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台湾華語と中国語の違い!発音や文字、表現まで徹底解説

こんにちは!ミーミルメディア編集長のしげっちです。最近、息子が高校で中国語を勉強し始めたんですが、「台湾の中国語と中国本土の中国語って違うの?」って質問されて、ボク自身もハッキリ答えられなかったんですよね。そこで今回は、台湾華語と中国語(普通話)の違いについて徹底調査してみました!

皆さんの中にも、中国語を勉強しようと思っているけど、台湾と中国本土のどちらの中国語を学ぶべきか迷っている方もいるのではないでしょうか?この記事を読めば、その違いがスッキリ分かりますよ!

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目次

台湾華語と中国語(普通話)の基本的な違い

まず、台湾で話される中国語は「台湾華語」と呼ばれ、中国本土で話される標準語は「普通話」や「北京話」と呼ばれています。基本的な文法や単語のベースは同じですが、いくつかの重要な違いがあります。

アメリカ英語とイギリス英語の関係に似ていて、お互いに会話はほぼ成立するんですよ!でも、細かいところを見ると、文字、発音、語彙、文法に違いがあるんです。

1. 使用している漢字の違い

一番分かりやすい違いは文字です!台湾華語では「繁体字」を使用し、中国の普通話では「簡体字」を使います。

繁体字は簡略化されていない漢字で、日本語の漢字と似ているものが多いんです。一方、簡体字は従来の漢字を簡略化したもの。中国では国民全体の識字率を高めるために簡体字を導入したという歴史があります。

例えば「なぜ」という意味の言葉は:

  • 台湾(繁体字):「為什麼」(Wèishéme)
  • 中国(簡体字):「为什么」

日本語を知っている方にとっては、台湾の繁体字の方が馴染みやすいかもしれませんね!

2. 発音の違い

発音にも面白い違いがあります。中国語には舌を巻いて発音する「zh, ch, sh, r」といった音がありますが、台湾の人はあまり舌を巻かない傾向があります。

例えば「是不是」(そうですか?)という表現は:

  • 中国:「shìbushì」(舌を巻いて発音)
  • 台湾:「sìbusì」(舌をあまり巻かない)

また、「どこ」という意味の言葉も違います:

  • 中国:「哪兒」(Nǎ’er)
  • 台湾:「哪裡」(Nǎlǐ)

台湾では「er」の発音はあまり使わないんですよ。日本人にとっては、舌を巻く発音が難しいので、台湾華語の方が発音しやすいという利点もあります!

3. 語彙の違い

使う単語も地域によって異なります。例えば:

「スプーン」は:

  • 台湾:「湯匙」(Tāngchí)
  • 中国:「勺子」(sháozi)

「自転車」は:

  • 台湾:「腳踏車」(Jiǎotàchē)
  • 中国:「自行车」(zìxíngchē)

「地下鉄」は:

  • 台湾:「捷運」(jiéyùn)
  • 中国:「地铁」(dìtiě)

「パイナップル」は:

  • 台湾:「鳳梨」(fènglí)
  • 中国:「菠萝」(bōluó)

4. 発音記号と入力方法の違い

漢字の発音を表記する方法も異なります:

  • 台湾:「注音(ボポモフォ)」という記号を使用 例:「你好」は「ㄋㄧˇ ㄏㄠˇ」と表記
  • 中国:「拼音(ピンイン)」というローマ字表記を使用 例:「你好」は「Nǐ hǎo」と表記

入力方法も違っていて、台湾人は注音で台湾華語を学び、入力する際も注音を使うことが多いです。一方、中国ではピンインを使って入力します。

文法の違いもある!

文法にも微妙な違いがあります。例えば、動作が進行中であることを表す場合:

  • 中国語:動詞の後に「著」(zhe)をつける 例:「我吃著晚飯」(wǒ chīzhe wǎnfàn)「私は夕食を食べている」
  • 台湾華語:動詞の前に「在」(zài)をつける 例:「我在吃晚飯」(wǒ zài chī wǎnfàn)「私は夕食を食べている」

また、過去形を表す助詞「了」(le)の使い方も異なり、中国本土では二重に使うことがありますが、台湾では単一の文末助詞として使われることが多いです。

台湾語と台湾華語は別物!

ここで一つ注意点!「台湾語」と「台湾華語」は全く別の言語です。台湾語は福建省からの移民が話す閩南語をルーツとして独自に発展した言語で、台湾華語とは会話が成立しないほど違います。

最近では台湾政府も台湾語の保護に力を入れていて、学校でも台湾語の授業が行われていますが、すべての台湾人が台湾語を話せるわけではありません。台北などの都市部では台湾語を話せない人も多く、逆に郊外の高齢者は台湾語しか話せないというケースもあるんですよ。

どちらを学ぶべき?台湾華語vs中国語

「どちらを学ぶべきか?」というのは、目的によって変わってきます。

  • 日本人にとっては:台湾華語は繁体字を使うため、日本の漢字と共通点が多く、また発音も比較的簡単なので、初心者には取っつきやすいかもしれません。
  • ビジネス目的なら:中国本土との取引が多い場合は普通話、台湾との取引が多い場合は台湾華語を学ぶと良いでしょう。
  • 旅行目的なら:訪問先に合わせて選ぶのがベストです。

どちらを選んでも、基本的な会話はお互いに通じるので、あまり神経質になる必要はありません。ボクの息子も「どっちでもいいから、まずは基本をしっかり学ぼう!」と言って勉強を始めました。

まとめ:台湾華語と中国語の違い

台湾華語と中国語(普通話)の主な違いをおさらいしましょう:

  1. 文字:台湾は繁体字、中国は簡体字を使用
  2. 発音:台湾では舌を巻く音が少なく、発音にも違いがある
  3. 語彙:同じものでも異なる単語を使うことがある
  4. 発音記号:台湾は注音(ボポモフォ)、中国はピンイン(拼音)を使用
  5. 文法:進行形の表現方法など、細かい違いがある

どちらの中国語を学ぶにしても、基本をしっかり押さえれば、あとは少しずつ違いを理解していけば大丈夫です。言語は使えば使うほど上達するものですから、まずは一歩踏み出してみましょう!

皆さんも中国語学習、ギュウギュウ詰めのスケジュールの中でも少しずつ進めていきましょうね!

「千里の道も一歩から」- 老子

今日もポジティブに、一歩一歩前進していきましょう!

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