こんにちは、皆さん!ミーミルメディア編集長のしげっちです。暑い季節になると気になるのが「夏風邪」ですよね。でも最近は「これって夏風邪?それともコロナ?」と不安になることも多いのではないでしょうか。
今日は夏風邪とコロナの違いについて、ボクなりに調べてみましたので、皆さんにシェアしたいと思います。ちょっと細かいところまで気になる性格なので、かなり詳しく調べてみましたよ♪
夏風邪とは?原因となるウイルスの特徴
まず「夏風邪」について理解しておきましょう。実は風邪は季節によって原因となるウイルスが違うんです。冬の風邪を引き起こすウイルスは乾燥した環境を好むのに対して、夏風邪のウイルスは高温多湿な環境を好みます。
夏風邪の主な原因となるのは、次の3種類のウイルスです:
- アデノウイルス
- エンテロウイルス
- コクサッキーウイルス
アデノウイルスは「アデノ」が英語で扁桃腺(喉)やリンパ腺を意味するように、主に喉に症状が出ます。喉の腫れや痛み、高熱、激しい咳などの症状が特徴的です。特に子どもに多い「プール熱」の原因としても知られていますね。
エンテロウイルスは「エンテロ」が腸管を意味するように、喉から感染して腸内で増殖するウイルスです。発熱、喉の痛み、下痢、腹痛などの症状が現れます。手足口病やヘルパンギーナの原因にもなります。
コクサッキーウイルスもエンテロウイルスの一種で、高熱、喉の痛み、口内炎などの症状が特徴です。
夏風邪とコロナの症状の違い
さて、ここからが本題。夏風邪と新型コロナウイルス感染症の症状には、どんな違いがあるのでしょうか?
実は医師でさえも、症状だけで夏風邪と新型コロナを完璧に見分けることは難しいと言われています。厚生労働省の診療の手引きにも「初期症状はインフルエンザや感冒と似ており、この時期にこれらとCOVID-19を区別するのは困難である」と記載されているほどです。
ただし、いくつかの特徴的な違いはあります:
夏風邪の特徴的な症状
夏風邪では以下のような症状が見られることが多いです:
- 喉の痛みより発熱が先行することがある
- 頭痛、のどの痛み、高熱、下痢、腹痛を伴うことが多い
- 多くは1週間程度で自然と症状が治まる
特に「夏風邪はお腹に来る」と言われるのは、エンテロウイルスが腸でも増殖するためです。
新型コロナウイルス感染症の特徴的な症状
一方、新型コロナウイルス感染症では:
- 喉の痛み、咳やたんなどの呼吸器症状がメイン
- 急激な高熱、関節痛や筋肉痛、強い倦怠感
- 味覚障害や嗅覚の異常(コロナの特徴的な症状)
- 発熱が7日以上継続することがある
- 起き上がれないほどの強いだるさ
- 肺炎などの症状が出てくる場合も
特に味覚障害や嗅覚の異常は、新型コロナウイルス感染症の特徴的な症状と言われています。ただし、これらの症状がない場合もあるので、自己判断は避けた方が良いでしょう。
夏風邪が長引く理由とは?
「夏風邪はタチが悪い」とよく言われますが、なぜ夏風邪は長引きやすいのでしょうか?
夏は暑さやエアコンの長時間使用による疲労、食欲不振、睡眠不足などで免疫力が低下しがちです。これが夏風邪を長引かせる原因になっています。
また、夏は汗をかきやすく、布団が湿っているとウイルスが増殖しやすい環境になります。さらに、室内外の温度差が大きいと自律神経が乱れ、体温調節機能が乱れて免疫力が低下することも。
夏風邪とコロナの対処法
夏風邪も新型コロナも、基本的な対処法は似ています。
夏風邪の治療法
夏風邪に対する抗ウイルス薬はありません。症状に応じた対症療法と安静が基本です。
- 十分な休息と睡眠
- 水分をしっかり摂る
- 栄養バランスの良い食事
- 喉や口内炎の痛みがある場合は、刺激の少ない軟らかい食事を
- 高熱や喉の痛みには総合感冒薬や解熱剤で対応
新型コロナウイルス感染症の対応
新型コロナウイルスについても、軽症の場合は基本的に対症療法が中心です。ただし、以下のような場合は医療機関への相談が必要です:
- 息苦しさや強いだるさがある
- 発熱が7日以上続く
- 基礎疾患がある方や妊娠中の方
- 症状が急に悪化した場合
予防法は共通!効果的な対策
夏風邪も新型コロナも予防法は共通しています:
- こまめな手洗い・うがい
- マスクの着用
- ソーシャルディスタンスの確保
- 部屋の湿気を取り除く(夏風邪のウイルスは湿度の高い環境で繁殖しやすい)
- 室内外の温度差を小さくする工夫
- 十分な水分補給(特に冷房の効いた室内では)
- バランスの良い食事と十分な睡眠で免疫力アップ
プールに入った後は、目や体をしっかり洗うことも重要です。特にアデノウイルスによる「プール熱」の予防になります。
まとめ:自己判断せず専門家に相談を
夏風邪と新型コロナウイルス感染症は症状が似ているため、自己判断は難しいです。症状が続く場合や不安がある場合は、自己判断せずに医療機関に相談しましょう。
特に、近隣で新型コロナウイルスが流行している場合や濃厚接触の可能性がある場合は、新型コロナウイルス感染を疑って行動することが大切です。まずはコールセンターなどに電話で相談するのがベストですね。
「健康であることの尊さは、病気になって初めて分かる」 – トーマス・フラー
皆さんも体調管理に気をつけて、元気に夏を乗り切りましょう!