こんにちは!ミーミルメディア編集長のしげっちです。今日はスーパーやお肉屋さんで見かける「和牛」と「国産牛」の違いについてお話ししたいと思います。
「和牛って国産牛より高いけど、どう違うの?」「黒毛和牛って何?」なんて疑問を持ったことありませんか?実はこれ、ボクも最近まで曖昧に理解していたんです。子どもたちに聞かれて「えーっと…」と答えに詰まったことがきっかけで調べてみました。
和牛と国産牛の基本的な違い
まず最初に、和牛と国産牛の定義から整理しておきましょう。
和牛とは?
和牛は日本固有の肉用牛の品種名です。和牛と表示できるのは、「黒毛和種」「褐毛和種」「日本短角種」「無角和種」の4種類とそれらの交雑種のみに限られています。
これら4品種は長年にわたって食用肉として品種改良が重ねられてきたもので、日本特有の霜降りや脂の美味しさを楽しめるのが特徴です。値段は高めですが、お肉の中でも美味しさはピカイチなんですよ!
国産牛とは?
一方、国産牛は日本国内で肥育された牛のことを指します。ここで注意したいのは、海外で生まれた牛でも、日本での飼育期間が長ければ「国産牛」と表記できるということ。
ただし、実際には外国で生まれた牛を日本に連れてきて育てるのはコストがかかるため、現在流通している国産牛のほとんどは日本で生まれ育った牛と考えていいでしょう。
国産牛は「和牛」「交雑種」「乳用種」の3つに大きく分類されます。和牛は「和牛」と表記されるので、「国産牛」と表記されているものは主に交雑種か乳用種ということになります。
和牛の種類と特徴
和牛の4品種について、もう少し詳しく見ていきましょう!
黒毛和種
和牛の中で最も多く、全国の和牛飼育頭数の約90〜98%を占めているのがこの黒毛和種です。毛色は褐色がかった黒色で、明治時代から品種改良が行われてきた歴史ある品種です。
脂肪の交雑(霜降り)、肉の色沢、きめ、締まりなど、優れた肉質の遺伝子特性を持っています。「松阪牛」「神戸ビーフ」「近江牛」「米沢牛」などの有名ブランド牛のほとんどがこの黒毛和種なんですよ。
褐毛和種
熊本県を中心に飼われている熊本系と、高知県を中心に飼われている高知系があります。熊本系は毛色がやや淡い褐色、高知系は鼻と口、目のまわり、四肢の先端、尾の色が濃い黒褐色という特徴があります。
肉質は黒毛和種に次いで良いとされていて、「土佐牛」「肥後牛」などが有名です。
日本短角種
岩手、青森、秋田、北海道を中心に飼育されています。夏は放牧、冬は里に下す「夏山冬里方式」という飼育方法が特徴的です。現在は頭数が減少してきており、希少な品種となっています。
無角和種
山口県萩市を中心に飼育されており、毛色は真黒で、名前の通り角がないのが特徴です。こちらも日本短角種と同様に現在では頭数が減少しています。
国産牛の種類と特徴
国産牛の主な種類についても見ていきましょう。
ホルスタイン種(乳用牛)
乳用牛として最も有名な牛で、国産牛の約6割がこのホルスタイン種です。乳用牛として飼育されるのは雌で、雄は食用として飼育されています。
お乳が出なくなった乳用牛のホルスタインも食用の国産牛として扱われるため、国産牛の多くを占めているんですね。
交雑種(F1)
「交雑種」は牛の種類(品種名)ではなく、生産コストの引き下げや肉質の向上を目的に交配させた品種です。和牛の雄とホルスタインの雌という組み合わせが主流です。
和牛よりも価格を抑えながら肉質を向上するよう工夫されてきたのが、この交雑種を含む「国産牛」なんです。「F1」と表記されたり、黒毛和種との交雑種の場合「国産黒毛牛」と表記されたりすることもあります。
お肉選びで注意したいポイント
お肉を買うときに注意したいのが、「黒毛牛」と「黒毛和牛」の違いです。一見似ていますが、「和」の有無で全く異なる意味になります。
「黒毛和牛」は和牛の黒毛和種を指しますが、「黒毛牛」や「黒毛種」と表記されたものは国産の交雑牛か外国産牛の場合が多いんです。「和」の表記が入っているかどうかをしっかり確認しましょう!
また、国産牛に関しては、個体識別番号の表示が義務付けられています。(独)家畜改良センター個体識別部のトレーサビリティシステムで、その番号を入力すると品種や育成地などの詳細が確認できますよ。
ただし、ひき肉やコマ切れ、切り落とし、加工肉には個体識別番号の表示義務がないので、迷ったらお店の人に確認するのがベストです。
まとめ:自分に合った牛肉選びを
和牛と国産牛の違い、お分かりいただけましたか?簡単にまとめると:
- 「和牛」:黒毛和種、褐毛和種、日本短角種、無角和種の4品種とその交雑種のみ
- 「国産牛」:日本で飼育された牛の総称(和牛、交雑種、乳用種を含む)
日本特有の柔らかい霜降りや脂の美味しさを楽しみたいなら「和牛」、予算を抑えつつ質の良いお肉を食べたいなら「国産牛」を選ぶといいでしょう。
家族の好みや料理によって使い分けるのもアリですね!うちでは特別な日のステーキは和牛、普段の煮込み料理やカレーは国産牛と使い分けています。子どもたちも「今日は和牛だ!」と大喜びです♪
「知識は力なり」 – フランシス・ベーコン
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!これからもミーミルメディアでは、皆さんの生活に役立つ情報をお届けしていきます。次回もお楽しみに!