ヤマト運輸を騙る『お荷物お届けのご案内』という詐欺メールに用心を！

2024年6月17日の0時59分にヤマト運輸株式会社と名乗るところからのメールが私のヤフーメールのアドレスに届きました。内容は以下の通りです。

このメールはどう考えても詐欺ですので、リンクをクリックしたり、手続きなどは絶対にしないでください。。

私がそう判断した４つの理由を解説します。迷惑メールを受け取っても動じないようにするために、ちょっとした知識が必要になるので、解説しておきます。

迷惑メールは減ることがないので自衛手段は持っておきましょうね。

それぞれを解説していきます。

宛名が個人宛てではない

荷物のお届けに関する内容であれば必ず「〇〇様」という受取人の名義があるはずです。荷物には必ず宛名があるはずですから。また、不在連絡であれば荷物情報を確認するための識別番号もあるはずですが、このメールにはそれがありません。

そもそも荷物情報とメールアドレスは結び付いていないはずなので、不在連絡がメールで来るってこともおかしな話なんですよね。

差出人のメールアドレスがヤマト運輸のものではない

差出人情報をチェックしてみると差出人名は「配送状況」と記載されており、差出人のメールアドレスは「support987@lcm-ua.org」となっています。

ヤマト運輸からのメールであれば、送信元アドレスもヤマト運輸のドメインでなければおかしいです。ちなみにヤマト運輸のサイトでは下記ドメインがヤマト運輸のものであるという記載がありました。

• @kuronekoyamato.co.jp
• @ml.kuronekoyamato.co.jp
• @ml2.kuronekoyamato.co.jp

今回は差出人のメールアドレスがヤマト運輸のものではありません。これだけで決定的ですね。supportという文字列や配送状況という差出人名を工夫しているようですが、メールアドレスをチェックしておけば多くの問題は回避できます。

メールに記載されているURLのリンク先がおかしい

メール本文では4か所にリンクが設定されています。

ここにカーソルを合わせるとそのリンク先は「https://zrpei.com/japan」となっており、ヤマト運輸の公式ホームページのアドレスとは異なります。明らかに関係ないドメインなので、こういうものはクリックしてはいけません。

改行がおかしい

改行やスペースの使い方があまりに読みにくいのもひとつの理由です。

ヤマト運輸から届くメールだとしたら、読み手にとって優しい、読みやすいメールになるはずですがこのメールは改行や余白の使い方があまりに下手で読みにくいですよね。

誤って個人情報を提供してしまった場合

まずはカード会社や関係各社に連絡を！

もしクレジットカード情報や個人情報のデータを入力してしまった場合は、即座に対応しましょう。カード情報を入力してしまった場合はカード会社にすぐに連絡です。

個人情報を入力してしまった場合は、今後さらにこのような詐欺メールが届く可能性がありますので、このサイトで迷惑メールの特徴を学ぶなどして、今後に備えておくようにしましょう。

誤って個人情報を入力してしまった場合はできることは限られますが、まずは被害を最小限に抑えるように動くべきです。分からないことがあればぜひご相談ください。

当サイトではこれからも詐欺メールの情報を公開していきます。メールだけではなくショートメールにも詐欺メールが増えていますので、安心してインターネットを使うためには知識が欠かせません。

詐欺被害に遭わないように、ぜひ当サイトをブックマークに入れておいてください。

まとめ

ヤマト運輸を騙る『お荷物お届けのご案内』というメールは詐欺です。

メールが詐欺であると判断した理由は４つで、

というものでした。

宅配の荷物は誰もが受け取るもので信じてしまう人もいるかもしれません。ただ、通常は不在連絡がメールアドレスに届くことはないですし、届くとしたら少なくともそのメールにはあなたのお名前が記載されているものです。

冷静な判断を常にできるように、学んでいきましょう。

メールは郵送物とは異なり、送るためのコストが極めて低いので、このような無差別的なメールでもぴったり該当してしまう人がいるものです。

悪い人が世の中に入ることを前提に対処していきましょう！