こんにちは!ミーミルメディア編集長のしげっちです。今日はボクが気になっていた「アクシデントとインシデント」について詳しくお伝えします。この2つの言葉、なんとなく使い分けている方も多いと思いますが、実はビジネスシーンや医療現場では明確な違いがあるんです。皆さんも日常で「ヒヤリとした」経験ありませんか?それ、実はインシデントかもしれませんよ!さっそく違いを見ていきましょう!
アクシデントとインシデントの基本的な違い
まず簡単に言うと、インシデントは「事件(ミス)」、アクシデントは「事故」と覚えておくとわかりやすいですね。
インシデント(incident)は、組織やシステムにおいて通常の運営や業務プロセスから逸脱した、予期しない事象や問題が発生した状況を指します。一方、アクシデント(accident)は、予期せぬ出来事や不幸な事件、すでに重大な被害が生じている事故を指す用語です。
つまり、事件(ミス)があったが事故に至らなかった場合がインシデント、事件(ミス)が事故に至った場合がアクシデントということなんです。
ビジネスシーンでの使い分け
ビジネスの現場では、この違いがとても重要になってきます。「インシデントが発生した」と言えば、まだ大きな被害は出ていないものの、対応を誤ると重大な事故につながる可能性がある状態を指します。
一方、「アクシデントが起きた」となると、すでに重大な事故や大きな損害が発生し、深刻な被害・損失が生じている状況を意味します。つまり、インシデントとアクシデントの違いは「すでに事故に発展しているか否か」というポイントなんですね。
「ヒヤリハット」との関係
ビジネスの現場でよく耳にする「ヒヤリハット」という言葉もあります。これは「ヒヤリとした」「ハッとした」という言葉が語源で、「一歩間違えていたら大事故になっていたかもしれない」「なんとか事なきを得たけど、ゾッとした」というような状況を表します。
インシデントとヒヤリハットはほぼ同義と考えられることが多いですが、微妙な違いもあります。インシデントは人為的ミスが原因とは限らないのに対して、ヒヤリハットは企業内で作業に関わる人のミスに起因した状況に使われることが多いんです。
業界別のインシデントの意味と具体例
インシデントという言葉は、業界によって少しずつニュアンスが異なります。いくつかの代表的な例を見てみましょう。
医療現場でのインシデント
医療機関では、ミスをしたけれど患者に影響がなかった場合をインシデントと呼びます。医療現場では「ヒヤリハット」とも呼ばれていますが、本来インシデントとヒヤリハットは同義ではありません。
例えば、誤った医療行為などが患者に実施される前に発見されたケースや、誤った医療行為が実施されたものの結果として患者に影響を及ぼすに至らなかったケースがインシデントに該当します。
IT・セキュリティ分野でのインシデント
IT業界やセキュリティ分野では、「セキュリティリスクの高いインシデントが発見された」「ユーザーに悪影響を与えるインシデントが発生した」というような使い方をします。システムの不具合やサイバー攻撃の兆候なども、インシデントとして扱われることが多いですね。
交通・運輸分野での「重大インシデント」
「重大インシデント」という言葉は国が認定するもので、主に旅客機や鉄道など多くの人々の健康や生命に甚大な損害を与えかねない事象を指します。最近では機体や列車の損傷や故障等によって大事故につながる可能性のあった事象や状態を指す場合が多くなっています。
インシデント管理の重要性
インシデントが発生した場合、適切に管理・対応することで、アクシデントへの発展を防ぐことができます。特に企業活動においては、インシデント管理は非常に重要なプロセスとなっています。
インシデントを放置したり見逃したりすると、それがアクシデントに発展し、企業の信頼を大きく損なう可能性があります。日頃からインシデントを適切に記録・分析し、再発防止策を講じることが大切です。
ボクの経験でも、小さなミスを見逃したことで後々大きな問題になったことがありました。子どもたちにも「小さな異変に気づく目」を持つことの大切さを伝えています。
まとめ:違いを理解して適切に対応しよう
アクシデントとインシデントの違いをおさらいしましょう。インシデントは「問題やトラブル全般」を指し、その程度は軽微な場合もあります。一方、アクシデントは「深刻な被害が生じた事故や災害」を指します。
ただし、両者の使い分けは文脈によって異なる場合もあるので、状況に応じた理解が必要です。大切なのは、インシデントの段階で適切に対応し、アクシデントに発展させないことですね!
皆さんも日常生活やビジネスシーンで、「あれ?」と思ったら、それはインシデントかもしれません。小さな異変に気づく目を持つことで、大きな事故を未然に防ぐことができるかもしれませんよ。
「小さな一歩の積み重ねが、大きな飛躍につながる」- ジョン・ウッデン
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!明日もポジティブに、一歩一歩進んでいきましょう!