こんにちは!ミーミルメディア編集長のしげっちです。今日は皆さんの職場でよく耳にする「昇格」と「昇進」について詳しくお話ししたいと思います。この2つの言葉、似ているようで実は全然違う意味を持っているんですよね。ボクも最初は混同していましたが、調べてみると面白いほど違いがハッキリしていました!
皆さんの会社でも「昇格おめでとう!」「昇進おめでとう!」なんて言葉、飛び交っていませんか?でも実際のところ、この2つの違いをキチンと説明できる人は意外と少ないんですよね。
昇進と昇格の基本的な違い
昇進とは、会社における役職や地位が上がることを指します。具体的には、一般社員から主任へ、課長から部長へといった具合に、社内での肩書きが変わることです。昇進すると、社内での立場が高くなり、それに伴ってより大きな責任を持つ仕事を任されるようになります。
一方、昇格とは、職能資格制度における等級が上がることを意味します。「1級から2級へ」「主任1級から主任2級へ」といったように、個人の能力や職務遂行能力の評価によって決まる等級が上がることを指すんです。
この違いを表にするとこんな感じになります:
昇進 | 昇格 |
---|---|
役職、職位、地位が上がること | 等級が上がること |
例:「主任から係長」「課長から部長」など肩書きが変わる | 例:「主任1級から主任2級」のように等級が上がる |
昇進と昇格の関係性
ここで重要なのは、昇進と昇格は必ずしも同時に起こるわけではないということ!「昇進したから必ず昇格する」「昇格したから必ず昇進する」というわけではないんです。
例えば、等級は上がったけれど役職は変わらないケースもあれば、役職は上がったけれど等級は変わらないケースもあります。ギュウギュウに詰まった組織だと、上の役職の人が退職や異動をしないと昇進のチャンスがなかなか巡ってこないこともありますよね。
一般的な流れとしては、まず「昇格」によって能力が認められて等級が上がり、その等級の中から適性のある人材が選ばれて「昇進」するというパターンが多いようです。
昇進・昇格と他の似た言葉の違い
昇進・昇格以外にも似たような言葉がいくつかあります。混乱しやすいので整理しておきましょう!
用語 | 意味 |
---|---|
昇進 | 役職、職位、地位が上がること |
昇格 | 等級が上がること |
昇給 | 給与が上がること |
昇任 | 現職より上位の職につくこと(主に公務員で使用) |
就任 | 新しい職務・任務につくこと |
「昇任」は昇進とほぼ同じ意味ですが、企業で働く社員には「昇進」、公務員には「昇任」という言葉を使うのが一般的なんですよ。ボクの友人に公務員がいますが、彼は「昇任試験」と言っていました。
昇進・昇格の目的とは?
会社が昇進・昇格制度を設けている目的って何だと思いますか?もちろん、従業員の頑張りを評価するためですが、それだけではありません。
昇進や昇格の大きな目的は、企業の発展に貢献してもらうことにあります。従業員が「自分の頑張りがきちんと評価されている」と感じれば、仕事に対する責任感が強くなり、自発的に企業の業績向上に貢献してくれることが期待できるんです。
また、昇進・昇格の基準を明確にしておくことで、計画的な人材育成にもつながります。「次のステップに上がるためには何が必要か」が明確になれば、社員も目標を持って仕事に取り組めますよね。
昇進・昇格の一般的な流れ
一般的な企業での昇進の流れはこんな感じです:
- 一般社員
- 主任
- 係長
- 課長
- 次長
- 部長
- 本部長、事業部長
- 常務取締役
- 専務取締役
- 代表取締役社長
もちろん、会社によって役職の名称や階層は異なりますが、大体このような順序で上がっていくことが多いですね。ボクの会社でも似たような感じでした。
まとめ:昇格と昇進の違いを理解しよう
昇進は役職が上がること、昇格は等級が上がることと覚えておきましょう。この2つは必ずしも連動しているわけではなく、会社の制度によって運用が異なる場合もあります。
皆さんの会社ではどうなっていますか?自分のキャリアプランを考える上でも、会社の昇進・昇格制度をしっかり理解しておくことは大切ですよ。
ちなみに、うちの息子(高校1年生)は将来の就職について考え始めたようで、「お父さん、昇進と昇格って何が違うの?」と聞いてきたのがこの記事を書くきっかけになりました。子どもの質問って、大人も改めて考えさせられますよね!
本日の名言をお届けして締めくくります:
「成功とは、失敗から失敗へと情熱を失わずに移っていくことである」 – ウィンストン・チャーチル
皆さんも昇進・昇格を目指して、日々の仕事に情熱を持って取り組んでいきましょう!