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弊社?当社?ビジネスで使える正しい言葉選びのポイント

こんにちは、皆さん!ミーミルメディア編集長のしげっちです。今日は春の陽気が心地よい季節になってきましたね。皆さんは日々のビジネスシーンで「弊社」と「当社」をきちんと使い分けていますか?

実は、この2つの言葉、意味は似ているようで微妙に違うんです。ボクも以前は混同していたことがあって、ちょっと恥ずかしい思いをしたことも…。そんな経験から、今日は「弊社」と「当社」の違いについて、スッキリと解説していきたいと思います!

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目次

「弊社」と「当社」の基本的な違い

まず押さえておきたいのは、「弊社」も「当社」も自分の会社を指す言葉だということ。でも、その性質はまったく異なります。

「弊社(へいしゃ)」は謙譲語に分類される表現です。自分の会社をへりくだって表現することで、相手に敬意を示します。「弊」という漢字には「やぶれる」「崩れる」といった意味があり、自分側を低く見せる言葉なんですね。

一方、「当社(とうしゃ)」は丁寧語に分類されます。謙遜の意味合いはなく、単に自分の会社を丁寧に表現する言葉です。

使い分けの基本ルール

では、実際のビジネスシーンではどう使い分ければいいのでしょうか? 基本的なルールはこうです:

「弊社」→ 社外の人(取引先やお客様など)に対して使う
「当社」→ 社内の人に対して使う、または対等な立場を示したい場合に使う

つまり、取引先やお客様とのメールや会話では「弊社」を使い、社内の会議や文書では「当社」を使うのが基本なんです。ギュウギュウに詰まった会議室で「弊社の今期の目標は…」なんて言ったら、ちょっと違和感がありますよね!

具体的な使用シーン別の使い分け

ビジネスメールでの使い分け

ビジネスメールは日常的に使うコミュニケーションツールですが、相手によって使い分けが必要です。

取引先へのメールでは:
「弊社の新商品をご紹介いたします」
「弊社担当者からご連絡させていただきます」

社内メールでは:
「当社の新サービスについて説明会を開催します」
「当社の2025年度の販売目標は○○件となりました」

口頭でのコミュニケーション

商談や打ち合わせなど、社外の方との会話では「弊社」を使うのが基本です。

「弊社の製品をお選びいただき、誠にありがとうございます」
「貴社のご要望に弊社としても最大限対応させていただきます」

社内のミーティングでは「当社」を使います。

「当社の強みを活かした戦略を考えましょう」
「当社は来年度からフレックスタイム制を導入します」

企業Webサイトでの使い分け

企業のWebサイトでは、ページの性質によって使い分けるのがポイントです。

会社概要やプレスリリースなどの公式発表では「当社」を使うのが一般的です。
「当社は1980年に設立され、これまで多くの実績を積み重ねてまいりました」

一方、お問い合わせページなど顧客向けのコンテンツでは「弊社」を使うことが多いです。
「弊社へのお問い合わせは、以下のフォームをご利用ください」

間違いやすいケースと注意点

クレーム対応や抗議の場面

相手からのクレームに対応する場合や、逆に相手に抗議する場合は注意が必要です。

謝罪の場面では「弊社」を使うのが適切です:
「弊社のシステムトラブルによりご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません」

しかし、自社の正当性を主張したり、抗議したりする場面では「当社」を使うことが多いです:
「今回の件につきまして、当社としては受け入れられません」

面接での注意点

就職活動の面接では、まだ入社していない会社に対して「弊社」と言わないよう注意しましょう。「弊社」は自分がすでに所属している会社を指す言葉なので、面接では使わないのが原則です。

面接では、志望する会社に対しては「御社」、自分の現在の会社や前職については「現職」「前職」と表現するのが適切です。

「小社」という表現について

「弊社」と似た表現に「小社」があります。これも自分の会社をへりくだって表現する謙譲語です。

「小社」は主に文書やメールで使われ、口頭では「弊社」を使うのが一般的です。これは「小社」が「商社」「記者」など同音異義語が多く、口頭では誤解を招く可能性があるためです。

相手の会社を指す「御社」と「貴社」

自分の会社を指す「弊社」「当社」に対して、相手の会社を指す言葉には「御社」と「貴社」があります。

「御社(おんしゃ)」は主に口頭で使われる尊敬語です。
「御社の製品は品質が高いですね」

「貴社(きしゃ)」は主に文書で使われる尊敬語です。
「貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」

メールでは両方使えますが、より丁寧な印象を与えたい場合は「貴社」を選ぶとよいでしょう。ただし、一つの文書内では「御社」か「貴社」のどちらかに統一することが大切です。

まとめ:状況に応じた適切な使い分けを

「弊社」と「当社」の違いと使い分けについてお伝えしてきましたが、いかがでしたか? 要点をまとめると:

・「弊社」は謙譲語で、社外の人に対して使う
・「当社」は丁寧語で、社内や対等な立場を示したい場合に使う
・状況や相手によって適切に使い分けることが大切

言葉の正確な意味を理解して、適切に使い分けることで、ビジネスコミュニケーションがよりスムーズになります。皆さんも今日からビジネスシーンで正しく使い分けてみてくださいね!

本日の名言をご紹介して締めくくります。

「言葉を制する者は、世界を制する」 – 孔子

言葉の使い方一つで、相手に与える印象は大きく変わります。ビジネスパーソンとして、言葉の力を味方につけていきましょう!

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