こんにちは!ミーミルメディア編集長のしげっちです。今日は肩の痛みに悩む方々に向けて、四十肩と五十肩について詳しくお話ししていきますね。
実は先日、テニスをしている友人から「最近、肩が痛くて夜も眠れないんだよね。これって四十肩?五十肩?違いってあるの?」と相談されたんです。ボクも気になったので、徹底的に調べてみました!
四十肩と五十肩の違いって実はほとんどない!?
結論から言うと、四十肩と五十肩の違いは基本的に発症年齢だけなんです!
40代で発症すれば「四十肩」、50代で発症すれば「五十肩」と呼ばれるだけで、症状や病態に違いはありません。どちらも医学的には「肩関節周囲炎」という同じ疾患です。
肩関節周囲炎の主な症状
肩関節周囲炎になると、どんな症状が出るのでしょうか?主な症状としては:
- 肩の痛み(特に夜間に痛みが強くなることが多い)
- 肩関節の動きの制限
- 日常生活動作の困難さ(洗髪、着替えなど)
特に特徴的なのは、夜間痛と呼ばれる症状です。安静にしているはずの睡眠中に痛みが激しくなって、目が覚めてしまうこともあるんですよ。これは辛いですよね。
四十肩・五十肩の経過と治療期間
四十肩・五十肩は時間の経過とともに症状が変化していきます。一般的には以下の3つの段階を経ると言われています。
1. 炎症期(急性期:0〜3ヶ月)
この時期は痛みが最も強い時期です。肩を動かすとズキンとした痛みがあり、夜間に痛みが悪化することが多いです。炎症に伴う痛みが主な症状で、徐々に肩の動きも制限されていきます。
2. 拘縮期(凍結期:3〜9ヶ月)
炎症は落ち着いてきますが、肩が硬くなって動かしにくさが目立つ時期です。「痛むから動かさない→拘縮する→さらに動かせなくなる」という悪循環に陥りやすいんです。安静時の痛みは減少しますが、可動域を超えて動かそうとすると強い痛みが出ます。
3. 寛解期(解凍期:9ヶ月〜1年以降)
痛みが徐々に軽減し、肩の動きも少しずつ回復していく時期です。適切な治療とリハビリを行うことで、症状の改善が期待できます。
治るまでの期間は個人差がありますが、一般的には数週間から半年程度で改善することが多いです。ただし、中には1年以上かかるケースもあります。
四十肩・五十肩になりやすい人の特徴
「二十肩」「三十肩」という言葉がないことからもわかるように、この症状は40代以降の方に多く見られます。特に以下のような方はリスクが高いと言われています:
- 以前に野球などのスポーツで肩を酷使した人
- 肩に怪我をした経験がある人
- 姿勢の悪い人
- 運動不足の人
- 慢性的なストレスを抱えている人
- 閉経などでホルモンバランスが変化した人
自宅でできる四十肩・五十肩のストレッチ法
痛みが強い急性期には無理をせず、医師の指導を受けることが大切です。しかし、症状が落ち着いてきたら、適切なストレッチで肩の可動域を広げていくことが回復への近道になります。
振り子体操
- テーブルなど腰の高さの安定した台に両手をつきます
- 痛くない方の手だけを台に残し、痛む側の手を床に向かって自然に垂らします
- 痛む側の手を振り子のように前後左右にゆっくり動かします
- 10往復ほど繰り返します
ポイントは痛む側の肩の力をしっかり抜くことです!
肩甲骨のアップダウン体操(座位)
- 椅子に姿勢良く座り、肩と腕の力を抜きます
- 両肩だけをゆっくりと上方へ上げます
- 次に両肩をゆっくりと下方へ下げて元の姿勢に戻ります
- これを10回繰り返します
このとき、猫背にならないように注意してくださいね!
四十肩・五十肩と間違えやすい疾患
肩の痛みといっても、原因はさまざまです。四十肩・五十肩と症状が似ている疾患もあるので、自己判断は禁物!以下のような症状がある場合は、専門医の診察を受けることをオススメします。
- 腕をあげると肩が痛い
- 痛くて腕をあげられない・肩を回せない
- 寝ている時の肩の痛みで目が覚める
- 起床時の肩の痛み
- 洗髪や洗顔、着替えなどの動作が辛い
ボクの友人も最初は湿布で様子を見ていましたが、なかなか改善しないので整形外科を受診したところ、適切な治療とリハビリで2ヶ月ほどで痛みがかなり軽減したそうです。早めの受診が大事なんですね!
皆さんも肩の痛みを感じたら、「きっと年のせいだから」と諦めずに、専門医に相談してみてくださいね。適切な治療で、スッキリと痛みから解放されることを願っています!
「痛みに耐えることが勇気ではない。助けを求めることこそ本当の勇気である」 ― ブレネー・ブラウン
今日も最後まで読んでくださってありがとうございました!肩の痛みに悩む方の参考になれば嬉しいです♪