こんにちは、皆さん！ミーミルメディア編集長のしげっちです。今日は皆さんから多く寄せられる質問「社会人と学生の違い」について詳しくお話ししていきたいと思います。ボクの息子も高校生になり、将来の進路について話す機会が増えてきたので、タイムリーなテーマかなと思っています。
社会人と学生、どちらも人間に変わりはないのに、なぜこんなにも立場や責任が違うのでしょうか？ちょっと考えてみましょう！
社会人と学生の根本的な立場の違い
社会人と学生の最も大きな違いは「立場」にあります。この違いを理解すると、他のすべての違いが見えてきます。
学生は「お金を払ってサービスを受ける側」です。学費を支払って、教育というサービスを受ける立場にあります。つまり、ある意味では「お客様」なんですね。
一方、社会人は「お金をもらってサービスを提供する側」になります。会社から給料をもらう代わりに、自分の知識やスキルを活かして価値を提供することが求められるのです。
つまり、学生から社会人になるということは、「受け取る側」から「与える側」へと立場が180度変わる大転換なのです！
この立場の違いを理解していないと、社会人になってから「なんでこんなに大変なんだろう？」とギュウギュウに悩むことになりかねません。
責任の重さが全然違う！
学生時代は、何かミスをしても「まあ、学生だからね」と許されることが多いですよね。テストで点数が悪くても自分が困るだけ、レポートを提出し忘れても自分の成績に影響するだけです。
でも社会人になると？ミスの影響範囲がグンと広がります！
学生のミスの影響
学生の場合、ミスの影響は基本的に自分自身に限られます。授業に遅刻しても、自分が叱られるだけ。課題を忘れても、自分の成績が下がるだけ。もちろん、部活動などでチームに迷惑をかけることもありますが、社会的な影響は限定的です。
社会人のミスの影響
社会人のミスは、自分だけでなく、会社や取引先、お客様など多くの人に影響します。例えば、営業担当者が重要な商談の日程を間違えたら？会社の信用問題に発展するかもしれません。プログラマーがコードにバグを残したまま製品をリリースしたら？多くのユーザーに迷惑をかけることになります。
ボクも若い頃、締め切りを勘違いして原稿を遅らせたことがあります。結果、印刷スケジュールが全て狂ってしまい、多くの方に迷惑をかけました。学生時代なら「ごめんなさい」で済んだかもしれませんが、社会人としては取り返しのつかない失態でした。スッキリと反省したのを今でも覚えています。
人間関係の築き方も全然違う！
学生の人間関係
学生時代の人間関係は、比較的シンプルです。同じ学校、同じクラス、同じ部活動など、共通の環境にいる人たちとの関係が中心です。好きな人と仲良くなり、合わない人とは距離を置くことも比較的自由にできます。
社会人の人間関係
社会人になると、様々な年齢、バックグラウンド、価値観を持つ人々と関わることになります。しかも、個人的に合わないと感じる相手とも、仕事のために良好な関係を築く必要があります。上司、同僚、部下、取引先など、立場によって接し方も変える必要があります。
「この人、ちょっと苦手だな」と思っても、仕事では協力しなければならないのが社会人の世界です。これは学生時代にはなかった難しさですね。
時間とお金の使い方も大きく変わる
学生の時間とお金
学生は比較的自由な時間が多く、自分の興味や関心に合わせて時間を使うことができます。お金も、アルバイト収入や親からの仕送りなど、基本的には「使うためのお金」という位置づけです。
社会人の時間とお金
社会人は仕事に多くの時間を費やし、残りの時間をいかに効率よく使うかが重要になります。お金も、生活費や将来への備えなど、計画的に管理する必要があります。「稼ぐためのお金」と「使うためのお金」のバランスを考えることが求められます。
ボクも社会人になりたての頃は、学生気分が抜けずに給料日になるとウキウキして使い切ってしまい、月末はいつもカツカツ。妻に何度叱られたことか…。今では子どもの教育費や老後の資金も考えて、しっかり計画を立てています。
社会人学生という選択肢
最近では「社会人学生」という選択肢も増えています。これは社会人として働きながら、大学や大学院で学ぶ人たちのことです。
社会人学生は、仕事で得た経験や問題意識を学問に活かしたり、逆に学んだ知識を仕事に活かしたりと、両方の良さを取り入れることができます。リカレント教育（学び直し）の一環として、政府も推進している取り組みです。
ただし、仕事と学業の両立は決して楽ではありません。時間管理のスキルや強い意志が必要になります。また、日本企業の中には社会人学生を快く思わない風潮もまだ残っているようです。
社会人に求められる主体性とルール遵守
社会人になると、誰かに言われなくても自ら考え行動する「主体性」が求められます。学生時代は先生や親が道筋を示してくれることが多いですが、社会人は自分で考え、判断し、行動することが基本です。
また、社会のルールやマナーを知り、遵守することも重要です。学生時代よりも厳しい目で見られることを覚悟しておきましょう。
ボクの息子も最近、アルバイトを始めましたが、「お客様に対する言葉遣いが難しい」と言っていました。学校では友達と話すような言葉遣いが、仕事の場では通用しないことを実感したようです。小さな経験ですが、社会人になるための大切な一歩だと思います。
まとめ：学生から社会人への移行を意識しよう
学生と社会人の違いは、単なる年齢や肩書きの違いではなく、社会における立場や責任の違いです。学生から社会人への移行をスムーズに行うためには、これらの違いを理解し、心の準備をしておくことが大切です。
特に就職活動中の学生さんは、面接で「学生と社会人の違いは何だと思いますか？」と聞かれることもあります。そんな時は、立場の違いや責任の重さについて、自分の言葉で答えられるようにしておくと良いでしょう。
皆さんは学生と社会人の違いについて、どのように考えていますか？もし現在学生の方は、社会人になることに対してどんな期待や不安がありますか？社会人の方は、学生時代と比べて何が一番変わったと感じますか？
「人生は学校ではなく、自分自身が先生となる場所である」- オスカー・ワイルド
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました！皆さんの人生が、学生時代も社会人になっても、充実したものになりますように！
