こんにちは!ミーミルメディア編集長のしげっちです。最近、街を歩いていると若い方を中心にタトゥーを入れている人をよく見かけるようになりました。ボクの息子(高1)も「将来小さいタトゥー入れてみたい」なんて言ってて、親としては複雑な気持ちです(笑)。でも、そもそも「刺青」と「タトゥー」って何が違うの?と思ったことはありませんか?今日はそんな疑問にお答えしていきますよ!
刺青とタトゥーの基本的な違い
結論から言うと、刺青とタトゥーには明確な違いはありません。どちらも皮膚に針などを使って色素や墨を入れて絵や文字を描くものです。「タトゥー」は英語の「tattoo」をカタカナ読みしたもので、元々はタヒチ語の「ta tau(タタウ)」が語源とされています。
ただし、日本では使われ方に微妙な違いがあるんですよ。
呼び方の違い
年代によって呼び方が異なる傾向があります。一般的に年配の方は「刺青」、若い方は「タトゥー」と呼ぶことが多いようです。ボクの世代(40代)でも「刺青」というと何だかヤクザさんが入れているイメージがありますよね?
デザインとサイズによる違い
最近では、デザインやサイズによって使い分けられることも多いんです。
- 「刺青」:日本的な和柄のデザインや、背中一面・腕一本など大きなサイズのもの
- 「タトゥー」:洋風のデザインや、ワンポイントなど小さめのサイズのもの
ただし、和柄のものを「タトゥー」と呼んでも間違いではないので、あまり気にする必要はありません。使い分けは個人によって異なるんですよ。
刺青の歴史と文化的背景
日本における刺青の歴史
日本の刺青の歴史は古く、その起源は縄文時代にまで遡るとも言われています。しかし、江戸時代には刺青は刑罰として使われていました。顔や腕に刺青を入れることで前科の印を表現していたんです。この時代、刺青を入れた人のことを「入れ墨者(いれずみもの)」と呼んでいました。
ちなみに「刺青」という表記は、1910年に谷崎潤一郎の著書『刺青(しせい)』が発表されて以降、広まったと言われています。それまでは「入れ墨」と表記されることが一般的でした。
刺青のその他の呼び方
「いれずみ」には他にも様々な呼び方があります。
- 彫り物(ほりもの)
- 文身(ぶんしん・いれずみ)
- 倶利伽羅紋々(くりからもんもん)
- 紋々(もんもん)
和彫りと洋彫りの違い
「タトゥー」という言葉が日本に浸透して以降、西洋的な絵柄や文字を彫ったものを「洋彫り」、和風的な絵柄や文字を彫ったものを「和彫り」と分けて呼ぶようになりました。
彫り方の違いはあるの?
「刺青は手彫り、タトゥーはマシーン彫り」という区別をする人もいますが、これは絶対的なものではありません。例えば、日本の伝統的な和柄を彫る彫師でも、アウトラインはマシーンを使い、シェーディングは手彫りという方法を取る人も多いんですよ。
痛みの違いは?
「手彫りとマシーン彫り、どっちが痛いの?」とよく聞かれますが、これは彫師によっても、彫られる人によっても感じ方が異なります。針を入れる深さも彫師によって違いますし、和柄の大きなサイズだと彫る時間も長くなるため、痛みも増すことがあります。
刺青とタトゥーの除去について
刺青もタトゥーも、一度入れると簡単には消せません。皮膚に浅く針が刺されていれば比較的除去しやすいと言えますが、それでもレーザーが反応する色が使われていることが条件です。
医療機関や美容外科での主な除去方法は以下の3つです:
- レーザー照射:レーザーで徐々に薄くする方法で、複数回行う必要があります
- 単純切除:対象部分をメスで切除し、近くの皮膚を縫い合わせる方法
- 切除後の皮膚移植:切除する部分が大きい場合に、お尻や太ももの皮膚を移植する方法
伝統的な手法で彫られたものや、さまざまな色が使われているものは、高性能のレーザー機器でも肌をもとの色に戻すのが難しいと言われています。
まとめ:刺青とタトゥーの違いを理解しよう
刺青とタトゥーには明確な違いはなく、どちらも皮膚に針などを使って色素を入れたものを指します。ただし、日本では年代やデザイン、サイズによって使い分けられることがあります。
大切なのは、どちらも一度入れると除去するのが難しいということ。ファッションの一部として気軽に入れる前に、将来のことも考えて慎重に判断することをオススメします!
うちの息子にも「高校生のうちは絶対ダメだよ!」と言っておきました(笑)。皆さんも刺青やタトゥーについて正しい知識を持って、判断してくださいね♪
本日の名言:
「後悔先に立たず」
まさに刺青・タトゥーにぴったりの言葉ですね!慎重に考えて、後悔のない選択をしましょう!