こんにちは!ミーミルメディア編集長のしげっちです。冬の味覚といえばカニですよね〜。ボクも家族でカニを食べるのが毎年の楽しみなんです。「タラバガニとズワイガニ、どっちを買おうかな?」と悩んだことはありませんか?今回は、タラバガニとズワイガニの違いについて、味や価格、大きさなどを徹底比較していきます!
タラバガニとズワイガニは生物学的に全く別物!
まず驚くべきことに、タラバガニとズワイガニは見た目は似ていますが、実は全く別の生き物なんです!
ズワイガニはれっきとしたカニの仲間(クモガニ科)なのに対して、タラバガニは実はヤドカリの仲間(ヤドカリ科)なんです。ええっ!タラバガニがカニじゃないなんて!と驚いた方も多いのではないでしょうか?
最も分かりやすい見分け方は足の数です。カニの仲間であるズワイガニは5対10本の足が左右に広がっているのに対し、タラバガニの足は左右に4本ずつ、合計8本しかありません(実は5対10本あるのですが、1対は甲羅に隠れています)。
見た目の違いをチェック!
大きさと形の違い
タラバガニとズワイガニは大きさも全然違います。タラバガニは全体的にゴツゴツしていて、トゲが目立ちます。脚も太くて短いのが特徴です。一方、ズワイガニは足が細くて長く、甲羅は小さめで丸みを帯びています。
この大きさの違いは寿命も関係しているんですよ。ズワイガニの寿命が約15年なのに対し、タラバガニは約30年も生きるので、その分大きく成長するんです。一般的なサイズで言うと、ズワイガニは700g〜900g程度、タラバガニは1kg〜2.5kgくらいになります。
味の違いを徹底比較!
ズワイガニの味わい
ズワイガニの身は繊維が細かく、上品な甘みが強いのが最大の特徴です。身はやわらかくとろりとした食感で、うまみが凝縮されています。醤油をつけなくても十分に味わい深いんですよ。
また、ズワイガニは濃厚なカニみそも楽しめます。カニみそにカニ身をディップして食べると、ポン酢や醤油をつけなくても十分美味しいんです!
タラバガニの味わい
タラバガニの魅力は何といっても肉厚でプリッとした弾力のある食感です。脚1本でも満足感を得られるほどのボリュームがあり、食べ応え抜群!味はズワイガニよりもあっさりとしていて、淡泊な味わいです。
ただし、タラバガニのカニみそはあまり美味しくないと言われており、ボイルする段階で取り除かれることが多いです。
価格はどっちが高い?
お財布に優しいのはどっち?という点も気になりますよね。
ズワイガニは1匹あたり12,000円〜28,000円程度、タラバガニは1匹20,000円〜40,000円くらいが相場です。一見するとタラバガニの方が高く感じますが、サイズの違いを考えると1キロあたりの単価はそれほど変わらないか、ややタラバガニの方が高いという結果になります。
どちらも希少性が高く、比較的高級な部類のカニと言えますね。
旬のシーズンはいつ?
カニは鮮度で美味しさが変わるので、旬の時期に食べるのがベストです!
ズワイガニの旬は11月〜翌年3月までです。一方、タラバガニは11月〜翌年2月と4月〜6月の2回シーズンがあります。ただし、タラバガニの冬の水揚げ量は少なく価格が高騰しやすいので、お得に食べたいなら4月〜6月がおすすめです。
おすすめの食べ方
ズワイガニのおすすめ食べ方
ズワイガニは加熱すると甘みが増す性質があるので、カニ鍋にするのがおすすめです!カニの甘みと旨味が他の具材にも染み込んで、最後の〆の雑炊は絶品ですよ。
鮮度の良いものなら刺身やしゃぶしゃぶでも楽しめます。また、カニみそを楽しみたい方にもズワイガニがピッタリです。
タラバガニのおすすめ食べ方
タラバガニは焼きガニにするのがおすすめです!加熱することで適度に水分が抜け、旨味が濃縮されます。足も太くてボリュームがあるので、カニ身を楽しむ焼きガニに最適です。
芳醇な湯気の香りと共に楽しめるので、バーベキューにもピッタリですよ!
どっちを選ぶべき?
「どっちを選べばいいの?」と悩んでいる方は、食べ方で決めるのがおすすめです。
カニ鍋やカニみそを楽しみたい方はズワイガニ、ガッツリ食べ応えのある焼きガニを楽しみたい方はタラバガニがおすすめです。
また、上品な甘みを楽しみたい方はズワイガニ、ボリュームを重視する方はタラバガニと、好みで選ぶのも良いでしょう。
どちらも魅力的なカニなので、機会があれば両方食べ比べてみるのも楽しいですよ!ボクの家では子どもたちはタラバガニ派、妻はズワイガニ派と分かれていて、毎年どっちにするか家族会議が開かれます(笑)。
「人生に必要な知恵はすべてカニから学んだ。硬い殻をまとい、柔らかい心を持ち、逆境の時は自分を捨て、新しく生まれ変わること」
– ロバート・フルガム
皆さんも冬の味覚を存分に楽しんでくださいね!