こんにちは!ミーミルメディア編集長のしげっちです。今日はボクが気になっていた「口内炎とヘルペス」について調べてみました。皆さんも口の中に痛みを感じたとき、「これって普通の口内炎?それともヘルペス?」と悩んだことありませんか?実は両者には明確な違いがあって、対処法も異なるんです。今回はそんな口内炎とヘルペスの違いについて、分かりやすく解説していきますね!
口内炎とヘルペスの基本的な違い
口内炎とヘルペス、どちらも口の中にできる厄介なトラブルですが、実は原因も症状も全然違うんです。
まず知っておきたいのは、口唇ヘルペスは口内炎の一種であるということ。ヘルペスは「ヘルペス性口内炎」として分類されます。一方、一般的な口内炎は「アフタ性口内炎」と呼ばれるものです。
特に重要な違いは、アフタ性口内炎では決して水疱(水ぶくれ)ができないのに対し、ヘルペスでは必ず水疱ができるという点です。
ヘルペスは単純ヘルペスウイルスの感染によって発症し、一度感染すると体内からウイルスを完全に排除することができません。そのため、免疫力が低下したときに再発しやすいという特徴があります。対して一般的な口内炎は、ストレスや栄養不足、口内の傷などが原因で発症します。
4種類ある口内炎の症状と原因
口内炎には大きく分けて4種類あることをご存知でしたか?それぞれの特徴を見ていきましょう。
アフタ性口内炎
最も一般的な口内炎です。表面が白色や黄色の膜で覆われていて、周囲が赤くなっているのが特徴です。頬の内側や舌、歯茎によくできます。
原因としては、免疫力の低下が主に考えられています。ストレスや疲労の蓄積、ビタミン不足、生活習慣の乱れなどが関係しています。女性の場合は、ホルモンバランスの乱れや生理前、妊娠中にもできやすくなります。
治療法としては、ストレスや疲労をためないようにして、免疫力を維持することが大切です。ビタミンB群をしっかり摂取し、規則正しい生活を送りましょう。また、口内を清潔に保つことも重要です。
外傷性口内炎
粘膜に赤い炎症や斑点、水疱ができるのが特徴です。炎症が強いと表面が白く濁ったり、口臭が気になることもあります。
主な原因は、矯正器具や入れ歯の不具合などによる粘膜への傷です。また、熱いものを食べた際のやけどや薬品の刺激によって傷ができ、そこに細菌が増殖することも原因となります。
治療法としては、まず矯正器具や入れ歯の調整をして機械的刺激を取り除くことが大切です。また、熱いものや刺激物の摂取を控え、患部の刺激を抑えましょう。抗生物質を含んだ口腔内用軟膏やトローチも効果的です。
ヘルペス性口内炎
単純ヘルペスウイルスの感染で発症する口内炎です。舌や歯茎、口唇や喉の粘膜など、口内のさまざまな場所に発症します。特に生後6ヶ月以降の乳幼児がかかりやすいとされています。
症状としては、強い痛みや赤い腫れ、発疹、発熱、リンパの腫れなどがあります。免疫力が低下すると再発しやすい特徴があります。
感染経路は、ヘルペスウイルスに感染したものや人の粘膜に触れることです。食事を共にした際の食器や使用したタオルなどからも感染します。一度感染すると、ウイルスを保有し続けるため、免疫力が低下したときに再発します。
治療には医療機関での適切な処置が必要です。自己判断せずに病院を受診しましょう。完治するまでは食器やタオルの使い分けも検討した方がいいですね。
カンジダ性口内炎
口内で真菌(カンジダ)が増えて発症する口内炎です。粘膜に白い膜ができる「偽膜性カンジダ症」、粘膜の表面が赤くなる「萎縮性カンジダ症」、これが慢性化して粘膜が厚くなる「肥厚性カンジダ症」があります。
カンジダは口内の常在菌の一つなので、健康な人はあまり発症しません。免疫力の低下や糖尿病、がんなどの全身疾患、乳幼児や妊婦など細菌に対する抵抗力が弱い人が発症しやすいです。また、ステロイド剤や抗生物質の長期服用で常在菌のバランスが崩れることも原因となります。
治療には抗真菌薬の処方が必要です。他人への感染リスクは低いですが、健康な人には発症しにくいため、発症した場合は他の病気が隠れている可能性もあります。
口内炎とヘルペスの見分け方
口内炎とヘルペスを見分けるポイントをいくつか紹介します。
まず、アフタ性口内炎は水疱(水ぶくれ)ができないのに対し、ヘルペスは必ず水疱ができるという点が最大の違いです。
また、ヘルペスの場合は発熱や倦怠感、リンパ節の腫れなどの全身症状を伴うことがあります。一方、一般的な口内炎はそういった全身症状はあまり見られません。
ヘルペスは初期に口唇やその周辺にしこりのような違和感や痒みを感じ、その後水疱ができます。この水疱が破れると痛みを伴う潰瘍になります。
口内炎は表面が白色か黄色の膜で覆われ、周りが赤くなっているのが特徴です。痛みは接触時に強く感じます。
予防と対処法
口内炎やヘルペスを予防するためには、免疫力を維持することが大切です。規則正しい生活を送り、バランスの良い食事を心がけましょう。特にビタミンB群は口内炎の予防に効果的です。
また、口内を清潔に保つことも重要です。歯磨きや口内洗浄を丁寧に行いましょう。
ヘルペスの場合は、感染予防も大切です。ヘルペスができている人との食器の共有は避け、タオルなども別々に使用しましょう。
もし口内炎やヘルペスができてしまった場合は、早めに適切な処置を行うことが大切です。特にヘルペスの場合は医療機関での処置が必要です。自己判断せずに病院を受診しましょう。
まとめ
口内炎とヘルペスは似ているようで全く異なるものです。一般的な口内炎(アフタ性口内炎)はストレスや栄養不足などが原因で発症し、水疱はできません。一方、ヘルペスはウイルス感染によって発症し、必ず水疱ができます。
それぞれ原因や症状が異なるため、対処法も異なります。早期に原因を特定して適切な対処をすることが、症状を長引かせないポイントです。
皆さんも口内に違和感を感じたら、今回の記事を参考に口内炎なのかヘルペスなのかを見極め、適切な対処をしてくださいね!
「健康とは、単に病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが満たされた状態にあることをいう。」 – 世界保健機関(WHO)
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!皆さんの健康な毎日を願っています!