こんにちは!ミーミルメディア編集長のしげっちです。今日は料理好きな皆さんにとって意外と混同しがちな「オイスターソース」と「ウスターソース」の違いについてお話ししたいと思います。
名前が似ているこの2つのソース、冷蔵庫に並べて置いてあるけど、いったい何が違うの?どう使い分ければいいの?と疑問に思ったことはありませんか?ボクも以前は「どっちがどっちだっけ?」と悩んだことがあります。そんな悩みをスッキリ解決していきましょう!
オイスターソースとウスターソースの基本的な違い
まず最も大きな違いは、その原材料です。
オイスターソースは、その名の通り「オイスター(牡蠣)」が主原料。塩漬けにした牡蠣を発酵させ、その上澄み液を濃縮して作られています。牡蠣の旨味とコクが詰まった、とろみのある調味料なんです。
一方、ウスターソースは、トマトや玉ねぎなどの野菜、りんごなどの果物に、香辛料を加えて熟成させたソースです。イギリスのウスターシャー州ウスターが発祥で、そこから名前が付けられました。
見た目は両方とも濃い茶色のソースで似ていますが、実は全く別物なんですね!
粘度と味わいの違い
粘度の違い
オイスターソースはドロッとした粘度が高いのに対し、ウスターソースはサラッとしています。実はウスターソースは粘度が0.2Pa・s未満と定義されているんです。これはJAS規格で定められた基準なんですよ。
味わいの違い
オイスターソースは牡蠣独特の風味と甘みが特徴で、コクがあります。一方、ウスターソースは酸味と香辛料の辛みがあり、スパイシーな味わいが特徴です。
ちなみに、ウスターソースは甘さ控えめでスパイシーな味わいなので、揚げ物にかけるとさっぱり食べられるんですよ。子どもたちも大好きな味です!
料理での使い分け方
オイスターソースの使い道
オイスターソースは主に中華料理で活躍します。特に広東料理によく使われますね。青椒肉絲(ピーマンと細切り肉の炒め物)や焼きそば、チャーハンなどに使うと、本格的な中華の味わいに仕上がります。
料理にコクが欲しいときに調理の段階で加えるのが一般的です。炒め物や煮込み料理に少し加えるだけで、グッと深みが増しますよ!
ウスターソースの使い道
ウスターソースは揚げ物やお好み焼きなど、完成した料理にかけて使うことが多いです。西日本では「串カツ」にウスターソースをつけて食べる文化がありますね。
また、ハンバーグやフライ料理、サラダのドレッシングにも使えます。煮込み料理の隠し味として少量加えると、奥深い味わいになりますよ。
中濃ソースと濃厚ソースとの関係
実は日本では、ウスターソースの仲間として「中濃ソース」と「濃厚ソース(とんかつソース)」があります。これらはすべて同じ原材料から作られていますが、粘度の違いで区分されています。
- ウスターソース:粘度0.2Pa・s未満
- 中濃ソース:粘度0.2Pa・s以上2.0Pa・s未満
- 濃厚ソース:粘度2.0Pa・s以上
中濃ソースは甘味と辛味のバランスがよく、万能型ソース。濃厚ソースはとろりとした口当たりとフルーティーな甘味があり、子供でも食べやすい味わいです。
代用できる?できない?
「オイスターソースがないけど、ウスターソースで代用できる?」と思うこともありますよね。
残念ながら、両者は原料や風味、使う用途がそれぞれ異なるため、完全に代用することは難しいです。オイスターソースは牡蠣の風味が特徴的で、ウスターソースには香辛料の風味があります。
でも、どうしても必要な時は創意工夫で近い味を作ることもできますよ!例えば、オイスターソースがない場合は、しょうゆに少量の砂糖と中華スープの素を混ぜると、似た味わいになります。
まとめ:上手に使い分けよう!
オイスターソースとウスターソースの違いをおさらいしましょう。
- 原材料:オイスターソース(牡蠣)vs ウスターソース(野菜・果物・香辛料)
- 粘度:オイスターソース(とろみがある)vs ウスターソース(サラッとしている)
- 味わい:オイスターソース(牡蠣の風味と甘み)vs ウスターソース(スパイシーな辛み)
- 使い道:オイスターソース(中華料理の調理時)vs ウスターソース(完成料理にかける・隠し味)
どちらも料理の幅を広げてくれる素晴らしい調味料です。ぜひ冷蔵庫に常備して、料理の腕を磨いてみてくださいね!
子どもたちにも「これはオイスターソース、これはウスターソース」と教えてあげると、将来の料理上手に育つかもしれませんよ♪ ボクの息子も最近、料理に興味を持ち始めて、調味料の違いを聞いてくるようになりました。
「困難の中にこそ、機会がある」- アルベルト・アインシュタイン
今日も素敵な料理ライフを!ちょっとした知識で料理の世界はもっと楽しくなります。皆さんの食卓が豊かになりますように!