こんにちは、皆さん!ミーミルメディア編集長のしげっちです。今日は髪のプロフェッショナルである「理容師」と「美容師」の違いについてお話しします。「なんとなく違いは分かるけど、具体的には?」という疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?実は法律で明確に区別されているんですよ!それではさっそく見ていきましょう!
理容師と美容師の基本的な違い
理容師と美容師、どちらも髪を扱うプロフェッショナルですが、実は全く別の国家資格なんです。昭和22年に公布された「理容師法」と「美容師法」という別々の法律によって、それぞれの仕事内容が明確に定められています。
理容師の仕事は「頭髪の刈込、顔そり等の方法により容姿を整えること」と定義されています。一方、美容師の仕事は「パーマネントウェーブ、結髪、化粧等の方法により、容姿を美しくすること」と定められているんです。
最も大きな違いは、カミソリを使った顔剃りや髭剃りができるのが理容師で、美容師にはそれが法律上認められていないということです。
具体的な仕事内容の違い
理容師の仕事内容
理容師は主に身だしなみを整えることを目的としています。具体的な業務内容としては:
- ヘアカット
- 顔剃り・髭剃り(シェービング)
- 襟足の剃り込み
- パーマ
- カラーリング
もともとは男性客向けのサービスが中心でしたが、最近では女性向けのシェービングサービスを提供する理容室も増えてきています。お客さんの髪質や顔の形に合わせて、ミリ単位の細かい技術が求められるお仕事なんですよ!
美容師の仕事内容
美容師はお客さんのおしゃれをサポートすることが主な仕事です。容姿を美しく整えるための様々なサービスを提供します:
- ヘアカット
- パーマ
- カラーリング
- ヘアセット
- 着付け
- まつエク・まつ毛パーマ
- メイク
美容師は理容師と違って、着付けやヘアセット、メイクなどの美容目的の施術ができるのが特徴です。最近ではトータルビューティーサロンも増えてきて、ネイルやまつエクなど、髪以外の美容サービスも提供する美容師さんも増えています。ファッションやトレンドに敏感で、お客さんを美しく変身させるセンスが求められる仕事なんですね!
資格取得の違い
理容師も美容師も国家資格が必要です。どちらの免許も取得するためには、専門の養成施設で必要な教育を受け、国家試験に合格する必要があります。
理容師になるには理容師免許を、美容師になるには美容師免許を取得しなければいけません。また、理容師法と美容師法の定めにより、理容師は理容所でのみ、美容師は美容所でのみ業務を行うことが義務付けられています。
つまり、理容師が美容所で働いたり、美容師が理容所で働くことはできないんです。ただし、両方の資格(ダブルライセンス)を持っていれば、どちらの場所でも働くことができますよ!
向いている人の特徴
理容師に向いている人
- 確実な技術を身につけたい人
- 丁寧な仕事ができる人
- お客様の要望を正確に聞き取れる人
- 集中力が高い人
- 安定した仕事を求めている人
理容師は特に髭剃りなど、お客さんの肌に直接刃物を当てる繊細な作業も多いため、高い集中力と確かな技術が求められます。根気強く練習を重ね、確実な技術を身につけることが大切です。
美容師に向いている人
- 美容やファッションに興味がある人
- コミュニケーション能力が高い人
- 新しいことに挑戦するのが好きな人
- 創造性を活かしたい人
- チームワークを大切にできる人
美容師はお客さんの要望を聞きながら、髪型を提案し、施術を行います。コミュニケーション能力やお客さんとの信頼関係を築く能力が求められますし、常に新しいヘアスタイルやトレンドを学び続ける姿勢も大切です。
収入の違い
理容師と美容師の年収は、全国平均で約380万円程度です。ただし、地域や就業形態、サービス内容などによって大きく異なります。
求人情報を見ると、理容師の求人賃金は全国平均で月額28万6000円、美容師は月額26万4000円と、理容師のほうがやや高い傾向にあります。また、有効求人倍率は理容師が15.75倍、美容師が6.1倍と、理容師のほうが人材不足の状況にあるようです。
ただし、美容院では、パーマ、カラーリング、メイク、ネイルなど、施術メニューが多いため、客単価は美容師のほうが高い傾向にあります。腕を磨いてスキルアップすれば、どちらの職業でも収入アップが期待できますよ!
ダブルライセンスという選択肢
理容師と美容師、両方の資格を取得することを「ダブルライセンス」と呼びます。ダブルライセンスを持っていると、理容所でも美容所でも働くことができるため、活躍の場が広がります。
例えば、美容師の資格を持っている人が理容師の資格も取得すれば、顔剃りやシェービングのサービスも提供できるようになります。逆に、理容師の資格を持っている人が美容師の資格も取得すれば、着付けやメイクなどのサービスも提供できるようになります。
ただし、両方の資格を取得するには時間と費用がかかりますので、自分のキャリアプランに合わせて検討するとよいでしょう。
まとめ
理容師と美容師、どちらも髪を扱うプロフェッショナルですが、法律で定められた業務内容に違いがあります。理容師は顔剃りができ、身だしなみを整えることが主な仕事。美容師は着付けやメイクができ、容姿を美しくすることが主な仕事です。
どちらを目指すかは、自分の興味や適性に合わせて選ぶとよいでしょう。また、将来的にはダブルライセンスを取得して、活躍の場を広げるという選択肢もありますよ!
皆さんの中にも美容師や理容師を目指している方がいるかもしれませんね。それぞれの特徴を理解して、自分に合った道を選んでくださいね!
「自分の好きなことを仕事にできれば、一生働かなくていい」 ― 孔子
今日も最後まで読んでくれてありがとうございました!ミーミルメディア編集長のしげっちでした。また次回の記事でお会いしましょう!