こんにちは!ミーミルメディア編集長のしげっちです。今日は皆さんにとって意外と混同しがちな「職種」と「業種」の違いについてお話ししたいと思います。履歴書を書くときや転職活動をするとき、この違いをハッキリと理解しておくと、自分のキャリアを整理する上でとても役立ちますよ!
職種と業種の基本的な違い
まずは職種と業種の基本的な違いから見ていきましょう。
業種とは「事業の種類」のこと
業種というのは、簡単に言うと「その会社がどんな事業をしているか」という分類です。例えば、製造業、小売業、建設業、情報通信業などがこれにあたります。
日本の産業分類では、業種は大きく20種類ほどに分けられていて、それぞれがさらに細かく分類されています。例えば「製造業」の中には「食品製造」「自動車製造」「電子機器製造」などがあるんですね。
職種とは「仕事の内容」のこと
一方、職種は「あなたが実際に何の仕事をしているか」という分類です。営業職、経理職、人事職、開発職などがこれにあたります。
会社の中で部署が分かれている場合、その部署名が職種になることが多いですね。例えば営業部なら営業職、経理部なら経理職といった感じです。
業界という言葉もよく使われます
さらに「業界」という言葉もよく耳にしますよね。業界とは「企業を産業で分類したもの」で、業種よりも大きな枠組みです。例えば「メーカー」「商社」「小売」「金融」「サービス」などの大きな分類を指します。
具体例で理解する職種と業種の違い
言葉だけだとピンとこないかもしれないので、具体例を挙げてみましょう!
駅に関する仕事の例
- 駅の売店の店員さん:「小売業」の「販売員」
- 駅員さん:「運輸業」の「駅務員」
- 電車の運転士:「運輸業」の「運転士」
- 電車の整備士:「運輸業」の「鉄道車両整備士」
本に関する仕事の例
- 書店員:「小売業」の「販売員」
- 少年誌の編集担当:「情報通信業」の「編集者」
- 出版社の営業:「情報通信業」の「営業職」
携帯電話に関する仕事の例
- 携帯電話の開発者:「製造業」の「電気通信技術者」
- 基地局の設置作業者:「建設業」の「電気通信設備作業員」
- 携帯電話ショップの店員:「小売業」の「販売員」
このように、同じモノに関わる仕事でも、業種と職種の組み合わせによって全く違う仕事になるんですね!
職種と業種の組み合わせで考える転職戦略
転職を考えるときは、この「業種」と「職種」の組み合わせで考えるとスムーズです。転職パターンは大きく分けて4つあります。
パターン | 例 | 特徴 |
---|---|---|
同じ業種×経験のある職種 | メーカーの経理からメーカーの経理 | 知識と経験がそのまま活かせる |
異なる業種×経験のある職種 | 保険会社の営業から不動産会社の営業 | 職種のスキルは活かせるが、業界知識は新たに必要 |
同じ業種×未経験の職種 | IT企業の経理からIT企業のエンジニア | 業界知識は活かせるが、新しい職種スキルの習得が必要 |
異なる業種×未経験の職種 | アパレル販売員から営業職 | 最もハードルが高いが、汎用的なスキルを活かせる可能性あり |
異なる業種×未経験の職種への転職が最もハードルが高いパターンです。ゼロから学び直す覚悟が必要ですが、業種・職種を越えて活かせる強みを見つけることがポイントです。
自分の職種がわからないときは?
「ボクは一人で複数の仕事をしているから、職種がよくわからない…」という方もいるでしょう。特に中小企業や個人事業主の方に多いパターンです。
そんなときは、転職先で就きたい職種に合わせて申告するのがおすすめです。例えば、営業と経理と総務を兼務していて、次は営業職として転職したいなら、営業の経験を中心にアピールするといいでしょう。
また、自分の職種がわからない場合は、厚生労働省の職業分類や転職サイトの職種一覧を参考にしてみるのも良いですね。
まとめ:職種と業種の違いを理解して転職を成功させよう!
職種と業種の違いを理解することは、自分のキャリアを整理し、次のステップを考える上でとても重要です。
- 業種:会社が何の事業をしているか(製造業、小売業など)
- 職種:あなたが何の仕事をしているか(営業職、経理職など)
- 業界:業種よりも大きな産業の枠組み(メーカー、商社など)
転職活動では、「業種×職種」の組み合わせで考え、自分の経験とスキルを整理してみましょう。そして、希望する業界・業種の研究と、自分のスキルの棚卸しをしっかり行うことで、転職成功の確率がグッと上がりますよ!
皆さんの転職活動がスムーズに進むことを願っています。何か質問があれば、いつでもミーミルメディアにコメントくださいね!
「人生における最大の発見は、人が自分の態度を変えることによって人生を変えることができるということだ」 – ウィリアム・ジェームズ
今日も最後まで読んでくれてありがとう!皆さんの態度次第で、転職という人生の大きな選択も、きっとうまくいきますよ!