こんにちは!ミーミルメディア編集長のしげっちです。今日は家庭の砂糖選びで意外と悩むポイント、上白糖とグラニュー糖の違いについてお話しします。皆さんのキッチンには今どちらの砂糖がありますか?実は日本人と世界では砂糖の好みが全然違うんですよ!その理由から使い分けのコツまで、ボクなりに徹底解説していきます!
上白糖とグラニュー糖の基本的な違い
上白糖とグラニュー糖、見た目や触感からして違いがありますよね。グラニュー糖はサラサラとした大きめの結晶が特徴で、純度が高く固まりにくいのが特徴です。世界中で最も一般的に使われている砂糖がこのグラニュー糖なんです。
一方、上白糖は日本で圧倒的に愛されている砂糖で、結晶が細かくしっとりとした手触りが特徴です。実は日本の家庭での上白糖の使用量はグラニュー糖の6倍以上!これって世界的に見るととても珍しいことなんですよ。
製造方法の違い
両方の砂糖は、サトウキビやテンサイの搾り汁から不純物を取り除き、加熱濃縮してショ糖成分を結晶化させるところまでは同じ工程です。ここからが違いポイント!
- グラニュー糖:結晶をそのまま乾燥させたもの(ショ糖成分がほぼ100%)
- 上白糖:ショ糖の結晶にブドウ糖と果糖を成分とした糖液でコーティング
このコーティングによって、上白糖はしっとりとした風合いになり、複数の糖が混ざることで独特の風味が生まれるんです。
味と甘さの違い
グラニュー糖と上白糖では、甘さの質が全然違います!
- グラニュー糖:甘みにクセがなく、後味スッキリのストレートな甘さ
- 上白糖:複数の糖の風味が混ざり合った、コクのある少し後を引く甘み
グラニュー糖は素材の風味を邪魔せず、上品な甘さを加えたい時に最適です。特に野菜や果物の風味を活かしたお菓子や、コーヒーや紅茶などの飲み物にぴったりです。
対して上白糖は、口に入れたときの甘さはグラニュー糖よりも強く感じることが多いんですよ。これは上白糖に含まれる糖液が、ショ糖よりも甘味が強いためなんです。
カロリーの違い
「甘さが違うならカロリーも違うの?」と気になる方もいるでしょう。実は100gあたりのカロリーを比較すると:
- グラニュー糖:387kcal
- 上白糖:384kcal
メーカーによって若干の違いはありますが、カロリー的にはほとんど変わらないんです。甘さの感じ方の違いは、含まれる糖の種類によるものなんですね。
料理やお菓子での使い分けポイント
味の違いによる使い分け
料理レシピで「砂糖」と書かれている場合は一般的に上白糖を指すことが多いです。特に和食の煮物や味噌、醤油などの味付けには上白糖のコクのある甘みが日本人の味覚に合うんです。
お菓子レシピでは「砂糖」と書かれていてもグラニュー糖を指すことが多いです。素材の風味を活かしたい洋菓子には、クセのないグラニュー糖が適しています。
焼き色の違い
上白糖はグラニュー糖に比べて焼き色がつきやすい特徴があります。これは上白糖に含まれるブドウ糖や果糖が、タンパク質と反応して褐色になるメイラード反応を起こしやすいためです。焼き菓子で綺麗な焼き色をつけたい場合は上白糖が有利です!
しっとり感の違い
砂糖には水分を保持する保水性があります。その保水力はブドウ糖や果糖の方がショ糖より若干強いため、上白糖を使った方がよりしっとりとした仕上がりになります。スポンジケーキやカステラのふんわりしっとり感を出したい時には上白糖が向いています。
計量の注意点
レシピで「大さじ1」など計量スプーンの単位が使われている場合、要注意です!同じ「大さじ1」でも:
- 上白糖:約9g
- グラニュー糖:約13g
と、かなりの差があります。これは結晶の大きさと詰まり方の違いによるもの。上白糖はふんわりしていて結晶間に空気が多く含まれるため、同じ容積でもグラム数が少なくなるんです。
「砂糖(上白糖):大さじ1」をグラニュー糖に変える場合は、「大さじ約2/3」または「小さじ2」にするとほぼ同じグラム数になります。
日本で上白糖が愛される理由
なぜ日本では世界と違って上白糖が主流なのでしょうか?
- 明治時代後期、和三盆糖に似せた砂糖を作る過程で生まれたという説
- 砂糖の固結防止のために振りかけた糖液によって偶然しっとりとした風合いの砂糖ができ、それが好まれて広まったという説
どのような経緯にせよ、日本の味噌や醤油などの調味料との相性や、複雑さと繊細さを求める日本人の味覚に合ったことで広まったのでしょう。日々の食事にも味わいや繊細さを求める日本人ならではの選択と言えますね!
皆さん、今日からは料理やお菓子に合わせて上白糖とグラニュー糖を使い分けてみてはいかがでしょうか?砂糖の違いを意識するだけで、料理やお菓子作りがもっと楽しく、奥深いものになりますよ!
「小さな違いに気づく人こそが、大きな成功を手にする」 – トーマス・J・ワトソン
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!皆さんの毎日の料理が、ちょっとした工夫でもっと素敵になりますように♪