みなさん、こんにちは!ミーミルメディア編集長のしげっちです。今日は、血液検査でよく耳にする「血清」と「血漿」について、ギュウギュウに詰め込んでお話ししていきますよ。ボクも最近健康診断を受けたんですが、この違いって意外と知らないものですよね?さあ、一緒に学んでいきましょう!
血清と血漿:似て非なるもの
まず、血清と血漿の大きな違いは何か知っていますか?実は、「フィブリノゲン」というタンパク質の有無なんです。ちょっと難しい言葉が出てきましたが、ゆっくり解説していきますね。
血漿(けっしょう)とは?
血漿は、血液から血球成分(赤血球、白血球、血小板)を除いた液体部分のことを指します。タンパク質、ブドウ糖、脂質、ホルモンなど、さまざまな成分が含まれています。そして、この血漿には「フィブリノゲン」という血液を固めるタンパク質が含まれているんです。
血清(けっせい)とは?
一方、血清は血漿からフィブリノゲンを除いたものです。血液を採取してそのまま放置すると、血液が固まって沈殿(血餅)と上澄みに分かれます。この上澄みの部分が血清なんですよ。
血清と血漿の使い分け
では、なぜ血清と血漿を分けて使うのでしょうか?それぞれの特徴によって、検査項目が異なるんです。
血漿を使う検査
血糖検査や凝固検査には血漿が使われます。例えば、糖尿病の検査で測定する血糖値やHbA1cは血漿を使います。また、心不全の検査に使うBNPも血漿で調べるんですよ。
血清を使う検査
血清は、実はとってもマルチな活躍をしています。電解質、コレステロール値、肝機能、腎機能など、多くの生化学検査に使われます。さらに、感染症検査や腫瘍マーカーの検査にも血清が大活躍!
全血って何?
ここで、もう一つ知っておきたい用語が「全血」です。これは、採血されたそのままの状態の血液のことを指します。赤血球や白血球、血小板の数を調べるときに使われます。
検査の種類によって使い分け
検査の内容によって、全血、血漿、血清のどれを使うかが決まっているんです。例えば、貧血の検査なら全血、血糖値なら血漿、肝機能なら血清というように、それぞれの特徴を活かして使い分けているんですよ。
つまり、血清と血漿の最大の違いは、フィブリノゲンの有無にあり、これによって検査項目が変わってくるんです。
みなさん、いかがでしたか?血清と血漿の違い、スッキリ理解できましたか?健康診断の結果を見るときに、この知識があると少し違って見えるかもしれませんね。
ボクたちの体の中で、血液はとても重要な役割を果たしています。だからこそ、血液検査の結果をしっかり理解することが大切なんです。これからも、自分の体のことをよく知って、健康な毎日を過ごしていきましょう!
最後に、今日の名言をご紹介します。
「健康であることの価値は、病気になって初めて分かる」 – ジム・ロン
健康であることに感謝しつつ、定期的な健康診断を忘れずに。それでは、また次回お会いしましょう!