こんにちは!ミーミルメディア編集長のしげっちです。最近、親の介護について考える機会が増えてきた皆さん、多いんじゃないでしょうか?ボクも実は先日、母が体調を崩して「要支援」の認定を受けたんです。そこで今日は「要支援」と「要介護」の違いについて、ギュウギュウに詰め込んでお伝えします!
要支援と要介護の基本的な違い
要支援と要介護、名前は似ていますが、実はかなり違いがあるんです。簡単に言うと、「要支援」は日常生活の基本的なことは自分でできるけど、部分的な支援が必要な状態。一方「要介護」は、日常生活において常に誰かの介護が必要な状態を指します。
要支援の定義
厚生労働省の定義によると、要支援は「日常生活の基本的なことは自分で対応できるが、部分的な生活支援が必要な状態」とされています。例えば、お風呂に入ることは自分でできるけど、浴槽の掃除ができないとか、食事は自分で食べられるけど、調理が難しいといった状態ですね。
要介護の定義
一方、要介護は「人の手を借りずに自分だけで日常生活を送ることが難しい状態」です。食事や排せつ、入浴などの基本的な動作に介助が必要だったり、認知機能の低下がみられたりする場合が多いです。
要支援と要介護の最大の違いは、自分で基本的な生活ができるかどうかというポイントにあります!
要支援・要介護の区分と状態
介護の必要度は全部で8段階に分かれているって知っていましたか?
自立(非該当)
まず「自立」は、要支援にも要介護にも該当しない状態。日常生活の基本的な動作を自力で行うことができ、介護や支援がなくても生活を送れる状態です。
要支援1・2の状態
要支援1は、食事や排せつ、入浴などほとんど自分で行えるけど、掃除などが一人ではできない状態。要支援2になると、自分でできることがさらに少なくなり、入浴時に背中を洗えなかったり、浴槽をまたげなかったりします。でも、介護予防サービスを利用すれば、状態の維持・改善が期待できる段階です。
要介護1~5の状態
要介護1は、立ち上がりや歩行が不安定で、排せつ時のズボンの上げ下ろしや入浴時に介助が必要な状態。要介護2になると、見守りがあれば着替えはできるけど、排せつや入浴の一部、あるいは全てに介助が必要になります。
要介護3以上になると、さらに介助の必要度が増していき、要介護5は寝たきりで意思疎通も困難、全面的な介護が必要な状態となります。
要支援2と要介護1の境目は?
「要支援2」と「要介護1」は、介護の必要量としては同程度と判定されることがあります。では、どこで分かれるのでしょうか?
実は2つの基準があるんです!
- 認知症の有無:認知症高齢者の日常生活自立度の判定で、認知症の可能性が高いとされた場合(自立度がⅡ以上かM)は、要介護1に判定されます。
- 状態の安定性:半年以内に状態が大きく変わる可能性があると判断される場合も、要介護1に判定されます。
つまり、同じくらいの介護量が必要でも、認知症の症状があったり、状態が不安定だったりする場合は「要介護1」、そうでない場合は「要支援2」という区分けになるんですね!
受けられるサービスの違い
要支援と要介護では、受けられるサービスも異なります。
要支援で受けられるサービス
要支援の方は「介護予防サービス」を受けることができます。これは、年齢とともに衰えた身体機能に対して適切な対策を行い、心身機能の維持や改善を図ることを目的としています。
要介護で受けられるサービス
要介護の方は「介護サービス」を受けることができます。これは自立した生活の支援が目的で、食事や排せつ、入浴など日常生活の幅広い支援が含まれます。
また、担当窓口も異なり、要支援の場合は主に地域包括支援センターが手続きを担当し、要介護の場合は居宅介護支援事業所が主体となって介護プランを作成します。
要介護度の変化について
要介護度は固定されたものではなく、状態によって変わることがあります。例えば、入院後に身体機能が低下して日常生活に支援が必要になった場合は、要介護度が重く認定されることがあります。
逆に、リハビリや周囲のサポートにより機能が回復すれば、要介護度が下がる可能性もあります。ボクの母も、最初は要支援2だったのが、リハビリを頑張って今は要支援1になりました!
まとめ:要支援と要介護の違いを理解しよう
要支援と要介護の違いをまとめると:
- 要支援:日常生活の基本的なことは自分でできるが、部分的な支援が必要
- 要介護:日常生活において常時介護が必要
認定される区分によって、受けられるサービスや担当窓口も変わってきますので、ご家族の状態に合わせて適切なサポートを受けることが大切です。
皆さんのご家族が介護が必要になったとき、この記事が少しでもお役に立てば嬉しいです!何か質問があれば、コメント欄でお待ちしていますよ♪
「人生は山あり谷あり。谷にいるときこそ、次の山頂への準備をする時だ」 – ノーマン・ビンセント・ピール
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました!皆さんの毎日が、スッキリと明るいものでありますように!