こんにちは!ミーミルメディア編集長のしげっちです。今日は皆さんから多く寄せられる「もち麦と押し麦の違いって何?」という疑問にお答えしていきますね。
最近、健康志向の高まりとともに注目されている「麦ごはん」。スーパーに行くと「もち麦」や「押し麦」が並んでいて、「どっちを選べばいいの?」と悩んだことがある方も多いのではないでしょうか?
ボクも実は最初は違いがよく分からず、家族に「これ何が違うの?」と聞かれて答えられなかった経験があります。そこで今回は、もち麦と押し麦の違いをギュウギュウに詰め込んでご紹介します!
もち麦と押し麦の基本的な違い
まず知っておきたいのは、もち麦と押し麦は同じ「大麦」の仲間ですが、種類が根本的に異なるということ。
お米に「うるち米」と「もち米」があるように、大麦にも「うるち性」と「もち性」があるんです。
種類の違い
・もち麦:もち性の大麦を加工したもの
・押し麦:うるち性の大麦を加工したもの
つまり、名前は似ていても原料となる麦自体が違うんですね!これが最も基本的な違いです。
見た目と形状の違い
見た目でも見分けることができますよ。
もち麦は丸みのある形をしていて、「丸麦」とも呼ばれることがあります。一方、押し麦はその名の通り平たく押しつぶされたような形をしています。
これは加工方法の違いによるもので、どちらも大麦の硬い外皮を取り除いた後、蒸す工程までは同じなのですが、その後の処理が異なります。もち麦は蒸した後にさらに綺麗に磨く作業がされ、押し麦は蒸した後にローラーで潰されるんです。
食感の違いはなぜ生まれる?
「もち麦はモチモチ、押し麦はプチプチ」と言われますが、この食感の違いはどこから来るのでしょうか?
デンプン構造の違い
食感の違いは、含まれるデンプンの種類に秘密があります!
・もち麦:アミロペクチンが約95~98%(アミロースは約2~5%)
・押し麦:アミロペクチンが約70~80%(アミロースは約20~30%)
アミロペクチンは粘りと弾力を生み出す成分で、これが多いともちもちした食感になります。一方、アミロースが多いとパサつきやすくなります。
もち麦はアミロペクチンの割合が高いため、もち米に近いモチモチとした食感を楽しめるんですね。押し麦はアミロースも含むため、ふっくらとした食感が特徴です。
実際の食べ比べ
ボクの家族で食べ比べてみたところ、子どもたちからは「もち麦の方がもちもちして美味しい!」という声が多かったです。一方、妻は「押し麦の方が食べやすい」と言っていました。好みが分かれるところですね!
女性/40代前半/主婦
「おにぎりを作るならもち麦が冷めても美味しいから便利。お弁当用にはもち麦を選んでます」
栄養価の違いはある?
健康のために麦ごはんを取り入れたい方にとって、栄養価の違いは気になるポイントですよね。
結論から言うと、もち麦と押し麦は同じ大麦なので、栄養価に大きな違いはありません。どちらも白米と比べると食物繊維が豊富で、腸内環境を整えるのに役立ちます。
ただし、商品によって栄養成分にばらつきがあるので、購入する際には栄養成分表示をチェックすることをオススメします!
大麦の優れた栄養価
白米と比較した大麦(もち麦・押し麦)の栄養価を見てみましょう。
・食物繊維総量:白米0.5g、大麦12.2g(100gあたり)
・水溶性食物繊維:大麦6.7g(100gあたり)
・カルシウム:白米5mg、大麦21mg(100gあたり)
・カリウム:白米89mg、大麦210mg(100gあたり)
特に注目したいのは水溶性食物繊維!これが腸内環境を整えたり、コレステロール値の改善に役立つと言われています。
価格と入手のしやすさ
実用的な観点から見ると、押し麦ともち麦には価格差があります。
・押し麦:約45円/100g
・もち麦:約74円/100g
コスパを重視するなら押し麦の方が経済的ですね。また、一般的なスーパーでの入手しやすさも押し麦の方が優れています。
どちらを選ぶべき?
結局のところ、どちらを選ぶべきかは用途や好みによって変わってきます。
・もちもちした食感が好きな方→もち麦
・ふっくらとした食感が好きな方→押し麦
・おにぎりやサラダに混ぜる→もち麦(冷めても美味しい)
・コスパ重視→押し麦
ボクの家では、用途によって使い分けています。普段の食事には押し麦、お弁当用にはもち麦というように。皆さんも食べ比べて、自分好みの麦ごはんを見つけてみてくださいね!
おいしい麦ごはんの炊き方
せっかくなので、おいしい麦ごはんの炊き方もご紹介します。
基本の麦ごはんの炊き方
1. 白米2合に対して大麦(もち麦または押し麦)を1/3カップ程度
2. 白米と大麦を一緒に研ぐ(大麦は研がなくてもOK)
3. 通常の水加減より少し多めの水を入れる
4. 炊飯器の「白米」モードで炊く
これだけで簡単に麦ごはんが楽しめます!最初は少量から始めて、徐々に量を増やしていくのがオススメですよ。
麦ごはんをもっと美味しく食べるコツ
麦ごはんに「山芋とろろ」をかけて食べる方法は理にかなっています。山芋にはアミラーゼというデンプンを消化する酵素が豊富に含まれているので、麦の消化を助けてくれるんです。
また、麦ごはんは和食だけでなく、カレーやチャーハン、ピラフなど様々な料理と相性抜群!ぜひ色々な料理に活用してみてください。
まとめ:自分に合った麦選びを
もち麦と押し麦の違いをおさらいしましょう。
・もち麦:もち性の大麦で、モチモチした食感が特徴
・押し麦:うるち性の大麦で、ふっくらとした食感が特徴
・栄養価に大きな違いはなく、どちらも食物繊維が豊富
・価格は押し麦の方が安い
どちらが良いというわけではなく、好みや用途によって使い分けるのがベストです。まずは少量から試して、自分に合った麦ごはんライフを楽しんでみてくださいね!
最後に本日の名言をご紹介します。
「健康とは、単に病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいう」
– 世界保健機関(WHO)
健康的な食生活は幸せな毎日の基本。麦ごはんを取り入れて、皆さんの健康ライフがより充実したものになりますように!
それでは、また次回のミーミルメディアでお会いしましょう!