こんにちは！ミーミルメディア編集長のしげっちです。今日は風邪や頭痛のときによく処方される「アセトアミノフェン」と「カロナール」について詳しくお話ししていきますね。この2つ、実は同じものなの？それとも違うの？という疑問をスッキリ解決していきましょう！
皆さんも薬局で薬をもらったとき、「カロナール」と書かれた薬と「アセトアミノフェン」と書かれた薬を見たことがあるかもしれませんね。これって一体何が違うんでしょうか？ボクも子どもが熱を出したときに疑問に思ったことがあります。早速、その違いを見ていきましょう！
カロナールとアセトアミノフェンの関係性
結論から言うと、カロナールとアセトアミノフェンは同じ有効成分を持つ薬です。カロナールは商品名で、アセトアミノフェンはその有効成分の名前なんです。
例えるなら、「コカ・コーラ」が商品名で、その中に含まれる「炭酸飲料」が成分名というような関係ですね。つまり、カロナールもアセトアミノフェンも同じ効果を持つ薬ということになります。
カロナールの製造会社と種類
カロナールには市販薬と処方薬の2種類があります。
市販薬のカロナールは「カロナールA」という名前で第一三共ヘルスケア株式会社から発売されています。1錠中にアセトアミノフェンが300mg含まれていて、15歳以上の方のみ服用可能です。
一方、医療機関で処方されるカロナールは、あゆみ製薬株式会社が製造販売しているもので、アセトアミノフェンの含有量が1錠あたり200mg・300mg・500mgの3種類があります。こちらは医師の判断で15歳未満の子どもにも処方されることがあります。
アセトアミノフェン製剤の特徴
アセトアミノフェンという成分名で販売されている薬は、東和薬品などから発売されています。カロナールと同じ有効成分を持つジェネリック医薬品です。
実は錠剤に関しては、カロナールもアセトアミノフェンも先発品がなく、どちらもジェネリック医薬品となっています。そのため、薬価（1錠あたりの値段）もまったく同じなんですよ！
カロナール（アセトアミノフェン）の効果と作用
カロナールという名前は「熱や痛みがとれて軽く、楽になる」という意味から付けられたそうです。その名の通り、主に以下のような効果があります。
鎮痛効果（痛みを和らげる）
頭痛、耳痛、神経痛、腰痛、筋肉痛、打撲痛、捻挫痛、月経痛、分娩後痛、がんによる痛み、歯痛、歯科治療後の痛み、変形性関節症などの痛みを和らげる効果があります。
解熱効果（熱を下げる）
急性上気道炎（急性気管支炎を伴う急性上気道炎を含む）の熱を下げる効果があります。また、小児科領域でも解熱・鎮痛薬として使用されています。
ロキソニンとカロナールの違い
痛み止めといえばロキソニンも有名ですよね。ロキソニンとカロナールは同じ解熱鎮痛薬ですが、作用の仕方が異なります。
ロキソニンは炎症を引き起こす物質（プロスタグランジン）の生成を抑える効果があります。一方、カロナール（アセトアミノフェン）は脳神経に直接働きかけて炎症を止める作用があります。
ロキソニンと比べるとカロナールの作用は穏やかで、小児や高齢者、妊娠中・授乳中の方にも使用できる場合があります。また、ロキソニンは胃腸障害に注意が必要ですが、カロナールは肝臓に負担がかかるため過剰摂取には注意が必要です。
カロナール（アセトアミノフェン）の使用上の注意点
効き始めの時間
カロナールは服用してから効き始めるまでに時間がかかります。ただし、適切な量を守って正しく使用することが大切です。
他の薬との併用
ロキソニンとカロナールを同時に服用することについては、医師の指示がある場合は可能です。しかし、市販薬を自己判断で併用する場合は副作用などのリスクも高まりますので、必ず医師または薬剤師に確認しましょう。
食べ物・飲み物との関係
カロナールは副作用として肝臓の障害が懸念される薬ですので、お酒の飲み過ぎには注意が必要です。また、胃腸への負担を軽減するために、できるだけ空腹時の服用は避けたほうが良いでしょう。
子どもへの使用
市販薬のカロナールAは15歳以上の方のみ服用可能ですが、医療機関で処方されるカロナールは医師の判断で15歳未満の子どもにも処方されることがあります。子どもに使用する場合は必ず医師の指示に従いましょう。
腹痛への効果
カロナールは腹痛にも効く場合がありますが、その原因によって効果は異なります。例えば、胃や腸の消化管が痙攣している場合や便秘による腹痛には効果が期待できません。一方、打撲や筋肉痛、生理痛などによる腹痛には効果が期待できます。
まとめ：カロナールとアセトアミノフェンは同じ成分の薬
カロナールとアセトアミノフェンの違いについてお話ししてきましたが、結論としては「カロナール」は商品名で「アセトアミノフェン」はその有効成分名ということです。効果や副作用は同じものと考えて良いでしょう。
カロナールは比較的穏やかな効き目があり、子どもから高齢者まで幅広く使用できる解熱鎮痛薬です。ただし、使用する際は適切な量を守り、不安なことがあれば医師や薬剤師に相談することをお忘れなく！
皆さんの体調管理にこの情報が少しでもお役に立てば嬉しいです。風邪や痛みに悩まされることなく、健康に過ごせますように！
「健康であることの尊さは、病気になって初めて分かる」- トーマス・フラー
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました！元気に過ごしましょうね♪
