こんにちは!ミーミルメディア編集長のしげっちです。今日は転職活動や就職活動で必ず必要になる「履歴書」と「職務経歴書」について詳しくお話ししていきますね。この2つの書類、似ているようで実は役割がまったく違うんです。皆さんは違いをしっかり理解できていますか?
ボクも転職活動をした時に「あれ?両方必要なの?同じようなこと書くの?」と悩んだ経験があります。でも安心してください!今日はその違いからそれぞれの書き方のポイントまで、ギュウギュウに詰め込んでお伝えします!
履歴書と職務経歴書の基本的な違い
まず最初に、履歴書と職務経歴書の基本的な違いについて整理しておきましょう。
履歴書は「あなたのプロフィールを知るための書類」です。名前や住所、学歴、職歴などの基本情報を簡潔にまとめたものになります。一方、職務経歴書は「あなたの仕事の経験やスキルを詳しく知るための書類」です。これまでの職務内容や実績、身につけたスキルなどを詳細に記載します。
つまり、履歴書はあなたという人物の「概要」を伝えるもの、職務経歴書はあなたの「仕事の詳細」を伝えるものと考えるとわかりやすいですね!
役割の違い
履歴書と職務経歴書は、採用担当者にとって異なる役割を持っています。
履歴書は採用担当者があなたの基本情報を確認し、次の選考に進めるかどうかを判断するための資料です。氏名、住所、連絡先といった個人情報から学歴・職歴まで、あなたのバックグラウンドを簡潔に把握できるようになっています。
一方、職務経歴書は、あなたの職務経験と実務能力を確認し、企業のニーズとマッチするかどうかを判断するための資料です。あなたがこれまでどんな仕事をしてきて、どんなスキルや強みを持っているのかを詳しく伝えることができます。
つまり、履歴書であなたという人物の「輪郭」を描き、職務経歴書でその「中身」を詳しく伝える関係なんです!
フォーマットの違い
履歴書と職務経歴書は、フォーマット(形式)も大きく異なります。
履歴書は基本的に定型フォーマットがあり、市販のものを購入したり、オンラインでテンプレートをダウンロードしたりして使用します。記入する項目も決まっていて、氏名、住所、学歴、職歴、志望動機などを所定の欄に記入していきます。
対して職務経歴書には厳密な定型フォーマットがありません。自分の経歴やアピールポイントに合わせて、自由に作成できます。ただし、一般的には「職務要約」「職務経歴」「自己PR」などの項目を含めることが多いです。
この自由度の違いは、それぞれの書類の目的の違いからきているんですね。履歴書は基本情報を「漏れなく正確に」伝えるため、職務経歴書は自分の強みを「効果的にアピール」するためのものだからです。
履歴書と職務経歴書の記載項目の違い
次に、それぞれの書類に記載する項目の違いを見ていきましょう。
履歴書の主な記載項目
履歴書には一般的に以下の項目を記載します:
- 日付
- 氏名
- 生年月日
- 現住所
- 連絡先(電話番号、メールアドレス)
- 学歴・職歴
- 免許・資格
- 志望動機、アピールポイントなど
- 趣味・特技
- 通勤時間
- 扶養家族数・配偶者など
- 本人希望記入欄
これらの項目は、あなたの基本的なプロフィールを把握するためのものです。特に学歴・職歴は簡潔に、いつどこで何をしていたかという事実を中心に記載します。
職務経歴書の主な記載項目
職務経歴書には一般的に以下の項目を記載します:
- 氏名
- 応募職種
- 職務要約
- 職務経歴
- 活かせる経験、知識、能力
- 志望動機
- 自己PR
職務経歴書では特に「職務経歴」の部分が重要で、これまでの職場でどんな業務を担当し、どんな成果を上げたのかを具体的に記載します。また「活かせる経験、知識、能力」では、応募先の企業や職種に関連するスキルや経験をアピールします。
履歴書と職務経歴書で重複する項目(氏名、志望動機など)もありますが、書き方や詳細さのレベルが異なります。例えば志望動機は、履歴書では簡潔に、職務経歴書ではより詳細に、自分の経験や能力と結びつけて記載するといった違いがあります。
効果的な書き分けのポイント
履歴書と職務経歴書の違いを理解したところで、効果的な書き分けのポイントをご紹介します!
履歴書の書き方のポイント
履歴書を書く際のポイントは「正確さ」と「読みやすさ」です。
まず、日付や氏名、学歴・職歴などの事実情報は正確に記載しましょう。特に職歴は入社日・退社日や会社名を正確に書くことが大切です。
また、文字は丁寧に書き、読みやすさを心がけましょう。手書きの場合は特に、きれいな字で書くことが第一印象アップにつながります。
志望動機やアピールポイントは、履歴書のスペースに収まる程度の簡潔な内容にしましょう。詳細は職務経歴書で伝えるという意識で書くとよいですね。
職務経歴書の書き方のポイント
職務経歴書を書く際のポイントは「具体性」と「アピール力」です。
職務経歴は単なる業務内容の羅列ではなく、具体的な数字や成果を交えて記載するとよいでしょう。例えば「営業担当として働いた」ではなく「営業担当として月間売上120%達成に貢献した」というように具体的に書くと、あなたの実力が伝わりやすくなります。
また、応募先企業が求めている人材像を意識して、関連するスキルや経験を強調しましょう。自分の強みが応募先でどう活かせるかを具体的に伝えることが大切です。
レイアウトも工夫して、見やすく読みやすい職務経歴書を作成しましょう。箇条書きや太字、下線などを適切に使うと、重要なポイントが伝わりやすくなります。
両方提出する場合の注意点
転職活動では、多くの場合、履歴書と職務経歴書の両方を提出することになります。その際の注意点をいくつかご紹介します。
情報の整合性を保つ
履歴書と職務経歴書に記載する情報、特に職歴や資格などは必ず一致させましょう。矛盾があると、信頼性を損なう可能性があります。
重複を避けつつ補完し合う関係に
両方の書類に同じ内容を詳細に書く必要はありません。履歴書では簡潔に、職務経歴書では詳細に書くという役割分担を意識しましょう。例えば、職歴は履歴書では「いつ、どこで」を中心に簡潔に、職務経歴書では「何を、どのように、どんな成果を」と詳細に書くといった具合です。
応募先に合わせたカスタマイズ
特に職務経歴書は、応募先企業や職種によってカスタマイズするとよいでしょう。応募先が求める人材像や業務内容に合わせて、関連するスキルや経験を強調します。履歴書も志望動機などは応募先ごとに変えるとよいでしょう。
よくある質問と回答
最後に、履歴書と職務経歴書についてよくある質問にお答えします。
Q. 履歴書と職務経歴書は両方必要?
A. 基本的には両方提出するのが一般的です。ただし、応募先の募集要項に「履歴書のみ」と明記されている場合は、履歴書だけで構いません。不明な場合は、採用担当者に確認するとよいでしょう。
Q. 職務経歴書のサイズや枚数に決まりはある?
A. 職務経歴書はA4サイズで1〜2枚程度にまとめるのが一般的です。情報量が多すぎると読みにくくなるため、重要なポイントを絞って簡潔にまとめましょう。
Q. パートやアルバイトの経験しかない場合も職務経歴書は必要?
A. パートやアルバイトの経験でも、応募先の業務に関連するスキルや経験があれば、職務経歴書に記載して積極的にアピールするとよいでしょう。経験が少ない場合は、学生時代の活動や資格取得の経緯なども含めて自己PRを充実させましょう。
Q. 職務経歴書の書式は自由でいいの?
A. 基本的に自由ですが、読みやすさを重視しましょう。一般的には「職務要約」「職務経歴」「自己PR」などの項目を含め、見出しをつけて整理するとよいでしょう。また、経歴の古い順に書く「編年体形式」か、新しい順に書く「逆編年体形式」、または職種や業界ごとにまとめる「キャリア形式」のいずれかを選ぶとよいでしょう。
いかがでしたか?履歴書と職務経歴書の違いについて、スッキリ理解できたでしょうか。この2つの書類をうまく使い分けて、自分の魅力を最大限にアピールしましょう!
「人生において最も価値のある財産は、あなたが何を知っているかではなく、あなたが何者であるかだ」 – ジム・ロン
転職活動は大変ですが、準備をしっかりすれば必ず道は開けます。ボクの座右の銘である「案ずるより産むが易し」のとおり、まずは行動してみることが大切です。皆さんの転職活動が実り多きものになることを願っています!