こんにちは!ミーミルメディア編集長のしげっちです。今日は皆さんのお家にも必ずあるであろう「砂糖」について、ちょっと掘り下げてみたいと思います。特に「上白糖」と「三温糖」の違いって、意外と知らないことが多いんですよね。ボクも最近まで「茶色い方が体にいいんでしょ?」くらいの認識でした(笑)。でも実際はどうなのか、しっかり調べてみましたよ!
上白糖と三温糖の基本的な違い
まず基本的な違いからお話しますね。上白糖と三温糖は見た目が全然違いますよね。上白糖は真っ白、三温糖はベージュや薄い茶色をしています。この色の違いはどこから来るのでしょうか?
実は両方とも原料は同じ「さとうきび」なんです!違いは製造工程にあります。上白糖は精製やろ過をして不純物を取り除いた後、転化糖という糖液をまぶしてしっとりとした質感に仕上げています。一方、三温糖は上白糖を作る際に出る糖液を煮詰めたもので、この煮詰める過程でカラメル化が起こり、あの特徴的な色と香ばしい風味が生まれるんです。
三温糖は「三度煮詰める」ことからその名前がついたという説もあります。なるほど、納得ですね!
栄養価とカロリーの違い
「三温糖の方が体にいい」というイメージを持っている方も多いかもしれませんが、実はカロリーや栄養価はほとんど変わりません。
カロリー比較
上白糖:100gあたり約391kcal(大さじ1杯で約35kcal)
三温糖:100gあたり約390kcal(大さじ1杯で約35kcal)
見てください!ほぼ同じなんです。三温糖が茶色いからといって、ミネラルやビタミンが豊富というわけではないんですね。カリウムやナトリウムなどはごくわずかに残っていますが、栄養面で大きな差はありません。
甘味の違い
ただし、甘さの感じ方には違いがあります。三温糖は上白糖よりも甘みが強く感じられ、独特のコクと風味があります。これはカラメル化による複雑な風味が加わるためです。
料理別おすすめの使い分け方
さて、ここからが実践編!それぞれの特徴を活かした使い分け方をご紹介します。
上白糖がおすすめの料理
上白糖は万能選手!クセがなく何にでも合うので、幅広い料理に使えます。特に以下のような料理におすすめです。
・洋菓子全般(特にサラサラした質感が必要ないもの)
・コーヒーや紅茶などの飲み物
・あっさりとした甘さが欲しい和え物や酢の物
上白糖は焼き菓子を作るとしっとりと仕上がる特徴があります。マドレーヌやパウンドケーキ、カステラなどはむしろ上白糖の方が適しているんですよ!
三温糖がおすすめの料理
三温糖は独特のコクと風味を活かせる料理に向いています。
・煮物全般(肉じゃが、筑前煮など)
・照り焼き料理(ブリの照り焼きなど)
・佃煮
・和菓子(特にきな粉と相性抜群!)
三温糖を使うと煮物がグッと深みのある味わいになります。ボクの奥さんは肉じゃがを作るときは必ず三温糖を使っていて、子どもたちにも大好評なんですよ。コクがあって香ばしい風味が加わるので、甘辛い味付けの和食にピッタリなんです。
三温糖の代用方法
「レシピに三温糖って書いてあるけど、家にないよ〜」なんて時もありますよね。そんな時の代用方法もご紹介します!
上白糖で代用する場合
上白糖は三温糖と同じ重さなので、そのまま同量で代用できます。ただし、三温糖のようなコクはないので、少しあっさりした仕上がりになります。また、三温糖のような色も出ません。
その他の代用品
・きび砂糖:三温糖と似た色の仕上がりになります。ただし、黒糖に似た風味があるので使いすぎには注意!
・水あめ:照り焼き料理の代用品に最適。照りが出るので見た目も良くなります。
・ザラメ(特に中ザラ糖):色も風味も三温糖に近い仕上がりになります。
砂糖の糖度と甘味度
砂糖には「糖度」と「甘味度」という指標があるのをご存知でしたか?
糖度は砂糖に含まれる「ショ糖」という成分の割合のことで、上白糖は約97.7%、三温糖は約96.4%とされています。
一方、甘味度は人間の感覚に基づく甘さの強さを表す指標です。三温糖はカラメルにより複雑な風味がつき、上白糖よりも甘味が強く感じられるんですよ。
まとめ:料理の特徴に合わせて使い分けよう!
いかがでしたか?上白糖と三温糖、見た目は全然違いますが、カロリーや栄養価はほぼ同じということが分かりましたね。違いは主に風味と甘みの感じ方にあります。
上白糖はクセがなく万能、三温糖はコクと風味が特徴的。料理の特徴に合わせて使い分けることで、より美味しい料理が作れますよ!
ちなみにボクの家では、普段使いは上白糖、煮物や照り焼きなどの和食には三温糖と使い分けています。子どもたちも「パパの煮物、甘くておいしい!」と言ってくれるので、この使い分けは正解だったみたいです(笑)。
皆さんも今日からぜひ、料理に合わせた砂糖選びを楽しんでみてくださいね!
本日の名言:
「料理とは愛情であり、贈り物であり、分かち合うことである。」 – ジュリア・チャイルド
砂糖選びひとつで料理の味が変わる。そんな小さな工夫も、大切な人への愛情表現かもしれませんね。今日も素敵な一日をお過ごしください!