こんにちは、ミーミルメディア編集長のしげっちです!今日は皆さんが気になっているけど、なんとなくモヤッとしている「銀行と信用金庫の違い」について詳しくお話ししていきますね。
実は銀行と信用金庫、同じお金を扱う金融機関なのに、根本的な部分でかなり違いがあるんです。ボクも最初は「どっちも同じようなもの」と思っていましたが、調べてみるとその違いに驚きました!皆さんも「へぇ~、そうだったんだ!」と思うこと間違いなしですよ。
銀行と信用金庫の3つの大きな違い
まず最初に、銀行と信用金庫の違いは主に3つあります。法律の違い、組織形態の違い、そして営業エリアの違いです。それぞれ見ていきましょう!
法律の違い
銀行と信用金庫は、そもそも準拠している法律が違うんです。銀行は「銀行法」に基づいて運営されていて、信用金庫は「信用金庫法」という別の法律に基づいています。なぜ別々の法律があるかというと、それぞれの設立目的や組織形態が根本的に違うからなんですね。
銀行の設立目的は「国民経済の健全な発展に資する」こと。一方、信用金庫は「国民大衆のために金融の円滑を図り、その貯蓄の増強に資する」ことが目的です。言葉の違いだけに見えますが、実はこの違いがすべての基本になっているんですよ!
組織形態の違い
ここが最も重要な違いかもしれません!銀行は株式会社という営利組織なのに対して、信用金庫は会員の出資による協同組織の非営利法人なんです。
つまり、銀行は株主の利益を最優先に考える必要があるのに対して、信用金庫は会員(地域の人々や企業)の利益を優先するんです。銀行はビジネスとしてお金を扱い、信用金庫は相互扶助(助け合い)の精神でお金を扱うという根本的な違いがあるんですね。
営業エリアの違い
銀行はメガバンクに代表されるように、全国各地に支店を展開できます。一方、信用金庫は特定の地域に限定して営業しています。これは「地域の資金を地域に還元する」という信用金庫の基本理念からきているんです。
例えば「○○信用金庫」という名前を見かけたことがあると思いますが、これはその地域名が入っていることが多いですよね。これはその地域に根ざした金融機関だということを表しているんです。
利用できる人の条件が違う
銀行はどなたでも利用できますが、信用金庫は利用できる人に条件があります。具体的には以下の3つのいずれかに当てはまる必要があります。
- 信用金庫の営業地域に居住している
- 信用金庫の営業地域に勤務している
- 信用金庫の営業地域で事業を行っている(従業員300人以下で資本金9億円以下)
また、信用金庫でローンや融資を受けるためには「会員」になる必要があります。会員になるには出資金(だいたい1万円くらい)が必要です。ただし、普通に預金するだけなら会員でなくても大丈夫ですよ!
信用金庫のメリット・デメリット
メリット
信用金庫の最大のメリットは、個人や小規模事業者でもしっかりと相手にしてくれることです。銀行は利益重視なので大きな企業との取引が中心になりがちですが、信用金庫は地域貢献が目的なので、地元の小さな事業者や個人の相談にも親身になってくれます。
また、信用金庫は会員に配当金が出ることもあります。もちろん業績によって変わりますが、これは銀行にはないメリットですね。
さらに、定期積立などの金融商品が比較的良い条件で提供されていることも多いです。
デメリット
一方で、信用金庫には地域限定という特性からくるデメリットもあります。転勤が多い方や、全国を飛び回るビジネスをされている方には不便かもしれません。
また、ATMの数が銀行より少なかったり、インターネットバンキングのサービスが銀行ほど充実していないこともあります。最近は改善されてきていますが、まだ銀行の方が便利な面は多いですね。
どちらを選ぶべき?あなたに合った金融機関
では、銀行と信用金庫、どちらを選ぶべきなのでしょうか?
銀行がおすすめな人
- 全国各地で金融サービスを利用したい方
- インターネットバンキングなどの便利さを重視する方
- 特定の地域にこだわりがない方
信用金庫がおすすめな人
- 長く同じ地域に住む予定の方
- 地元での起業や事業拡大を考えている方
- 融資を受ける際に経営者の人柄や事業の将来性も評価してほしい方
- 地域貢献や相互扶助の精神に共感できる方
ボク自身は両方の口座を持っていますが、日常使いは銀行、地元での活動や将来的な融資を考えて信用金庫との関係も大切にしています。皆さんも自分のライフスタイルや価値観に合わせて選んでみてくださいね!
まとめ:違いを知って上手に活用しよう
銀行と信用金庫、どちらが良いというわけではなく、それぞれの特徴を理解して上手に使い分けることが大切です。
銀行は全国展開の営利組織で、利便性が高い一方、信用金庫は地域密着型の非営利組織で、地元の方々や中小企業に寄り添ったサービスを提供しています。
皆さんの生活スタイルや価値観に合った金融機関を選んで、お金との付き合い方をもっと快適にしていきましょう!
「お金は道具であって、目的ではない。大切なのは、その道具をどう使うかだ」- ヘンリー・フォード
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!皆さんのお金との付き合い方が、少しでも豊かになりますように!