こんにちは、皆さん！ミーミルメディア編集長のしげっちです。今日は肉好きの皆さんにはたまらない話題、サラミとカルパスの違いについてお話ししたいと思います。コンビニやスーパーでよく見かけるこの二つ、「同じようなものでしょ？」なんて思っていませんか？実はこれ、全然違うんですよ！ボクも最近まで「似たようなもの」だと思っていたんですが、調べてみたらビックリ！その違いを知ると、おつまみタイムがもっと楽しくなりますよ♪
サラミとカルパスの基本的な違い
サラミってどんな食べ物？
サラミはイタリア発祥のドライソーセージです。主に豚肉や牛肉を使って作られ、長期間熟成させることで独特の風味が生まれるのが特徴です。サラミの語源はイタリア語の「sale（塩）」だと言われており、古代ローマ時代から食べられていた貴重な加工肉だったんですよ。なんとその時代は物々交換が主流で、サラミはお金の代わりとして使われていたなんて面白いですよね！
サラミの表面には白カビが形成されることがあり、これが味わいの深みを増す要因になっています。熟成によって内部の水分が抜け、より凝縮した味わいになるんです。種類によってはワインやニンニクを加えて風味を強めることもあり、地域ごとに独自のレシピが発展しています。
カルパスの正体とは？
一方、カルパスはロシア発祥のドライソーセージまたはセミドライソーセージです。豚肉や牛肉だけでなく、鶏肉や羊肉なども使用できるのが特徴です。
実は「カルパス」という名前、日本独自の呼び名なんですよ！20世紀のロシア革命の影響で日本に来たロシア人が「カラウバーサー」というソーセージを伝えたのをきっかけに、日本の企業が呼びやすいように「カルパス」と名付けたと言われています。別の説では、あるお肉屋さんがロシア語のソーセージを指す「カルパサ」という言葉から「パサパサしてそうだからカルパスにしよう」と名付けたという話もあります。
カルパスはサラミほど長期間熟成させず、比較的短期間で仕上げられることが多いです。また、燻製が施されることが多く、燻製による独特の香りが特徴的なんですよ。
製法の違いがもたらす味わいの秘密
サラミは発酵と熟成がポイント！
サラミの最大の特徴は発酵と熟成にあります。塩漬けした肉を腸詰めした後、長期間熟成させることで複雑な風味が生まれるんです。
サラミは発酵により酸味があり、熟成による深いコクが特徴です。発酵過程で生じる独特の旨味があり、ワインやチーズとの相性が抜群！食感は固めで、噛むほどに味わいが広がります。さらに、サラミには脂肪の含有量が多いものもあり、しっとりとした舌触りが楽しめるものもあるんですよ。
JAS法（日本農林規格等に関する法律）では、サラミは豚肉、牛肉、豚脂肪のみを原料として作ることが定められています。本格的なサラミは「非加熱食肉製品」に分類され、生ハムの仲間になります。加熱処理は行わず、塩漬け、熟成を経てゆっくりと水分を飛ばすんです。
カルパスは燻製と乾燥がキモ！
カルパスは燻製と乾燥を重視した製法が特徴です。腸詰めした後に燻製し、その後乾燥させてドライソーセージにします。そのため、食品衛生法上は「乾燥食肉製品」に分類され、ジャーキーの仲間なんですよ。
カルパスは燻製による香ばしさがあり、比較的柔らかくジューシーな食感です。スパイスの効いたものが多く、胡椒やパプリカがアクセントになっています。噛むとしっかりとした肉の弾力が感じられ、サラミよりもライトな口当たりが特徴です。
食感を良くしたり、臭みを抑える目的でゼラチンやラードなどを加えて作られることが多く、セミドライソーセージとして販売されることが多いんです。
どっちを選ぶ？サラミとカルパスの楽しみ方
サラミの楽しみ方
サラミは濃厚で複雑な味わいを楽しみたい方におすすめです。ワインやクラッカーと合わせて、じっくりと味わうのが一般的。本格的なサラミの表面には、熟成に不可欠なカマンベールチーズと同系統の白カビがついていることが多く、これは伝統的な本格サラミの証なんですよ！
サラミは保存に冷蔵が必要なものが多いですが、その分深い味わいが楽しめます。ちょっと特別なおつまみとして、ゆっくり味わってみてはいかがでしょうか？
カルパスの楽しみ方
カルパスは軽く食べやすいものを求める方におすすめです。ビールや軽いおつまみとして、カジュアルに楽しめるのが魅力！乾燥により保存性を高めているため常温保存が可能なものが多く、手軽に楽しめるのもポイントです。
近年では、ハーブを加えたものや、ガーリック風味を強めたバリエーションも多く、より幅広い風味が楽しめるようになっています。子どものおやつやアウトドアのお供にもピッタリですね！
まとめ：サラミとカルパスの違い
サラミとカルパスは、外見はよく似ていますが、由来や製法、原材料が全く異なる食品でした。サラミはイタリア発祥の発酵・熟成させたドライソーセージで、カルパスはロシア発祥の燻製・乾燥させたドライソーセージです。
サラミは発酵と熟成による複雑な風味が特徴で、カルパスは燻製による香ばしさと食べやすさが魅力です。どちらも美味しいけれど、シチュエーションや好みによって選ぶと良いでしょう。
次回のおつまみタイム、「これはサラミだな」「これはカルパスだな」なんて言いながら食べると、より一層美味しく感じるかもしれませんね！
「知識があれば、人生はより豊かになる。」 ― アルベルト・アインシュタイン
今日も最後まで読んでくださってありがとうございます！皆さんの食生活がより豊かになりますように。それではまた次回の記事でお会いしましょう！
