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整形外科と外科、どう違う?ケガや痛みの正しい受診先

こんにちは、皆さん!ミーミルメディア編集長のしげっちです。今日は「整形外科と外科の違い」について詳しくお話ししていきますね。実は先日、うちの息子が部活動中にアキレス腱を痛めたときに「どっちの科に連れて行けばいいんだろう?」と迷ってしまったんです。きっと皆さんの中にも同じような経験をされた方がいるのではないでしょうか?

そこで今回は、整形外科と外科の違いについて、分かりやすく解説していきます。ケガや痛みがあったとき、どちらの診療科に行けばいいのか、スッキリ理解していきましょう!

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目次

整形外科と外科の基本的な違い

まず最初に、整形外科と外科の基本的な違いについてお話しします。

整形外科は、運動器官を構成するすべての組織(骨、軟骨、筋肉、靭帯、神経など)の疾病・外傷を対象とし、「運動器」の機能的改善を重視して診療を行う専門領域です。簡単に言うと「頭と内臓以外ならどこでも診ますよ」という診療科なんですね。

一方、外科(一般外科)は、手術による治療を専門的に行う診療科で、主に内臓や心臓、血管などの部位を診療対象としています。内科が薬剤投与による治療を専門としているのに対し、外科では手術などを行って治療することを主としているんです。

つまり、整形外科は「骨や筋肉、関節などの運動器」を、外科は「内臓系の疾患」を主に扱う診療科というわけです。

整形外科が扱う主な症状や疾患

整形外科で診てもらえる主な症状や疾患には、次のようなものがあります:

  • 骨折、捻挫、脱臼
  • 関節の痛みや変形
  • 腰痛、背中の痛み
  • 四肢のしびれや麻痺
  • アキレス腱のケガ
  • 膝の痛み
  • 外反母趾や内反足
  • 腱鞘炎やガングリオン
  • ぎっくり腰や寝違え、むち打ち
  • 突き指

整形外科の対象は脊椎(脊柱)・脊髄、骨盤、上肢(肩、肘、手、手指)、下肢(股、膝、足、足指)など広範囲に及びます。子供から成人、高齢者まで全ての年齢層が対象になるんですよ。

外科が扱う主な症状や疾患

外科で診てもらえる主な症状や疾患には、次のようなものがあります:

  • 腹痛、嘔気、嘔吐
  • 下痢、便秘、下血、吐血
  • 胸やけ
  • 食べ物が飲み込みにくい
  • 腹部膨満感
  • 乳房の痛みやしこり
  • 皮膚の腫れ、痛み、ただれ、発赤
  • 擦り傷、切り傷
  • 皮膚の膿
  • リンパ節の腫れ
  • やけど

また、消化管穿孔といった緊急度の高い症状や、急性の虫垂炎(いわゆる盲腸)なども外科で扱います。

整形外科と外科の検査・治療法の違い

整形外科と外科では、検査方法や治療法にも違いがあります。

整形外科の検査・治療法

整形外科で主に行われる検査は、レントゲン検査です。レントゲンで骨の状態を目で見て確認し、骨の病気に関しては診断をつけます。また、より詳細に骨の状態を調べるために骨シンチグラフィという検査を行うこともあります。

筋肉の病気に関しては、触診やストレッチを行ってもらうことで診断がつけられることもあります。腰や首の病気に対してはMRIやCT、造影剤を使用した検査を行ったり、採血をして身体の状態を調べたりして診断をつけていきます。

整形外科の治療法としては:

  • 手術(骨折の場合は人工骨頭やボルトなどを入れて骨をつなぎ合わせる)
  • ギプスやコルセット、カラーなどでの固定(保存療法)
  • 注射器を使用した軟部腫瘍の吸引
  • 神経ブロック(神経の周りに痛みや炎症を抑える薬を注射)
  • リハビリテーション
  • 薬物療法(痛み止めやしびれを軽減させる薬)

外科の検査・治療法

外科での検査には、病気を診断するための検査と手術をするための検査があります。

病気を診断するための検査としては、血液検査やレントゲン、CTやMRI、エコー検査などに加えて、内視鏡などその病気を診断するために必要となる検査を行います。

手術のための検査も血液検査、レントゲン検査を行いますが、この場合の検査は病気の状態を知るためでなく手術に耐えうることができるのか、心肺機能のチェックや感染症の有無、身体の状態などをチェックします。

外科の主な治療法は手術です:

  • 開腹手術や開胸手術
  • 腹腔鏡下手術や胸腔鏡下手術
  • 薬物療法

整形外科と形成外科の違い

整形外科と形成外科は名前が似ていることから混同されることがありますが、実は全く異なる診療科です。

整形外科は、先ほど説明したように運動器の機能的改善を重視して治療する外科で、背骨と骨盤というからだの土台骨と、四肢を主な治療対象にしています。

一方、形成外科は、生まれながらの異常や、病気や怪我などによってできた身体表面が見目のよくない状態になったのを改善する(治療する)外科で、頭や顔面を含めたからだ全体を治療対象としています。

形成外科で扱う主な疾患・症状には:

  • 熱傷(やけど)の治療
  • 怪我や手術後の皮膚の瘢痕・ケロイドや生まれつきの母斑(あざ)の治療
  • 皮膚や皮下の腫瘍の切除
  • 顔面骨折の治療
  • 口唇裂、口蓋裂などの顔面の生まれつきの異常に対する形成手術
  • 乳癌で切除された乳房の再建

などがあります。

ちなみに、「美容整形」という言葉がよく使われますが、正式には「美容(形成)外科」と呼ばれるもので、整容や機能再建を専門にした形成外科のひとつの分野です。「整形」と言えば整形外科を意味します。

整形外科と整骨院の違い

整形外科と整骨院も混同されがちですが、大きな違いがあります。

整形外科は医師が診療を行う医療機関ですが、整骨院(接骨院・ほねつぎ)は柔道整復師という医師とは異なる有資格者が、主に軽症のけがに対する施術を一時的に行うところです。

整骨院は病院・クリニック(医療機関)ではありませんので、傷の処置や検査を受けたり薬をもらうことなどはできません。

どんな症状のときにどちらを受診すべき?

では、具体的にどんな症状のときに整形外科と外科のどちらを受診すべきなのでしょうか?

整形外科を受診すべき症状

  • 骨折や捻挫、脱臼などの怪我
  • 関節の痛みや腫れ
  • 腰痛や肩こり
  • 手足のしびれや痛み
  • アキレス腱断裂などの腱の怪我
  • スポーツ障害
  • リウマチや骨粗しょう症

外科を受診すべき症状

  • 腹痛(特に右下腹部痛は虫垂炎の可能性)
  • 消化器系のトラブル(下痢、便秘、吐き気など)
  • ヘルニア(脱腸)
  • 乳腺の腫れやしこり
  • 甲状腺の異常
  • 皮膚の腫瘍や膿瘍

迷ったときは、まずはかかりつけ医に相談するか、病院の総合受付で症状を伝えて適切な診療科を案内してもらうのがいいでしょう。

まとめ:整形外科と外科の違い

整形外科と外科の違いについてまとめると:

  • 整形外科:骨、関節、筋肉、靭帯、神経などの「運動器」を扱う診療科
  • 外科:主に内臓系の疾患を扱う診療科

ケガや痛みがあったとき、「どこの診療科に行けばいいのか」と迷ったら、この違いを思い出してみてください。骨や筋肉、関節の問題なら整形外科、内臓系の問題なら外科が適切です。

皆さんの体調管理や怪我の際の参考になれば嬉しいです。健康第一で、元気に毎日を過ごしましょう!

「健康であることの尊さは、病気になって初めて分かる」
– トーマス・フラー

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!何か質問があればコメント欄でお待ちしています。それではまた次回の記事でお会いしましょう!

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