こんにちは!ミーミルメディア編集長のしげっちです。今日は皆さんが日常生活でよく使う「すいません」と「すみません」について詳しくお話ししていきます。この二つの言葉、何気なく使っているけど、実はどっちが正しいの?ビジネスシーンではどう使い分けるべき?そんな疑問にスッキリ答えていきますよ!
「すいません」と「すみません」の違いは?
結論から言うと、正しい言葉は「すみません」です。「すいません」は「すみません」を発音しやすくした言葉なんです。
「すみません」は漢字で「済みません」と書き、動詞「済む」の連用形に丁寧の助動詞「ます」の未然形と打ち消しの助動詞「ん」が付いた言葉です。「済まない」の丁寧語というわけですね。
一方、「すいません」は「すみません」の「み(mi)」の「m」音を落として「su (m)i ma se n」となった、言いやすいように崩れていった言葉なんです。文法的には「イ音便」と呼ばれる現象で、「巻きて→巻いて」「書きて→書いて」のように、口で言いやすいように音が変化したものです。
つまり、意味は同じでも「すみません」が正式な表現で、「すいません」はくだけた表現ということです。
「すみません」の本当の意味とは?
「すみません」は実は多くの意味を持っています。主に以下の3つのシーンで使われることが多いですね。
1. 謝罪の気持ちを表す
「遅れてすみません」「ご迷惑をおかけしてすみません」など、相手に謝る場面で使います。「済む」には「他人に対して言い訳が立つ」という意味があり、打消しの「ん」がつくことで「他人に対して言い訳が立たない」という意味になります。
2. 感謝の気持ちを表す
「お手伝いいただいてすみません」など、相手からの好意に対して感謝する場面でも使います。これは「相手に手間をかけさせてしまって申し訳ない」という気持ちも含まれています。
3. 呼びかけや依頼のクッション言葉として
「すみません、そこを通りたいのですが…」など、相手に何かを頼む前のクッション言葉としても使われます。これは「恐れ入ります」というニュアンスを含んでいます。
皆さんも日常生活でこんな風に使い分けていますよね?
ビジネスシーンでの「すみません」の使い方
ビジネスシーンでは「すみません」の使い方に注意が必要です。特に以下の2点は覚えておきましょう。
ビジネスメールでは使わない
「すみません」も「すいません」も口語表現です。ビジネスメールや文書では使わないようにしましょう。メールで謝罪する場合は「申し訳ございません」「お詫び申し上げます」などの表現を使うのが適切です。
目上の人には使わない方が無難
「すみません」は丁寧語ではありますが、やや軽いニュアンスがあります。目上の方やお客様に対しては、より丁寧な表現を使った方が良いでしょう。特に重大なミスを謝罪する場合などは「誠に申し訳ございません」「心よりお詫び申し上げます」などの表現が適切です。
ただ、部署内の打ち合わせなど、カジュアルな場面では「すみません」を使っても問題ありません。相手との関係性や状況によって使い分けるのがポイントですね!
「すみません」の言い換え表現
ビジネスシーンでより適切な表現を使いたい場合は、以下のような言い換え表現を覚えておくと便利です。
謝罪の場合
「申し訳ございません」「お詫び申し上げます」「失礼いたしました」など。重大な謝罪の場合は「誠に申し訳ございません」「心よりお詫び申し上げます」「深謝いたします」などがより適切です。
感謝の場合
「ありがとうございます」「恐れ入ります」「恐縮です」など。「ありがとうございます」は純粋な感謝の気持ちを表し、「恐れ入ります」「恐縮です」は相手に手間をかけさせた申し訳なさも含みます。
依頼・呼びかけの場合
「失礼いたします」「恐れ入りますが」「お手数をおかけいたしますが」など。相手に何かを頼む前のクッション言葉として使えます。
「すみません」と「ありがとう」の違い
「すみません」と「ありがとう」、どちらも感謝の気持ちを表す言葉ですが、ニュアンスが少し異なります。
「ありがとう」は「めったにないこと」という意味の「有り難し」からできた言葉で、めったに起こらない奇跡のような出来事への感謝を表します。そのため、喜びの気持ちが強い場合に使われます。
一方、「すみません」は謝罪や感謝の気持ちに、恐縮の気持ちをプラスしたものです。相手に手間をかけさせてしまった申し訳なさも含まれています。
例えば、誕生日プレゼントをもらって純粋に嬉しい場合は「ありがとう」、仕事を手伝ってもらって感謝しつつも相手に負担をかけた申し訳なさもある場合は「すみません」と言うことが多いですね。
まとめ:状況に応じた言葉選びを
いかがでしたか?「すいません」と「すみません」の違い、そして適切な使い方についてお分かりいただけたでしょうか。
ポイントをまとめると:
- 正式な表現は「すみません」、「すいません」は口語表現
- ビジネスメールや文書では使わない
- 目上の人には、より丁寧な表現を使う
- 「すみません」は謝罪・感謝・依頼の3つの意味で使われる
- 状況に応じて適切な言い換え表現を使い分ける
言葉は相手との関係性や状況によって使い分けることが大切です。ビジネスシーンでは特に言葉選びに気を配り、相手に敬意を示す表現を心がけましょう。
日常会話では「すいません」と「すみません」どちらを使っても問題ありませんが、ビジネスシーンではTPOに合わせた言葉選びをすることで、より円滑なコミュニケーションが取れるようになりますよ!
本日の名言:
「言葉を磨くことは、心を磨くことである」- 松下幸之助
皆さん、今日も素敵な一日をお過ごしください!ミーミルメディア編集長のしげっちでした!