるステロイド外用剤があるか相談してみましょう。1週間使用しても改善が見られない場合は、医療機関(皮膚科)を受診することをおすすめします。
ダニに刺された場合
ダニに刺された場合も、かゆみを抑えるためにステロイド外用剤が効果的です。また、刺された直後は冷やすことで腫れを抑えることができます。
駆除方法
トコジラミの駆除
- スチームクリーナーで80~100℃に熱した蒸気をベッドまわりや気になる場所に数秒あてる
- 衣類は乾燥機にかける(50℃では30分、60℃では10分程度で死滅)
- 専用の殺虫剤を使用する
ダニの駆除
- 布団や寝具を定期的に日光に当てて乾燥させる
- 掃除機をこまめにかけて室内の清潔を保つ
- ダニ用の防虫スプレーを使用する
予防策
トコジラミの予防
- 海外旅行から帰ったらスーツケースや衣類をよく確認する
- 中古家具を購入する際は注意深く確認する
- ホテルに宿泊する際はベッドや家具の隙間を確認する
ダニの予防
- 部屋の湿度を50~60%に保つ
- 定期的な掃除や寝具の洗濯・乾燥を行う
- カーペットや絨毯は定期的に洗濯または専門クリーニングに出す
皆さん、トコジラミとダニの症状の違いがわかりましたか?症状が出たときに「これはどっちかな?」と見分けられるようになると、適切な対処ができますよね。もし心配な症状があれば、早めに皮膚科を受診することをおすすめします!
「小さな違いに気づく目を持つことが、大きな問題を解決する第一歩となる」- アルベルト・アインシュタイン
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。皆さんの毎日が健やかでありますように!