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お腹が鳴る人と鳴らない人の違い!鳴らないのは要注意?

こんにちは!ミーミルメディア編集長のしげっちです。皆さんは静かな会議中や授業中に突然「グゥー」とお腹が鳴って赤面した経験はありませんか?ボクはよくあります(笑)。子どもの参観日で教室が静まり返った瞬間に限って鳴るんですよね。

でも実は、このお腹の音、恥ずかしがることではなく、むしろ健康の証かもしれないんです!今日は「お腹が鳴る人と鳴らない人の違い」について詳しく調べてみました。

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目次

お腹が鳴るメカニズム

まず、なぜお腹が鳴るのかを理解しましょう。お腹が「グゥー」「キュルキュル」と鳴る現象は、医学的には「腹鳴(ふくめい)」と呼ばれています。

これは主に胃腸の動きによって起こります。胃や腸は常に動いていて、毎日1.5リットルもの胃液と3リットルの腸液を分泌しているんですよ!胃に入った食べ物は胃液と混ざり合い小腸へ送られますが、このとき胃や小腸に空気があり、特に胃と十二指腸の境目(幽門)など狭いところを勢いよく通過するときに音が発生します。

空腹時のお腹の音

空腹時に「グゥー」と鳴るのは、「空腹期伝播性強収縮運動(IMMC)」と呼ばれる現象が関係しています。食後6〜10時間ほど経つと、脳に空腹の信号が送られ、モチリンという消化ホルモンが分泌されます。

このホルモンによって胃が強く収縮し、その収縮波が小腸の終わりまで約1時間かけて伝わっていきます。胃の中の空気と液体が撹拌され、勢いよく下に流れていくことで「グゥー」「キュルキュル」という音が出るわけです。

食後のお腹の音

実は空腹時だけでなく、食後にもお腹は鳴ります。胃に入った食べ物は3〜5時間かけて消化されますが、食後2〜3時間ほど経つと、胃を満たしていた食べ物と胃液がどんどん小腸に送り出されます。

このとき、胃の中に空気を多く含んだ状態で流れていくため、空腹を感じていなくても音が鳴ることがあるんです。また、食後は前の食事の消化物を送り出そうとして大腸も動き出すため(胃結腸反射)、大腸にガスが溜まっていると音が鳴りやすくなります。

お腹が鳴る人と鳴らない人の違い

では、お腹が鳴る人と鳴らない人には、どんな違いがあるのでしょうか?

お腹が鳴る人の特徴

お腹が鳴る人は、基本的に胃腸の働きが活発で健康な状態にあると言えます。消化管がきちんと機能していて、定期的に「大掃除」が行われている証拠なんです。

特に空腹時にお腹が鳴るのは、生活リズムが整っている証拠でもあります。規則正しい食生活を送っている人は、空腹期収縮運動がきちんと起こるため、お腹が鳴りやすい傾向にあります。

また、「グゥゥ」「キュルル」など、音の鳴り方や大きさが様々なのは、胃の内容物の状態や胃の形状が影響しているからなんですよ。同じ人でも鳴るときと鳴らないときがあるのはそのためです。

お腹が鳴らない人の特徴

一方、お腹が空いても「グー」と音が鳴らない人は、実は注意が必要かもしれません。2025年の最新研究によると、お腹が鳴らない状態は「SIBO(小腸内細菌異常増殖)」という病気のリスクがあるとされています。

空腹期の収縮が十分に行われず、胃の働きが悪くなると、胃液や腸液が体内に停滞し、細菌が繁殖しやすい状態になってしまうんです。そこからお腹の張りや胃もたれ、胃液が上がるといった症状(過敏性腸症候群や機能性ディスペプシア)につながることもあります。

また、以下のような状態の人はお腹が鳴りにくくなる可能性があります:

  • お通じが滞っている状態が長く続いている
  • 胃酸が出て胃が酸性に傾いている
  • 強く集中している、緊張している
  • 驚いたとき、痛みを感じているとき
  • 交感神経が優位になっているとき

お腹の音は「大掃除」のサイン

実は、お腹が鳴るのは消化管の大掃除が行われている証拠なんです!

長い間、消化管に食べ物のカスが残っていると、中で細菌が増えて様々な病気を引き起こす可能性があります。そのため、胃や小腸をキレイにしておくことは健康のために非常に重要です。

消化管は小腸だけでも7メートルもあるので、その掃除は簡単ではありません。そこで、胃から小腸へ向けて順序よく収縮を起こすことで、食べ物のカスと一緒に細菌などを下の方へ押し出します。その時にお腹が鳴るわけです。

この「クリーニングウェーブ」とも呼ばれる動きは、消化管が食物の消化吸収を行っていない食間期に現れ、消化管内の残留食物や細菌を胃から小腸、そして肛門側へ輸送するクリーナーの役割を果たしています。

ダラダラ食べはNG!

ダラダラと間食などを取り続ける食生活は体内時計を狂わせ、空腹期収縮をうながすホルモン・モチリンの分泌を妨げます。その結果、収縮運動がきちんと行われず、不調の原因になることもあります。

食事は「お腹が空いた!」と感じて食べるのが健康のためにも重要なんですね。つまり、お腹が鳴ることを恥ずかしがるのではなく、むしろ健康の証として受け入れるべきかもしれません。

お腹の音を止める方法はある?

とはいえ、会議中や静かな場所でお腹が鳴るのは少し恥ずかしいですよね。お腹の音を止める方法はあるのでしょうか?

即効性のある対策

残念ながら、消化管の動きのため、意識的に完全に止めることは難しいようです。「深呼吸をする」「息を止める」「おなかをさすったり、手をあてたりする」といった方法は、効果があるとは言い切れません。

ただし、「背筋を伸ばす」「姿勢を変える」は試す価値があるかもしれません。胃の内容物の状態が変われば音の出方にも影響します。姿勢を整えたり、身体をねじったりすることで、お腹の音が止まることもあるようです。

確実にお腹の音を止めるためには、アメをなめたり、ジュースを飲んだりして、「胃を空にしないこと」が最も効果的です。糖分が入ったジュースやお菓子をひと口つまむと、一時的に「空腹ではない」と脳に錯覚させることができます。

また、ミントには胃の収縮運動を抑制する作用が認められており、ミントティーやタブレットを摂るのもおすすめです。

計画的な対策

会議や大事な約束の前には、事前の食事量を控えめにするのも一つの方法です。一度にたくさん食べると胃の収縮運動が大きくなるので、お腹が鳴りやすくなります。事前(2〜3時間前)の食事量は控え目を心がけましょう。

また、個人差はありますが、体質によって特定の食品を摂ったあとにお腹が鳴りやすくなる場合があります。例えば:

  • さつまいも:不溶性の食物繊維を摂るとガスがたまり、お腹が鳴りやすくなる
  • 小麦:遅発性アレルギーの場合、食後にお腹がゴロゴロ鳴ったり下痢を起こしやすくなることがある
  • 乳製品:乳糖不耐症の人はお腹がゴロゴロ鳴りやすい
  • 発酵食品:お腹が張りやすくなることがある

何を食べたらよくお腹が鳴る、あるいは張るか、普段の食生活の中で観察しておくと良いでしょう。

お腹が鳴ることを恥ずかしがらないで

お腹が鳴ることは呼吸したり、心臓が動いているのと同じくらい生きていく上では当たり前のことです。むしろ、ダラダラと食事をしていて、空腹を感じず「まったくお腹が鳴らない」方が健康上は心配かもしれません。

過敏性腸症候群の方は、緊張状態で逆に副交感神経が優位になり、腸が活発に動いてお腹が張ったり、それに伴ってお腹がゴロゴロと鳴ることがあります。お腹が鳴ることを忘れるくらいおおらかに構えていると、むしろ鳴りづらいようです。

ただし、あまりにひんぱんにお腹が鳴り、腹痛や下痢、便秘などもある場合は病気がひそんでいる可能性もありますので、消化器内科の受診をおすすめします。

お腹の音は「おなかの中がキレイになっているサイン」。ちょっぴり恥ずかしいかもしれませんが、健康の証として前向きに捉えてみてはいかがでしょうか?

本日の名言です。皆さんの心に響くといいな。

「恥ずかしがることより、自分の体を大切にすることを優先しよう。お腹の音は健康の証なのだから。」 – しげっち(ミーミルメディア編集長)

それではまた次回!皆さんのお腹が健康に「グゥー」と鳴りますように!

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